今週はBMW Motorrad「F750GS」(2018年式40周年モデル)のライディング編!
前回は見た目のかっこよさ、またがりやすさ、足つきの良さにフォーカスしましたが、今回はライディングの楽しさ発見の話。
タイガースファン心をくすぐるデザイン!BMW Motorrad「F750GS」の40周年モデルに試乗 クリステル・チアリのSUNNY RIDE
アドベンチャーシリーズって、ダカールとか砂漠とか、オフロードを走っているイメージが強いと思うのですが、私的には真っさらな気持ちで街中をガッツリ走った「1250GS」は、どっしりと構えながら地面をしっかりと捉え、フルエスコートで目的地へ運んでくれる。そんなスムーズで安定した乗り心地。
750GSは足付きも1250GSと比べて3.5cm低く、さらに安心感が増した印象で、幅も11.5cm狭いので、全体がキュッとしていてタンクも挟みやすくて取り回しも不安なく、リラックスして移動もUターンもバックもコーナリングも、とっても快適。「楽しい!」の連続でした。
阪神タイガースカラーのマシンに跨ってワクワクのクリスさん、キーを回してエンジンをかけたら、さらにヘルメットの中でニヤニヤ。お尻から伝わってくる振動にテンションを上げ、準備も万端。
スロットルを開けると、軽くスーッと前に押し出してくれる。1250GSみたいな瞬発力はないけど、私には十分すぎるパワー。
気持ちよくギアを上げていくと、スピードが伸びて風を切る音が早くなる。1速から2速、3速から4速。 しっかりと伸びやかに走ってくれる。1250GSの時はパワーがすご過ぎて、エンジンの美味しいところをまったく使えきれなかったから、4速までいってもトトトトトトってなってしまって、なんとなく3速にもどして2速と3速で下道を楽しむ感じやったけど、750GSはめっちゃ気持ちよく1速を引っ張って2速、ほんで3速、4速からの5速まで、バイパスの長い道を走ることができました。
ライディングモードもスタンダードの「ロード」で、かなりグイグイ走ってくれる。信号の右左折はもちろん、タイトなコーナリングもブレーキングで前のサスペンションがしっかり路面を捉えてくれて、気づいたら行く方向へ曲がってくれて、ストレートになったらフワーっと戻ってくれる。
1250GSで走り慣れた後やから、そう感じるだけかもやけど、大型やのに感覚は400ccとか250ccのマシンで走っているくらい軽快で面白かった。
ロードでもこれだけ面白いってことは、ダイナミックモードはやばいんちゃう!?
期待を増しながら、マシンを止めてちょっと休憩。ダイナミックモードにメニュー画面で変えて、いざスタート。
うほーーーーー!ディズニーランドのスペースマウンテンみたいに、ヒューーーって前に出ていく。
2速もヒューー、3速もヒューー。ロードでも軽快だったのが、パワーがプラスされてめっちゃ気持ちいい!
うまく言えないけど、今まで乗ってきたマシンの中でも、かなり乗りやすくてパワーがあってスマートで走りやすい。そして楽しい。
最新のモデルやないけど、これ欲しいってすごく思った1台。
あと、せやせや、走っていて気付いたことがひとつ。
最初、ロードモードで走っている時は気付かなかったけど、帰りにダイナミックモードにして、1速から2速、3速と順調に加速を楽しんで、3速であともうちょっと引っ張ろうと思った矢先、メーターに見たことのない矢印が出た。
一瞬、エンジンなんかなったんちゃうか!?と思ったけど、これは「ギアあげてよろしいんやで、あげなはれ!」って言うマシンからのメッセージ。
4速に入れて同じように引っ張ったらまた出たけど、これは他のバイクでもよく出るものなのかしら!?
それを確かめるのも含めて、最新型のF750GSに近々乗ってみなくては。乗りたいだけやねんけどね。
ほなみなさん、また来週お会いしましょう!
今週も安全にrideしてくださいね!
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