最速を求めつつも、他とは路線を選ぶスズキのスーパースポーツ『GSX-R1000』のスペックや装備など基本情報を解説します!
100周年記念カラーが眩しいスズキ『GSX-R1000R』
スズキのバイクラインアップの中で最上のハイパフォーマンスを誇るスーパースポーツがGSX-R1000Rです。
海外モデルとしてはスタンダード仕様のGSX-R1000も存在していますが、国内には上級モデルのGSX-R1000Rのみを導入。
エンジン出力は国内スペック表では最高出力197馬力となっていますが、海外では202馬力と表記。これは計測方法による差で、基本的に仕様は同じとなっています。
2020年モデルではスズキ100周年記念カラー(特別色)もラインアップ。
特別色の場合、希少なカウルが傷つくことを恐れて、逆に思いきり走れないというのが懸念材料のひとつになるかもしれません……
スズキ「GSX-R1000R ABS」 主なスペックと価格
[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]
GSX-R1000Rの記事はこちら
GSX-R1000Rの足つき性やライディングポジションは?
ライディングポジションはなかなかの前傾姿勢ですが、スーパースポーツとしては快適な部類。シートの後ろ側に座ればタンクに張り付くように低く伏せることもできます。
基本的に『コーナリングのため』の乗車姿勢なので、ツーリングで快適とは言えません。
ただ前傾姿勢というのはオーナーになるとけっこう慣れます。このキツすぎないポジションもあり、GSX-R1000乗りは歴代、ツーリングも楽しむライダーが多いのが特徴のひとつです。
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シート高は825mm。数値的にはスーパースポーツとして平均的ですが、実際に跨ってみると身長176cmのライダーの場合は両足カカトまでべったりと接地。
スーパースポーツの場合、両足カカトが軽く浮くイメージがあるので、GSX-R1000Rは数値よりも足つき性が良いことは間違いありません。
この足つき性の良さも多くのライダーに愛される理由のひとつです。
2020年モデルのカラーは100周年記念モデルだけじゃありません
GSX-R1000Rのディテール/装備解説
倒立フロントフォークはSHOWA製のBFF(バランスフリーフロントフォーク)を採用し、現時点で電子制御ではない機械式サスペンションとして最高の性能を体感できます。
ブレーキはブレンボ製のモノブロックキャリパーをラジアルマウントで二基掛け。Φ320mmのブレーキローターもブレンボ製で統一しています。ストッピングパワーも強烈ですが、どこまでも追い込めるようなブレーキの扱いやすさが特徴的。
タイヤはブリジストン製のBATTLAX RACING STREET RS11を装着。
リヤブレーキのキャリパーはニッシン製シングルピストン。リアのブレーキローター径は220mmとなっています。
リアサスペンションもフロントと同じくSHOWA製。BFRC Lite(バランスフリーリアクッション ライト)を装着しています。
ハイパワーをごく自然に受け止める強さと、公道のギャップをごく自然にいなす動きの良さを両立。
固いだけじゃない、現段階での機械式リアサスペンションの究極のひとつです。
アイドリングから低回転域ではゴロゴロと低く響くエキゾーストサウンドを奏でるマフラー。
高回転域まで回すと、まさに咆哮!と言いたくなるような乾いた4気筒サウンドに変化します。
空吹かしだけでも官能的!
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スーパースポーツとして後輪の接地感を感じやすいダイレクト感が重視されたスポーティなシート。
にも関わらず、長時間の乗車でも想像以上に快適でお尻が痛くなりにくい。
スズキのシートは総じて完成度が高いのですが、スーパースポーツという特殊なジャンルでも、快適さが確保されていることに驚きを感じます。
気に入ったのがステップの形状。
ステップ先端がハネ上がり、尖った形状のため靴のソールを食い込ませるようにすると先端部分に思い切って乗り込むことができます。
スポーティなライディングフォームも思いのまま!
シフトアップ・シフトダウン共にクラッチ操作無しでギアチェンジが可能なクイックシフター/オートブリッパーを標準装備。
シフトダウン時のオートブリッパーは設定が非常に難しいものとされているけれども、GSX-R1000Rのそれはパーフェクトです。
シフトダウンが楽しい!という新しい快感に目覚めること間違いなし。
燃料タンク容量は16L。ハイオク指定。
100周年記念カラーの『S』エンブレムはスズキの社章のカラーをイメージ。実は通常のクロームメッキのエンブレムよりも遥かに高額なパーツだったりします。
GSX-R1000Rの記事はこちら!
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