その名もG-Xプラス
自販連(日本自動車販売協会連合会)の統計によると、2020年3月の登録車の販売ランキングでカローラがトップとなった。そして、2019事業年度(2019年4月から2020年3月)締めでの年間販売台数でも登録車で首位に。
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そのカローラが、今後も積極的に販売トップを狙って販売促進を行っていくのではないか、という話を販売現場で聞くことができた。そしてそのためか、近々特別仕様車とオプションの追加設定が行われるようなのだ。
まず新設定される特別仕様車は、廉価グレードのG-Xをベースとした、聞いた限りでは「G-Xプラス」と呼ばれるモデル。この車名どおりならば、文字どおりG-Xに特別装備を追加装着したモデルとなる。G-Xはレンタカーなどのフリート販売や会社での営業車などでのニーズの高いグレード。
とくにステーションワゴンのツーリングは、フィールダーと呼ばれていたころから、廉価グレードは「貨客兼用」として、ライトバン代わりの法人需要が目立っていた。もちろん一般ユーザーの需要をより喚起する意味もあるのだろうが、特別仕様車の設定は法人需要のさらなる強化も狙っているのかもしれない。4月中には正式デビューする予定となっているようだ。
メインユーザーのニーズに応えたオプション設定も!
さらに5月には、CD及びDVDが再生できるプレーヤーがディーラーオプションとして追加設定される。新型カローラセダン及びツーリングは、セダンとツーリングのデビューと同時期に改良を行ったカローラ スポーツも含み「ディスプレイオーディオ」が全車標準装備されており、音楽アプリからスマホにダウンロードした曲の再生ができるものの、CDの再生機能はいままでオプションでも設定されていなかった。
販売現場では商談の際に、これがたびたび契約にブレーキをかける、つまりお客に購入を躊躇されることが多いと言われていた。若返りをはかるとはいえ、メインユーザーの年齢はやはり高め。代々愛車で聞き続けてきたお気に入りのCDがあったりするだろうし、若者中心の音楽アプリではお気に入りの曲がラインアップされていないことも多いといった意見も目立つ。
新型カローラ セダンとツーリングのデビュー後、2019年9月30日に改良を行ったカムリも、このタイミングでディスプレイオーディオを採用したが、同時にディーラーオプションで、CDとDVDが再生できるプレーヤーが設定されている。
新型カローラでCDを聞きたかったひとには、CD&DVDプレーヤーの設定は朗報だが、気になるのはその価格。カムリでは販売店装着オプションともなるからか、4万1250円とかなり高め。カローラでもディーラーオプションなので、カムリ並みに高めの価格設定になるのではないかとされている。
クルマの進化を否定するつもりはないが、あまりに「段飛び」でそれが進んでしまうと、受け入れきれないユーザーも出てきてしまう。特別仕様車の追加設定だけでなく、CD再生機能のオプション追加は、さらなるユーザー獲得のための新型カローラの拡販へ向けた「カツ入れ」といっても過言ではないだろう。その意味では前述した、今後も積極的に販売トップを狙っているという話は真実味が増してくる。
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