今当たり前の装備は意外と歴史の長いものが多い
日本は欧米と比べると自動車の歴史は浅いし、ノウハウだけでなく素材などの問題もあって、戦後しばらくしてから自動車生産が本格的になったと言っていい。それだけに、当初は開発するのがやっとで、昭和30年代、つまり1955年ごろからさまざまな装備が充実してきた。今では当たり前の装備について、初採用がどの車種かを見てみよう。
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クーラー:初代トヨタ・クラウン(1957年)
エアコンが付いていないクルマは今ではないといっていいだろう。
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実はそれには理由があり、クーラーを最初から装着してしまうとそのクーラーにも物品税が掛ってしまうことから、購入時はクーラーレスにしておいて、後で社外品をつけるという税金逃れの為だったという。