約4年越しの出荷開始
米国の自動車メーカーであるテスラは11月30日、サイバートラックの納車を開始した。重量3トン以上、最高出力845ps、防弾を謳うステンレス鋼合金製ボディの新型EVが、初公開から約4年を経てついに購入者の手に届けられる。
【画像】ついに来た近未来。ステンレス鋼ボディの電動トラック【テスラ・サイバートラックを写真で見る】 全26枚
テスラのイーロン・マスクCEOは顧客向けの特別イベントで、「当社の最高の製品であり、道路上で最もユニークなものだと思う。未来は未来らしくあるべきだ」と述べ、出席した購入者数名にサイバートラックを引き渡した。
当初、テスラは納車開始予定を2021年としていた。これまで100万台以上の予約が入ったと言われているが、現時点での具体的な受注数は確認できていない。
サイバートラックには、最高出力845psのトライモーター(モデルSプラッドと同じ)仕様と、最高出力600psのツインモーター仕様が用意される。シングルモーター仕様は2025年ごろに導入される見込み。価格は7万9990ドル(約1185万円)からで、初期限定のローンチ・エディションでは9万9990ドル(約1480万円)となる。
最もパワフルな仕様で、0-100km/h加速2.7秒、1/4マイルは11秒未満とされている。
バッテリーの正確な容量は公表されていないが、1回の充電での航続距離は547kmを謳う。ボディサイズは全長5885mm、全幅2027mm、全高1905mm。車両重量3107kgと大柄だが、空気抵抗係数はCd値0.34に抑えた。全車、セミHGVと同じ最大1MW(1000kW)の充電速度に対応するという。
荷台は屋根付き(「ボールト」と呼ばれる)で、最大1134kgの積載能力を持ち、ボディ前部にも収納スペースがある。最大牽引能力は4990kg。
頑丈かつ高剛性のボディ
サイバートラックのボディは、テスラが設計したステンレス鋼合金でできており、9mm弾に対する防弾性だけでなく、スーパーカーと同等のねじれ剛性を持つと言われている。
マスクCEOはステンレス鋼合金を用いた製造ついて、「ボディパネルをプレスすることはできません。プレス機が壊れてしまうからです」と述べつつ、「重心が低いので横転しません。もし他車と口論になったとしても勝てるでしょう」と性能や強度をアピールした。
オフロードの走破性も特徴の1つとされ、17インチ(約43cm)の最低地上高、35インチのオールテレーンタイヤ、最大4インチ(約10cm)車高調整可能なアダプティブ・エアサスペンション、ロック式ディファレンシャルを装備している。
トヨタbZ4XやレクサスRZにも搭載されるステア・バイ・ワイヤ技術を採用し、少ないステアリング入力で旋回できる。四輪操舵システムの助けもあって、サイバートラックの最小旋回半径はモデルSよりも小さい。
「たまに、珍しい製品が登場します。希少で珍しいものがね。専門家に不可能だ、絶対に作れないと言われたクルマがここにあります」とマスクCEOは述べた。
納車の開始は大量生産の開始でもあるが、本格的な生産がいつになるのか、これまでに何台売れたのかは不明だ。英国での発売の詳細については、まだ明らかにされていない。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
なぜ「暖機運転」必要なくなった? 昔はあたりまえの“習慣”も今では「NG」に!? 最近では「暖機“走行”」必要との見方も
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
100万台!?!?
生産台数・販売台数世界一のトヨタが簡素な(というか普通の)車メインで年間1千万台しか作れない・売れないのに、このどう考えても製造に時間とコストがかかる車を100万台も受注できると思えないんだが・・・
受注したとして50年かけて納品(=年2万台)がせいぜいではないの??