東京・恵比寿にあるスバル本社ビル、その一階スペースにおいて『SUBARU DESIGN MUSEUM ~進化する、SUBARU独自のデザインの現場展~』というイベントが開催されています。2018年のジュネーブショーに展示された最新のコンセプトカー「VIZIV TOURER CONCEPT」をはじめ、東京モーターショーでは高いところに飾られていた「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」、次世代SUVの姿を示す「VIZIV FUTURE CONCEPT」、「VIZIV 2 CONCEPT」といった4台のコンセプトカーが揃い踏みです。そのほか、デザインスケッチを描くために使っている道具なども展示され、デザイナーの日常が垣間見えるような展示もあるほか、初代アルシオーネのスケールモデルのようなヘリテージを感じさせる貴重な品も飾られています。
まさに、今までとこれからのスバルデザインを一気に感じることができる内容ですが、ここで感じられるのはデザインだけではありません。未来に向けての商品企画や意図も感じることのできるのです。いくつかポイントがありますが、ここで注目したいのは、最新のコンセプトカーである「VIZIV TOURER CONCEPT」と「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」です。フロント周りやフェンダーに違いはある2台ですが、目線の高さからじっくり見ていると、ドアパネルは共通だったりと、この2台は基本的に兄弟車であることがわかります。現代のラインナップでいうとWRXとレヴォーグの関係に当たるわけです。
さて、両車に共通しているのはドアパネルだけではありません。エンジンフードにインテークが確認できますし、フロントウインドウ上部には2つのカメラらしきデバイスが置かれています。つまり、次世代のWRXとレヴォーグにはターボエンジンが搭載され、ステレオカメラの予防安全システム「EyeSight」が採用されるということを、このコンセプトカーは示しています。この手のデザインスタディと呼ばれるコンセプトカーといっても、デザインチームだけで作っているわけではありません。通常、商品企画を織り込んでいます。ターボエンジンやステレオカメラの採用を目立たせているということは、そうした面での進化も示唆しているわけですし、開発ロードマップにおいてアピールすべき内容がある(具体的な部分は明確にしないにしても)ということを感じさせます。
また、「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」についていえば、東京モーターショーのときには見上げるように展示されていたために、あまり感じることはありませんでしたが、こうして平置きされていると、フェンダー部分に仕込まれたLEDが自動運転技術のセンサーやコミュニケーションツールを暗示しているようにも感じてきます。ボクサーターボを積むAWDパフォーマンスーとEyeSightの発展形としての自動運転技術の融合が、どのようなスポーツドライビングを表現するのだろうか……、そうしたことを想像しているとクルマの前であっという間に時間が過ぎていくのでした。
ぜひ、会場を訪れて、コンセプトカーに内包された強い意思を感じてください。開催期間は2018年4月7日までとなっています。
(文:山本晋也)
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