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新しいデザイン言語で開発したクロスオーバーEV「ミニ・コンセプト・エースマン」の日本初公開が決定

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新しいデザイン言語で開発したクロスオーバーEV「ミニ・コンセプト・エースマン」の日本初公開が決定

 BMWジャパンは2023年2月17日、3月2日の“ミニの日”を記念して「MINI ELECTRIC FUTURE.」を東京・渋谷のThe Iceberg-Harajukuにて3月3日から5日まで期間限定で開催すると発表。合わせて、会場でミニ・ファミリー初のクロスオーバー電気自動車の試作モデルとなる「ミニ・コンセプト・エースマン(MINI Concept Aceman)」を日本初公開するとアナウンスした。

 昨年7月にワールドプレミアを果たしたミニ・コンセプト・エースマンは、新時代のミニのデザイン言語である「カリスマティック・シンプリシティ」に基づいて製作し、かつミニが完全電動化の将来に向けてどのように自己改革しているのかを物語る、次世代型のクロスオーバーEVに仕立てたことが特徴である。

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 エクステリアについては、多用途性と堅牢な魅力を強調するクロスオーバータイプを採用。同時に構成要素を極限まで絞り込み、精緻なエッジを巧みに配してシンプルかつスマートなボディ面を構築する。ゴールドにも通じる明るいターコイズの色調で光や角度によって明暗が変化する、アイシー・サングロー・グリーンの新ボディカラーも印象的だ。

 各部のデザインにも徹底してこだわる。フロントマスクはLEDユニットで八角形グリルを象り、その内部には状況に応じて様々な照明シナリオを映すマトリクス LED ユニットを配備。LEDヘッドライトは従来の丸型から独自の輪郭を持つ造形に刷新した。一方でサイドビューは、幾何学的にアレンジしたフラットなパネル面のホイールアーチや、エッジのきいたライン、クラシック・ミニの溶接シームを想起させるAピラー下の斜めの輪郭、フラッシュサーフェスタイプのドアオープナー、スポークに視覚的な深みとダイナミズムを与えた20インチアルミホイールなどによって、明快かつ力強いスタイルを演出。さらにリアセクションは、ボディとウィンドウグラフィックの境目に印象的な切れ込みを配するとともに、マトリクスLEDユニットを内蔵したコンビネーションランプやワイドなダークカラーのボディ下端サラウンドなどを組み込んで、存在感あふれる筋肉質な後ろ姿を具現化した。

 ルーフ部のアレンジも要注目。伝統的なメタリックのブリティッシュレーシンググリーンで塗装したうえで、PVD虹色コーティングを施したルーフラックを装備。ラックはブルー、ターコイズ、グリーン、バイオレット、ピンクといった幅広いカラー・スペクトルにまたがるメタリックな輝きを放つ。ロイヤルブルーで彩ったフロントとリアのアンダーライド・プロテクション・エレメントも、見る者を惹きつけるポイントだ。

 開発責任者によると、ミニ・コンセプト・エースマンは未来のミニ・ファミリーにおいて、ハッチバックタイプのミニとミニ・カントリーマン(日本ではクロスオーバー)の間を埋めるまったく新しいモデルとしてデザインしたという。ボディサイズは全長4050×全幅1990×全高1590mmに設定している。

 内包するインテリアは、「MINIマリズム」の刷新がメインテーマだ。コクピットは小径のステアリングホイールや円形の有機ELディスプレイ、トグルスイッチなどでミニらしさを演出しながら、新しいマルチスクリーン・インフォテインメントを配して、かつてないユーザー・エクスペリエンスを実現した革新的なインタラクティブ・テクノロジーを採用する。クロームやレザーを使わず、リサイクルポリエステルによる新しいニットによってソフトなサーフェスを構築したことも訴求点だ。3つの新しいエクスペリエンス・モードを装備したことも特徴。ダッシュボードに映し出される背景画像に好みのアニメーション(空に浮かぶ雲、岸辺で砕ける波、プールの水のきらめき等)が選べ、かつその画像に合わせたサウンドも用意する「パーソナルモード」、外食やイベント、トレンドなどの体験カテゴリを選択したり、アニメーションのルーレットを回して行きたい場所を決めたりするなどのサプライズ要素を配備した「ポップアップモード」、すべての旅をより遊び心のあるインタラクティブで愉しい体験に変え、また車両が停止しているとディスプレイエリア全体がまったく新しいインタラクティブ・デザインに変わる「ビビッドモード」といったスタイルを設定する。

 前後席に関しては、視覚的にも、人間工学的にも洗練された仕上がりの新造形シートを装備。表皮には落ち着いた色合いのフラットニット、ベルベットベロア、ワッフルを組み合わせた新しい素材を張る。また、リアまで伸びる透明なフローティングセントラルコンソールや、機能的なワイレス充電エリアおよびカップホルダーなどを配備し、利便性を大いに高めた。パノラミックガラスサンルーフと組み合わせたキャビンのフリーフローティングデザイン、車両に近づいた際や暗部での乗降時にセンサーが作動して足元を照らす光アニメーションなど、随所に新しいアイデアを盛り込んだ点も、ミニ・コンセプト・エースマンのアピールポイントである。

 なお、「MINI ELECTRIC FUTURE.」ではミニ・コンセプト・エースマンの公開のほかにも、ミニ・クロスオーバーPHEVの展示、“ミニの日”を祝う様々なコンテンツやミニが掲げる「BIG LOVE」ストーリーの紹介などを行う予定である。

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みんなのコメント

1件
  • ローバーからBMWになったミニが、これからは長城汽車のミニに。BEV化様様だね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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