現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型「BMW M3」早くもツーリングをフェイスリフト パワーアップされた「M3」の全情報!

ここから本文です

新型「BMW M3」早くもツーリングをフェイスリフト パワーアップされた「M3」の全情報!

掲載 1
新型「BMW M3」早くもツーリングをフェイスリフト パワーアップされた「M3」の全情報!

BMW M3:M3サルーンとツーリングをフェイスリフト。全輪駆動のコンペティションは510馬力から20馬力のパワーアップが図られ、530馬力となった。

2021年から販売されている「M3 G80」世代が物議を醸している。主な理由は、XXLサイズのダブルキドニーグリルだ。しかも、すべてのBMWファンがオプションの全輪駆動の導入を好んだわけでもない。

500台目にして最後のブガッティ シロン ワンオフモデルの「リュルティム(L’Ultime)」 すべての情報!

一方、BMW M部門は別のボディバリエーションで喜びをもたらした。待望の「M3ツーリング」が2022年から設定されたのだ。最もスポーティな「3シリーズ」にエステートが設定されるのは史上初である。社内呼称は「G81」。

フェイスリフトで全輪駆動のコンペティションがパワーアップそして今回、サルーンとツーリングがフェイスリフトを受けた。全輪駆動のトップモデル「コンペティション」がパワーアップし、ヘッドライトとステアリングホイールが変更された。フェイスリフトされた「M3」の市場導入は2024年7月を予定している。

M3は大幅に高価になる今回のフェイスリフトで、大幅な値上げが行われる。後輪駆動のベーシックモデルでさえ、BMWは以前より5,000ユーロ(約85万円)近く高い94,200ユーロ(約1,600万円)からを要求している。マイナーチェンジ前のモデルは89,300ユーロ(約1,518万円)だった。

外見上の変更はほとんどない。コンペティションモデルでは、リアのモデルレタリングがシルバーカラーに変更された。後輪駆動のコンペティションモデルの場合、BMWはフェイスリフトに対して4,100ユーロ(約70万円)を追加し、コンフィギュレーターでは100,400ユーロ(約1,707万円)からとなっている。最大の追加料金は、パワーアップした全輪駆動のトップモデルで、5,000ユーロ(約85万円)の追加となる。サルーンは105,300ユーロ(約1,790万円)から、ツーリングは106,300ユーロ(約1,807万円)から。

M3の新しいヘッドライト外観上、BMWは「M3」に微妙な変更を加え、新しいLEDヘッドライトを与えただけである。2024年初頭に導入された「M4クーペ」の兄弟モデルから、やや矢印型のライトシグネチャーが採用されたことはすでにお馴染みだ。マトリクスLEDはオプションで選択可能で、ブルーのインサートによって視覚的に区別される。

サイズ一覧:サルーン・全長: 4794mm・全幅: 1903mm・全高: 1437mm・ホイールベース: 2857mm・ラゲッジコンパートメント容量: 480リットル

ツーリング・全長: 4801mm・全幅: 1903mm・全高: 1446mm・ホイールベース: 2857mm・ラゲッジコンパートメント容量: 500~1510 リットル

全輪駆動のM3がパワーアップ「M3」のニュートップモデル:今回のマイナーチェンジでは、全輪駆動のコンペティションに20馬力のパワーアップが図られ、合計530馬力となった。従来は後輪駆動のコンペティションと同じく510馬力だった。トルクに変更はなく、データシートには最大650Nmと記載されている。

性能の向上は、サルーンとツーリング(全輪駆動のコンペティションのみの設定)では、停止状態から200km/hまでスプリントしたときに、サルーンでは11.8秒、エステートでは12.4秒となる。

エントリーモデルは後輪駆動の「M3」のままで、性能はフェイスリフト前と変わらず、全輪駆動なしのコンペティションと同様である。直列6気筒エンジンは480馬力と550Nmを発揮する。マニュアルのギアシフトはベーシックな「M3」でも採用されている。

新型ステアリングホイール、ボタン類の削減インテリアにはマイナーな変更しかない。ノーマルの「3シリーズ」と同様、フェイスリフトモデルでは標準装備のオートエアコン用のコントロールが廃止された。温度、シート、ステアリングヒーターは、ボイスコマンドかカーブディスプレイを介したタッチ操作のみで設定できるようになった。

フェイスリフト後のスクリーンは、12.3インチのデジタルコックピットと14.9インチのインフォテインメント用スクリーンで構成される。新しいソフトウェアであるオペレーティングシステム8.5はバックグラウンドで動作するようになり、ヘッドアップディスプレイはオプションのままである。

下部を平らにし、12時位置に赤いマークを配したこのデザインは、スポーティさをひときわ強調している。BMWはステアリングホイールをよりスポーティなデザインに変更した。ステアリングホイールは下部が平らになり、12時位置に赤いマーカーが配されている。今回初めて、同デザインのアルカンターラ製ステアリングホイールもオプションで用意された。ステアリングホイールヒーターはオプションで、ヘッドレスト一体型の照明付きM3レタリングが施された標準スポーツシートのシートベンチレーションもオプションである。

オプションでM3は25kg減量「M3」を特別にスポーティにしたい人は、「Mレーストラックパッケージ」が追加料金リストにあるのを見つけるだろう。サルーンとツーリングには、カーボンセラミックブレーキ、電動調整ヒーター付きカーボンシェル、同素材のトリムストリップが装備される。スポーティな外観に加え、最大25kgの軽量化も実現している。さらにカーボンファイバーを多用したエクステリアパッケージとして、フロントのインサート、リアディフューザー、エクステリアミラーキャップ、そしてサルーン専用のCFRP製リアスポイラーが用意されている。

