デジタルの時代でも変わらないもの
二宮和也主演の映画『アナログ』の原作は、ビートたけし初の書き下ろし恋愛小説。全てがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという原作小説は、刊行から約1か月で10万部を突破(2023年6月20日に集英社文庫から改めて刊行)。各界著名人からの激賛も相次いだ話題作が、満を持しての映画化されました。
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——毎週木曜日、同じ場所で会う約束。携帯を持たない彼女との、連絡先を交換しない恋。手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟は、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆきと出会います。自分と似た価値観を持つみゆきに惹かれた悟は、意を決して連絡先を聞きますが、彼女は携帯を持っていませんでした。
「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」。みゆきのその言葉をきっかけに、ふたりは毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わします。週に一度だけ。会える時間を大切にして、ゆっくりと関係を深めていく2人。やがて想いを募らせた悟は、彼女にプロポーズすることを決意。しかしその当日、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなり……。
携帯電話で気軽に連絡が取れる現代。そんな時代に「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つ2人の恋愛を通じて、いつの時代も変わらない愛の原点=〈好きな人にただ会える喜び〉を純粋に描き出す本作。二宮和也が演じる水島悟は、手作りや手書きにこだわるアナログ人間でありつつも、思いをこめた時間を相手に届けたいという信念を持つデザイナー。そしてヒロインを演じるのは、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で日本中を虜にし、その後も話題作に続々と出演中の波瑠。今の時代には珍しく携帯電話を持っていない、謎めいた女性・みゆきを演じます。
柔和な雰囲気の二宮さんはあまりバイクと結びつかないかもしれませんが、実はかなりのバイカー。バラエティ番組でも度々自走する姿を披露していますが、ドラマ『検察側の罪人』や『フリーター、家を買う』ではビッグスクーターに乗っていますし、映画『プラチナデータ』ではKTMの200DUKEに乗る姿を見ることができます。
『アナログ』は2023年10月6日(金)より全国公開です。
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