生き残りのためのステーションワゴン・ボディ
1950年代の英国フォードは、グレートブリテン島のサルーン市場で圧倒的シェアを誇っていた。その主役といえたのが、コンサル、ゼファー、ゾディアックという3兄弟。この成功によって、ステーションワゴンの提供は真剣に捉えられていなかった。
【画像】サルーンボディを切り貼り フォード・ゼファー MkIIのステーションワゴン 同時期のモデルと比較 全141枚
ルーフラインの延長は社内で検討されていたものの、資料に残るプロトタイプの写真を見る限り、美しさと実用性の両立には苦労していた様子。そこへ目を付けたのが、英国南部、ファーナムに拠点をおいたコーチビルダー、EDアボット社だった。
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