現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > アンダー500万円! トヨタ「最上級ミニバン」に“ダントツで安いグレード”存在! 「最廉価」なのに十分すぎる「アルファード」の中身とは

ここから本文です

アンダー500万円! トヨタ「最上級ミニバン」に“ダントツで安いグレード”存在! 「最廉価」なのに十分すぎる「アルファード」の中身とは

掲載 31
アンダー500万円! トヨタ「最上級ミニバン」に“ダントツで安いグレード”存在! 「最廉価」なのに十分すぎる「アルファード」の中身とは

■アンダー500万円! ちょっとレアな「最安モデル」の中身は

 トヨタが2023年6月に発売した「アルファード/ヴェルファイア」は、国内ミニバンのなかでも、押し出しの強くラグジュアリーなデザインや贅沢な内装などが人気を博しています。
 
 一方で、現行型ではグレードラインナップが整理され、大幅に価格が上昇しました。では、最安モデルはどのようなものとなっているのでしょうか。

【画像】「えっ…!」 これが「一番安いアルファード」です! 画像で見る(35枚)

 初代アルファードは2002年に登場しました。従来のミニバンで主流だったFR(後輪駆動)レイアウトではなくFF(前輪駆動)を採用したことで、低いフロアと高い室内高を実現。

 さらに、メッキ加飾を多用し存在感のあるデザインや高級感のある内装が支持され、瞬く間にミニバン最人気モデルとなりました。

 2008年には2代目が登場するとともに、鋭いデザインを採用した兄弟車のヴェルファイアが追加。これにより、豪華路線とスタイリッシュ路線の2つのタイプを選べるようになり、さらにシェアを拡大します。

 2023年6月には8年ぶりとなる全面刷新を迎え、アルファードが4代目、ヴェルファイアが3代目へと進化しました。

 ボディサイズは先代を維持しつつ、走行性能や快適性、内外装デザインを中心に刷新が図られています。

 先代末期で人気が低迷していたヴェルファイアは、新たにスポーティモデルとしてのキャラクターづけがなされ、専用ブレースや独自チューニングのサスペンション、高出力の2.4リッターターボエンジンを設定。アルファードとは差別化が図られました。

 ラインナップではガソリンとハイブリッドの両モデルを用意し、7人乗りモデルのみの設定です。

 グレード展開は複雑化していた先代とは異なり、2タイプのみで上級モデル「エグゼクティブラウンジ」と「Z(ヴェルファイアでは「Z プレミア」)のみとなりました。

 価格は先代では400万円を切るベーシックグレードがありましたが、アルファードが540万円から872万円、ヴェルファイアが655万円から892万円と大幅に上昇しています。

 しかし、実はアルファードのみ500万円を切る安価な特別モデル「G サイドリフトアップチルトシート装着車」が用意されており、価格は472万円です。

 名称の通り、セカンドシートが回転して車外にスライドダウンすることで、乗り降りをサポートする機能を持つ福祉車両に該当します。

 エクステリアやインテリアは専用の仕上がりとなっており、多くの部分で簡素化が図られています。

 まず、フロントグリルは加飾の異なる専用品を装着したほか、ホイールはスパッタリング塗装などが施されていないベーシックな17インチを装備。フロントフォグランプ周辺も、無塗装樹脂の実用的なものになっています。

 インテリアは、唯一ファブリックと合成皮革のスタンダードなコンビシートとなり、ドアトリムでは合成皮革のパットが省かれています。

 リアシートはサイドリフトアップチルト機能を搭載する2列目左側のみパワーシートですが、右側はマニュアル調整式となり、サイドテーブルやシートヒーター、シートベンチレーションなども装備されません。

 機能装備面も標準モデルと比較してシンプルな構成となっており、左右独立ムーンルーフや電動サンシェード、リアエンターテイメントシステムなどが省略。オーディオも唯一8スピーカーの9.8インチディスプレイが標準となっています。

 その一方で、先進運転支援パッケージ「トヨタ セーフティ センス」やパワーバックドア、手動式後席サンシェード、前後左右独立オートエアコン、大型センターコンソールなどは標準装備され、必要十分なものは備わっているといえます。

 なお、サイドリフトアップチルトシート装着車のグレードは、トヨタ車のベーシックグレードに用いられる「G」という共通名称であることや、シート以外にも専用品が多く用いられていることなどから、今後標準モデルの廉価グレードが登場する場合、このグレードを踏襲したものとなりそうです。

※ ※ ※

 サイドリフトアップチルトシート装着車は福祉車両となり価格も非課税となっていますが、誰でも購入することが可能です。

 ミニバンの購入を考えており、家族に介護が必要な人がいたり、高齢者がいるなどの場合では、十分良い選択肢となりそうです。

こんな記事も読まれています

「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
くるまのニュース
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
バイクのニュース
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
LE VOLANT CARSMEET WEB
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
LE VOLANT CARSMEET WEB
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
motorsport.com 日本版
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
日刊自動車新聞
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
バイクのニュース
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
くるまのニュース
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
レスポンス
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
WEB CARTOP
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
AutoBild Japan
ついに始まった首都高「新ルート事業」の凄さとは 「箱崎の渋滞」も変わる!? 都心に地下トンネル「新京橋連絡路」爆誕へ
ついに始まった首都高「新ルート事業」の凄さとは 「箱崎の渋滞」も変わる!? 都心に地下トンネル「新京橋連絡路」爆誕へ
くるまのニュース
新型コンパクトSUV『EMZOOM』、世界市場で成功…中国広州汽車
新型コンパクトSUV『EMZOOM』、世界市場で成功…中国広州汽車
レスポンス
日本でまさかの拳銃を使ったタクシー強盗発生! キャッシュレス化で現金をもたない仕組み作りが一番の解決策
日本でまさかの拳銃を使ったタクシー強盗発生! キャッシュレス化で現金をもたない仕組み作りが一番の解決策
WEB CARTOP
本田宗一郎とイーロン・マスクに共通点があった? 稀代の経営者を支える「無知の知」とは何か
本田宗一郎とイーロン・マスクに共通点があった? 稀代の経営者を支える「無知の知」とは何か
Merkmal
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
くるまのニュース
伝統を継承するマッスルクルーザー! スズキが米北米市場で2025年型「ブルバードM109R」を発売
伝統を継承するマッスルクルーザー! スズキが米北米市場で2025年型「ブルバードM109R」を発売
バイクのニュース
フレキシブルウイング巡る論争が再燃。メルセデスに注目集まるも、今のところFIAは介入せず
フレキシブルウイング巡る論争が再燃。メルセデスに注目集まるも、今のところFIAは介入せず
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

31件
  • nimo3
    500万切ったら安いのか?アルファードの中では安いのかもしれないが、決して安くはないと思う
  • ぱーぱぱん
    高級ではなく高額なだけとディーラーに言われて笑った記憶がある
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村