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「ベントレー史上最強」の4ドアサルーン、新型「フライングスパー」がデビュー! V8エンジン+モーターで最高出力782psを実現

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「ベントレー史上最強」の4ドアサルーン、新型「フライングスパー」がデビュー! V8エンジン+モーターで最高出力782psを実現

パフォーマンス志向を明確にしつつ4ドアスーパースポーツへ!

ベントレーは同社初の4ドアスーパーカーであると主張する、新型(四代目)「Flying Spur(フライングスパー)」を発表した。

ベントレー105年の歴史の中で最もパワフルでダイナミック、効率的な4ドアカー、新型「フライングスパー」

【画像15枚】782psの圧倒的パワーが漲るフライングスパーの詳細を確認!

新型フライングスパーは、純粋なEVモードで最大47マイル(76 km)を静かに走行できる一方で、V8エンジンと電動モーターを合わせた782psのパワーにより0-100km/h加速を3.5秒でクリアするという。これが、同社がこのモデルを4ドアスーパーカーであると主張する所以である。

エクステリアは、2019年発売の第三世代フライングスパーのそれをほぼ踏襲しているが、本当の変化は車体内部に存在。インテリアのアップデートでは、新しいステッチオプション、ドアとピラーに拡張された3Dダイヤモンドハイドを採用したほか、ウェルネス機能のさらなる向上が図られている。一方、My Bentley App Studioの導入により、ドライバーは便利なアプリケーションを指先で直接利用できるようになったとのことだ。

パフォーマンス志向を実感させるエクステリア
エクステリアはパフォーマンス志向を明確なものとしており、ダークティント仕上げのブライトウェア、スピード専用のグリル、フロントバンパー、リアディフューザーなどにその方向性を見て取ることができる。スタイリング・スペシフィケーション・エアロパッケージはボディカラー仕上げだが、カーボンファイバー仕上げも選べるという。

ドアには新しいLEDウェルカムランプが内蔵され、フロントドアが開くたびにベントレーウィングス・ロゴのアニメーションを地面に投影する。これはマリナーのコーチビルドバトゥールクーペで初採用されたものだ。

新しい22インチのテンスウェプトスポークホイールは、2種類の仕上げ(グレーペイント&ブライトマシン仕上げ、ブラックペイント仕上げ)が用意されているほか、他の22インチデザインは、ペイント仕上げ、ブラックペイント仕上げ、ダークティント仕上げ、ペールブロッガーサテン仕上げから選択可能。

より高いパフォーマンス、より低い排出量
フライングスパー・スピードのハイブリッド全輪駆動パワートレインは、600psの4LツインターボV8と、190psの電気モーターを組み合わせ、8速デュアルクラッチトランスミッションで統合されている。スポーツモードでは、このパワートレインは最大782psと1,000Nmを発揮。以前のフライングスパー・スピードと比較して、低回転数からより高いトルク、より高いピークトルク、および全回転域でより高い出力を実現しているという。

システムトルクは、現行のスピード(W12エンジン搭載)の900Nmから1000Nm(738 lb ft)にアップ、11%以上の増加となる。システムパワーも659psから782psで、19%の増加。新型フライングスパーが「ベントレー史上最もパワフルなセダン」とされる理由である。

新しいV8エンジンは、従来の真空システムがなく、燃料噴射圧力が 350bar (200bar から引き上げ) であるため、よりクリーンな燃焼と改善された排出ガスを実現したとのこと。またeモーターによりターボラグを解消、電動モーター使用時はエンジンを完全にオフにできるという。

純粋なEVモードでは、Eモーターは 190ps/450Nmを発生。25.9kWhのバッテリーは、電気のみでの使用可能距離(EUドライブサイクル)最大76km。V8とEモーターを合わせると、総走行距離は829 kmとなる。充電器とバッテリー容量の大幅向上によりピーク充電電力が11kWになったことで、バッテリーは2時間30分で完全充電。

新世代のESC制御ソフトウェアで完成されたシャシー
フライングスパー・スピードには、ベントレー・パフォーマンス・アクティブ・シャシーが標準装備。新しいセットアップの特徴としては、ベントレー・ダイナミック・ライド、オールホイール・ステアリング、電子制御LSDなどがある。新世代のESC 制御ソフトウェアによってあらゆる状況で信頼性の高いトラクションが得られるという。

重量配分は48.3:51.7という後方重視で、シャシーシステムとESCは機械的に最適化されているとのこと。また、新しいツインバルブダンパーにより、リバウンドダンピングとコンプレッションダンピングが個別に制御できるようになり、コンフォート、ベントレー、スポーツモード間の能力の区別をより明確化、コンフォートモードでの乗り心地向上が図られている。

