ギクッ！ パトカーに追尾されている…速度計測の方法や計測に必要な追走距離はどれぐらい？

高速では300m、一般道では100mが目安

スピードを出していなくても、背後にパトカーが付くと気持ちが穏やかではいられない。そんな人も多いのではないだろうか。高速道路などでよく目にするのが、スピード違反車両の背後にパトカーや覆面パトカーがぴったりと張り付き、ある程度追走してから赤色灯が点灯。これが追尾式取り締まりの模様だ。この時、スピード違反車両の背後でパトカーが何をやっているかというと、速度の測定。ではパトカーは具体的に何メートル追走してスピードを記録しているのだろうか。

まず、パトカーによる速度の記録は車内に搭載された「ストップメーター」という機器が担っている。聞き慣れない名称だが、交通取締りの専用機器だ。動作方法は実に簡単で、スイッチを押すとパトカー自体の速度を年月日とともに記録して印刷するというもの。つまり、パトカーはあくまでも自らのスピードを記録しているのであって、違反車（と思われる車両）のスピードを記録しているのではない。

それゆえに、パトカーは違反車と同じスピードで走行する必要があり、背後から追いかけてきて一定区間追走するのだ。理屈上は一瞬でも同じ速度で走行すれば、ストップメーターで違反速度を記録できることになる。もっとも、それでは記録の正当性に不服が出るため、警察も内規で併走しなければならない距離などを定めている。具体的には、「高速道路では約50mの車間を保持し、測定開始から測定終了まで約300mの間を追尾。一般道では約30m間隔で約100m追尾」というのがルールのようだ。

取り締まりに疑問がある場合、リア用ドライブレコーダーが有効!?

ただし、実際の取り締まりでは必ずしも内規の距離が守られていないという声があり、裁判に発展した際も「実際に追尾した距離」は警察官の証言で概ね認められるのが実情のようだ。ゆえに、取締りの方法に不服がある場合は、リア用ドライブレコーダーで記録した映像を残しておいてイザという時に提出するという方法もアリかもしれない。

というわけで、安全運転のためにも前方だけでなく背後の確認を怠らないことは重要。トラブルのない平和なカーライフを送りたいところだ。

Comments

以前トンネル出たとこで隠れていた白バイに気づきすぐ減速したけど適当な速度オーバーで切符切られました。
追尾なんて殆どしてなくても適当に取り締まりしてますよ。

パトカーや追尾は200メートルって聞きますが
白バイなんてもうほとんど一瞬ですからね

リアに写った時点でもうアウトでしょう


結局のところ警察の横暴ですわ