現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 15年ぶりに全面刷新! 日産「新型高級ミニバン」発表へ 現行「一部受注終了」 まもなく登場「エルグランド」はアルヴェル対抗出来るか!? イマ現行型を振り返る

ここから本文です

15年ぶりに全面刷新! 日産「新型高級ミニバン」発表へ 現行「一部受注終了」 まもなく登場「エルグランド」はアルヴェル対抗出来るか!? イマ現行型を振り返る

掲載 更新 42
15年ぶりに全面刷新! 日産「新型高級ミニバン」発表へ 現行「一部受注終了」 まもなく登場「エルグランド」はアルヴェル対抗出来るか!? イマ現行型を振り返る

■「エルグランド」の進化と変遷:日産のフラッグシップミニバンの歴史を辿る

 日産の高級ミニバン「エルグランド」は、1997年の初代モデル発売以来、常に革新的な機能と洗練されたデザインで多くのファンを魅了してきました。

【画像】超カッコイイ! 日産「新型エルグランド」を画像で見る(77枚)

 そんなエルグランドですが、現在は2010年に登場した現行型は2025年で15年目を迎えています。ユーザーからは「フルモデルチェンジはまだ?」と言われ続けてきましたが、いよいよ2025年度内に次期型となる4代目「エルグランド」が登場します。

 1997年に発売した初代エルグランドは、ゆとりのある広い室内と高級な内装を両立させた「プレミアムミニバン」のパイオニアとして、日本に新たな市場を開拓しました。

 その後2010年8月、日産は現行型(3代目)となるエルグランドを発表しました。

 現行型エルグランドは、伝統的な重厚感でエルグランドらしさを引き継ぎながらもスタイリッシュなエクステリアと、ドライバーへの配慮が行き届いたインテリアを特徴としています。

 さらに「心のままの走りとクラストップレベルの燃費性」を両立したダイナミックでラグジュアリーな高級車として登場しました。

 現行型エルグランドの最大の特徴は、次の3つのポイントに集約されます。

ーーー
 1. キング・オブ・ミニバンの新しい価値
 洗練されたエルグランドデザインと特別感、最上級の快適性を両立させました。

 2. キング・オブ・ミニバンの極められた性能と走り
 高い走行性能と最上級の快適性を実現する移動空間を提供しています。

 3. キング・オブ・ミニバンの先進な装備
 心のままの走りとクラストップレベルの燃費性能、人間を中心に考えられた装備と使い勝手の良さが特徴です。
ーーー

 現行型導入時のエンジンラインナップには、3.5リッターの「VQ35DE」と2.5リッターの「QR25DE」が用意され、それぞれエルグランド専用にチューニングが施されています。

 特に3.5リッターエンジンは、最高出力206kW(280PS)、最大トルク344N・m(35.1kgfm)という力強さを誇ります。

 また、トリプルオットマンや電動開閉11インチ大型ワイドモニター、Bose 5.1chサラウンドサウンドシステム搭載のプライベートシアターシステムなど、快適性と高級感を追求した特別な装備も採用。

 また「運転席は運転しやすい位置に、後席はリラックスできる位置に」という人間工学的な設計思想に基づき、全ての席で最適な快適性を実現していました。

 2020年に現行型エルグランドはマイナーチェンジを実施。デザインを一新するとともに、安全技術の大幅な強化が図られました。

 このマイナーチェンジでは、「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」や「インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)」などの先進安全技術が標準装備されました。

 エクステリアは、繊細な作り込みで力強さに磨きをかけたフロントグリルを採用。「ブラッククローム」と「サテンクローム」の2種類が用意され、ボディカラーも日産の新色を含む全5色をラインナップ。

 インテリアは、水平基調に仕立てることでワイドな広がり感を演出し、中央には10インチの大型ディスプレイを配置。プレミアムシートのキルティングパターンも変更され、より一層高級感とモダンさが向上しました。

 2024年3月に、エルグランドは一部改良が行われ、安全装備のさらなる充実が図られました。

 価格帯は、2.5リッター(QR25DE)エンジン搭載の「250ハイウェイスター S」2WDモデルの408万2100円から、3.5リッター(VQ35DE)エンジン搭載の「350ハイウェイスター プレミアム アーバンクロム」4WDモデルの597万8500円までとなっています。