「M3」にはミックスタイヤが標準装備される。後輪駆動の2つのバージョンは、フロントが18インチ、リアが19インチ。全輪駆動では、フロントアクスルに19インチ、リアアクスルに20インチのホイールが装着される。フェイスリフトに伴い、BMWは19インチと20インチのサイズの鍛造ホイールを追加し、ホイールプログラムを拡大している。

結論:「フェイスリフト」という言葉は、「M3」が受けた変更を表す大きな言葉である。ボタンレスのクライメートコントロールに変更されたことは、万人が喜ぶことではないかもしれない。「M3」に後輪駆動が用意されているのは嬉しいが、新しいステアリングホイールとヘッドライトが急な価格上昇を正当化するかどうかは、誰もが自分で決めなければならないことだ。

BMW M3

Text: Katharina BerndtPhoto: BMW Group

こんな記事も読まれています

小型SUVにさらなるパワーとエレガンスを アップデートされた新型トヨタ ヤリス クロスのファーストチェック!
小型SUVにさらなるパワーとエレガンスを アップデートされた新型トヨタ ヤリス クロスのファーストチェック!
AutoBild Japan
BMW Z4のグランドフィナーレ 8速ATを6速MTに変更した「Z4 エディション ピュア インパルス」欲しい!
BMW Z4のグランドフィナーレ 8速ATを6速MTに変更した「Z4 エディション ピュア インパルス」欲しい!
AutoBild Japan
ついに大人気モデルのカングーもEV化へ 実用的でクリーンだがこの値段では家族用のバンというコンセプトには説得力に欠ける?
ついに大人気モデルのカングーもEV化へ 実用的でクリーンだがこの値段では家族用のバンというコンセプトには説得力に欠ける?
AutoBild Japan
1000馬力以上!V12PHEVの「ランボルギーニ レヴエルト」を徹底テスト&レポート!
1000馬力以上!V12PHEVの「ランボルギーニ レヴエルト」を徹底テスト&レポート!
AutoBild Japan
【初テスト】新型VWパサート ヴァリアント(B9)は(今回も)何でもこなせるVWのオールラウンダーだ!
【初テスト】新型VWパサート ヴァリアント(B9)は(今回も)何でもこなせるVWのオールラウンダーだ!
AutoBild Japan
BMW『1シリーズ 』新型…4代目はスポーティさに磨きがかかる
BMW『1シリーズ 』新型…4代目はスポーティさに磨きがかかる
レスポンス
925馬力のアウディ最強モデル登場 「eトロンGT」大幅改良、デザイン一新 装備も充実化
925馬力のアウディ最強モデル登場 「eトロンGT」大幅改良、デザイン一新 装備も充実化
AUTOCAR JAPAN
2024年と2025年にデビューするメルセデスとAMGの限定モデルを含む17台を一挙紹介!
2024年と2025年にデビューするメルセデスとAMGの限定モデルを含む17台を一挙紹介!
AutoBild Japan
【ルノー ラファールって何?】ラファールとはフランスの有名な戦闘機の名前だ 新型ルノー ラファールの名前の由来とは?
【ルノー ラファールって何?】ラファールとはフランスの有名な戦闘機の名前だ 新型ルノー ラファールの名前の由来とは?
AutoBild Japan
BMW X3 新型に「M50 xDrive」…Mパフォーマンス最強の6気筒は398馬力
BMW X3 新型に「M50 xDrive」…Mパフォーマンス最強の6気筒は398馬力
レスポンス
名門アルピナが放つ「流麗な4ドアクーペ」の魅力とは? 529psの“直列6気筒ツインターボ”を搭載! 新しい「B4 GTグランクーペ」は何が進化した
名門アルピナが放つ「流麗な4ドアクーペ」の魅力とは? 529psの“直列6気筒ツインターボ”を搭載! 新しい「B4 GTグランクーペ」は何が進化した
VAGUE
BMW新型「M2」欧州登場! 3リッター直6エンジンは20馬力アップの480馬力の強心臓に進化
BMW新型「M2」欧州登場! 3リッター直6エンジンは20馬力アップの480馬力の強心臓に進化
VAGUE
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
AUTOCAR JAPAN
新型MINI「エースマン」が日本上陸! EV専用のクロスオーバーモデルで価格は491万円から。
新型MINI「エースマン」が日本上陸! EV専用のクロスオーバーモデルで価格は491万円から。
くるくら
インテリア全面改良 BMW新型「X3」乗り心地と安定性も向上 約980万円から年内発売へ
インテリア全面改良 BMW新型「X3」乗り心地と安定性も向上 約980万円から年内発売へ
AUTOCAR JAPAN
BMW『X3』新型発表、新デザイン言語採用の4代目
BMW『X3』新型発表、新デザイン言語採用の4代目
レスポンス
10年ぶりのモデルチェンジ!MINIからスタイリッシュに進化した新型「クーパー5ドア」が登場
10年ぶりのモデルチェンジ!MINIからスタイリッシュに進化した新型「クーパー5ドア」が登場
@DIME
全長4m切りの新型「5ドアスポーツカー」世界初公開! 「斬新“X型”ライト」×旧車デザインがカッコイイ! 伝説の“5 TURBO”風「A290」仏で発表
全長4m切りの新型「5ドアスポーツカー」世界初公開! 「斬新“X型”ライト」×旧車デザインがカッコイイ! 伝説の“5 TURBO”風「A290」仏で発表
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
  • sab********
    正面が・・・ブサイク。キドニーグリルが縦に長いのは好みじゃない。横に薄っぺたくでかい方がましかな。
    今乗っている9年前のが一番好きだ。特に横から見ると格好いいし、前から見てもキリッスキッとしてて良い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1398.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1405.01628.0万円

中古車を検索
M3 ツーリングの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1398.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1405.01628.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村