贅を尽くしたインテリア、健康までも意識した快適性
室内では、全く新しいシートデザインは3Dダイヤモンドキルティングと、シート中央部分のパーフォレーションパターンを特徴とし、ドアインナーとBピラーには精密3Dダイヤモンドハイドが施されている。エクステリアのダークトーンのブライトウェアを引き立てる、ダーククローム・スペシフィケーション・トリム(オプション)は、ドアハンドル、スイッチ、スピーカーグリル、キャビン周辺のその他の要素を含むもの。

また、12.3インチの高解像度ディスプレイ、3つのアナログ文字盤、手仕上げによる継ぎ目のないベニアなどを選択できるベントレー・ロテーティング・ディスプレイも、従来通りオプションとして設定されている。

オーディオシステムには3種類の選択肢が用意されている。標準システムは10個のスピーカーと650ワット。照明付きスピーカーグリルを備えたBang & Olufsenの1500ワット、16スピーカーシステムはライフスタイルを重視するユーザーに。さらに、真のオーディオマニア向けとして、フロントシートに内蔵されたアクティブ・バス・トランスデューサーと8つのサウンドモードを備えたNaimの2200ワット、19スピーカー システムがある。




新型フライングスパーでは、インフォテインメントとドライバーアシスタンステクノロジーが大きく進歩しており、ウェルネス、ドライバーアシスタンス、インフォテインメントシステム、コネクテッドカーサービスの面でシームレスな体験が実現したという。オプションのウェルネスシート仕様が4つのシート全てで利用可能となったが、これには、シートオートクライメートおよび姿勢調整が含まれている。

また、空気イオン化装置、新しい粒子状物質フィルター、車外と車内の空気の質を示すディスプレイを備えた空調システムによって、快適性のさらなる強化が図られており、このシステムはさらに車の衛星ナビゲーションと同期し、車内の空気の質を改善する必要があるかどうかを判断(たとえばトンネル内では車内の空気を再循環させるなど)するという。

環境ディスプレイ(運転席の計器パネルに表示)は、セミアシストモードでの運転をサポートおよび可能にし、車が他の車両にどのように反応しているかをドライバーに明示。車両が周囲の環境を認識することで、速度制御機能を備えた最新世代のセルフパーキングシステム(インテリジェントパークアシスト)が可能になるとのことだ。

充実のコネクテッド・カーサービス
ワイヤレス Apple CarPlay、ワイヤレス Android Auto、無線による地図更新などの重要な機能が改善されたほか、携帯電話のペアリングを選択したユーザーには、次のようなコネクテッド・カーサービスが提供されるという。

・リモート充電ステータス……プラグイン時の車両充電の監視と制御が可能。
・リモート・パークアシスト……携帯電話から遠隔で車を駐車したり呼び出したりすることが可能。
・リモート・キャビン・プレコンディショニング……運転開始前にシートヒーターを含む車内の空調を確実に設定。

ビスポークの可能性は無限に近く
新型フライングスパーももちろん、ベントレーのビスポーク/コーチビルディング部門であるマリナーによって、何百億通りもの可能性で車両を仕上げることができる。

ボディカラーは101色あり、さらにベントレーの過去のどの色も選べ、特注の塗装も利用可能。インテリアには22色のメインハイドカラー、11色のセカンダリーシェード、4色のカラースプリット等々があり、レザーだけで700色以上の色の組み合わせを用意。これに加えて8種類のウッドベニアオプションとさらに3種類のテクニカル仕上げ(シングルまたはデュアル仕上げとして使用可能)があり、インテリアハイドやエクステリアの塗色に合わせて塗装することもできるという。

スペシャルムービーを公開!
新型フライングスパーの発売を記念して、ベントレーはモータースポーツ界における老若男女のアイコンとタッグを組み、スペシャルムービーを公開。1996年F1世界チャンピオンのデイモン・ヒルが、ウィリアムズF1アカデミーのドライバーにして新進気鋭のリア・ブロックとともに、ダイナミックなドライビングを披露。ラストには、マーティン・ブランドルがカメオ出演。2001年のル・マン24時間レースで運転したベントレーEXPスピード8に乗って登場する。

https://carsmeet.jp/wp-content/uploads/2024/09/Spur-of-The-Moment.mp4

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みんなのコメント

2件
  • ino********
    ちゃんとセダンで安心した
    間違ってもSUVのようなみっともないデザインはやめてほしい
  • suna3
    都内で運転苦手そうな人がベントレーとか運転されてますが、邪魔の一言につきます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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