 このように長く販売されている現行型エルグランドですが、特に家族連れからは「長距離ドライブでも疲れにくい」「後部座席の快適性が素晴らしい」といった声が寄せられています。

 あるオーナーは「子供が小さい頃から使っていますが、トリプルオットマンと電動スライドドアの使い勝手の良さは他の車には代えられません」と語っています。

 また、別のユーザーからは「Boseのサウンドシステムとプライベートシアターシステムで、車内での映画鑑賞が家のリビングよりも快適」という声も聞かれました。

 そんなエルグランドですが、「ジャパンモビリティショー2023」にて次期型を連想させる「ハイパーツアラー」を公開。その後、しばらくの沈黙が続き、2025年春に4代目となる新型エルグランドに関して正式なアナウンスを発表しています。

 また2025年5月には現行型エルグランドの一部仕様の新規受注受付が停止されています。

■待望の新型「エルグランド」への期待… 何が変わるのか?

 2025年4月、日産は新型エルグランドのデザインの一部を公開しました。

 4代目となる新型モデルは、第3世代となる日産のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載し、2025年度後半に発表。2026年度の発売が予定されています。

 新型エルグランドに搭載される第3世代e-POWERは、新開発の発電専用1.5リッターエンジンと、モーターやインバーターなど5つの部品をモジュール化することにより軽量化された「5-in-1」を採用。

 これにより、大幅な静粛性と燃費の向上を実現するとのことです。

 日産の日本マーケティング&セールスを担当する執行職の杉本 全氏は次のようにコメントしています。

「日産は日本市場において、2026年度までに4車種を発表予定です。

 たエルグランドにおいても熱意を持って開発を進めており、皆さまに最高の形でお届けできるよう準備しております」

 満を持して登場する新型エルグランドに対しては「e-POWER搭載で環境性能と走行性能の両立に期待している」、「現行モデルの居住性の良さはそのままに、最新技術を取り入れてほしい」といった期待の声が聞かれます。

※ ※ ※

 エルグランドは、1997年の初代モデル登場から四半世紀以上にわたり、日本の高級ミニバン市場をリードし続けてきました。

 現在、高級ミニバンの定番はトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」ですが、その座を奪還出来るのか。

 2026年度に予定されている新型の登場により、日産のフラッグシップミニバンはさらなる進化を遂げることでしょう。(くるまのニュース編集部)

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

三菱「デリカD:5」待ってましたの大幅改良! アウトドア派の気分高めるニューフェイス
三菱「デリカD:5」待ってましたの大幅改良! アウトドア派の気分高めるニューフェイス
グーネット
右肩上がりのデリカD:5が改良新型でさらに魅力アップ!
右肩上がりのデリカD:5が改良新型でさらに魅力アップ!
グーネット
日産「セレナ」オーテックモデルもマイチェン! 収納性特化モデルをラインナップ追加
日産「セレナ」オーテックモデルもマイチェン! 収納性特化モデルをラインナップ追加
グーネット
最高出力1360ps!? メルセデスベンツ コンセプトAMG GT XXがモンスターマシンすぎる件
最高出力1360ps!? メルセデスベンツ コンセプトAMG GT XXがモンスターマシンすぎる件
ベストカーWeb
日野、北海道・東北・関東の直営販社5社を台湾の和泰汽車に売却
日野、北海道・東北・関東の直営販社5社を台湾の和泰汽車に売却
日刊自動車新聞
スズキ新型「コンパクトSUV」まもなく発売に反響殺到! 「“87万円オトク”なら購入検討したい」「内装が想像以上に豪華」「四駆だし雪道で強そう」の声も! 装備充実の「eビターラ」最高級モデルに注目!
スズキ新型「コンパクトSUV」まもなく発売に反響殺到! 「“87万円オトク”なら購入検討したい」「内装が想像以上に豪華」「四駆だし雪道で強そう」の声も! 装備充実の「eビターラ」最高級モデルに注目!
くるまのニュース
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストでオーバーテイクを促進する“P2Pシステム”を将来に向けた検討としてテスト
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストでオーバーテイクを促進する“P2Pシステム”を将来に向けた検討としてテスト
AUTOSPORT web
シンプルでカッコよく 快適な乗り心地を実現! ヤマハが開発した“電動アシスト自転車”「パスクレイグアリー」ってどんなモデル?
シンプルでカッコよく 快適な乗り心地を実現! ヤマハが開発した“電動アシスト自転車”「パスクレイグアリー」ってどんなモデル?
VAGUE
ロロ・ピアーナのオーバーコート──クラシックな定番アイテムから『GQ』が選ぶベスト・オブ・ベスト
ロロ・ピアーナのオーバーコート──クラシックな定番アイテムから『GQ』が選ぶベスト・オブ・ベスト
GQ JAPAN
やっぱスーパーカー世代のヒーローは「ミウラ」だよね! 半世紀以上前に登場した「黄色いランボ」がオークション登場 どこから見ても美しい“後期型”の価値とは
やっぱスーパーカー世代のヒーローは「ミウラ」だよね! 半世紀以上前に登場した「黄色いランボ」がオークション登場 どこから見ても美しい“後期型”の価値とは
VAGUE
大幅刷新の三菱「新型デリカD:5」正式発表! 斬新「4枚刃」グリルを「卒業」!? 精悍「黒マスク」で超カッコいい! 唯一無二の「SUVミニバン」どう変わったのか
大幅刷新の三菱「新型デリカD:5」正式発表! 斬新「4枚刃」グリルを「卒業」!? 精悍「黒マスク」で超カッコいい! 唯一無二の「SUVミニバン」どう変わったのか
くるまのニュース
驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
レスポンス
日産 パトロールはどれくらいランクルを意識しているのか!? 日本導入を前にズバリ聞いてみた!!
日産 パトロールはどれくらいランクルを意識しているのか!? 日本導入を前にズバリ聞いてみた!!
ベストカーWeb
ホンダ旧横型ミニ系「北米専用」モデル「SL70」フルレストア フレームをパウダーコーティングでオールペイント!!
ホンダ旧横型ミニ系「北米専用」モデル「SL70」フルレストア フレームをパウダーコーティングでオールペイント!!
バイクのニュース
トヨタの新スーパーカー「GR GT」はなぜ“カーボンモノコック”ではなく“アルミ骨格”を選んだのか? LFAの悔しさが生んだ“新生フラッグシップ”のねらいとは
トヨタの新スーパーカー「GR GT」はなぜ“カーボンモノコック”ではなく“アルミ骨格”を選んだのか? LFAの悔しさが生んだ“新生フラッグシップ”のねらいとは
VAGUE
NISMO渾身のコンセプトモデルにマイナーチェンジの「Z」や北米人気の「ROCK CREEK」のカスタマイズ車両など豪華絢爛! 日産の「東京オートサロン2026」の展示車両から目がはなせない
NISMO渾身のコンセプトモデルにマイナーチェンジの「Z」や北米人気の「ROCK CREEK」のカスタマイズ車両など豪華絢爛! 日産の「東京オートサロン2026」の展示車両から目がはなせない
WEB CARTOP
日産「セレナ」待望のマイナーチェンジ! 魅力アップの「ルキシオン」に注目
日産「セレナ」待望のマイナーチェンジ! 魅力アップの「ルキシオン」に注目
グーネット
日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
レスポンス

みんなのコメント

42件
  • dar********
    何度も何度も、この記事で閲覧数を挙げる為に引っ張るものだな。まだ来年の話しなのに、チラ見せを意図的にして、ユーザーの購買意欲を高めておきたいのは見え見え。そもそも、このように何十年ぶりの新型車と登場する前から煽るのは実際登場させた時は、期待するほどのデザインでも無く期待外れも多いのも良くある事。実車を見るまでは話し半分に留めておくべき。
  • yos
    間もなくの使い方間違っている。辞書で調べてからにして!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408 . 2万円 837 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17 . 0万円 699 . 0万円

中古車を検索
日産 エルグランドの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408 . 2万円 837 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17 . 0万円 699 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村