現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > KTM「390 DUKE」は見た目も走りもアグレッシブなブンまわしたくなるネイキッドスポーツ!レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション

ここから本文です

KTM「390 DUKE」は見た目も走りもアグレッシブなブンまわしたくなるネイキッドスポーツ!レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション

掲載
KTM「390 DUKE」は見た目も走りもアグレッシブなブンまわしたくなるネイキッドスポーツ!レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション

見た目も走りもアグレッシブ!

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

【画像】KTM「390 DUKE」の走りを楽しむ石塚健選手を画像で見る(10枚)

 今回は、前回インプレッションした2024年型KTM「250 DUKE」に続き、2024年型「390 DUKE」に試乗してきたので、そちらのインプレッションをお届けします!

 KTMといえば、個人的に390 DUKEというイメージが強く、それもKTM 390 CUPという、390 DUKEやRC 390などの車両で、KTMユーザーが手軽に参戦できるレースのおかげで、以前から知っていた車種でもありました。

 そんな390 DUKEは、2014年モデルから国内でラインナップされているネイキッドスポーツ。日本では普通二輪免許で運転することが可能です。

 新しく登場した2024年モデルでは、エンジンやシャシー、スタイルが一新され、ヘッドライトを中心にしたスタイリングの印象こそ前モデルを受け継いでいますが、フレームの形状やリアサスの位置などが変更されました。

 また、これまで排気量が373ccだった単気筒エンジンは398.7ccまで拡大された事に加え、ライドモードが、ストリート、レイン、トラックから選択可能となりました。

 外観はトゲトゲしたアグレッシブなスタイルがなんとも魅力的で、DUKEのイメージそのもの。スイングアームはかなり肉抜きされていて、目を引くデザインです。

 剛性と軽量化が追求されてのこの形というのが一目瞭然となっています。

 まずは足着きを見ていきましょう。

 シート高は820mm。結構高さがあるように見えましたが、実際は身長165cmの僕でも、踵までしっかりと地面に着くことができます。

 車体の幅が狭く設計されているので、またがった感じはオフロードバイクの様な感覚。足着き性は間違いなく、良いと言えます。

ピーキーな走りが超絶好み!

 それでは走行していきます。

 第一印象はシンプルにとてもパワフルだなという感じ。クラッチをリリースした瞬間は案外優しく、マイルドに感じましたが、アクセルを開けていくと激しい。それからドンツキ感も激しめに伝わります。

 少々クセが強く、若干の扱いづらさまで感じる特性ですが、これが390 DUKE。走りにもトゲを感じます。

 エンジンは6000回転ぐらいから一気に元気になる印象で、十分な加速感を発揮。回せば回すほど本領を発揮してくる感じで、ついつい回してしまいます。

 そのくらいの回転数からお尻にジリジリと振動が伝わってきて、長距離走行では少し気になってしまうかも?といった感じ。

 しかしアグレッシブなエンジン特性が非常に楽しい。そしてやはり軽い!

 特にコーナリング時は、DUKE 250の試乗時にも感じましたが、一つ下のクラスのバイクに乗っているかのような軽快さを体感できました。

 ヒラヒラ!これはスポーツ走行にもってこいのバイクで、390 CUPが存在する理由を理解できた気がします。

 全てが高速走行やサーキット走行等のハイスピード域でしっくりくるように、セッティングされているというような印象でした。

 逆に町中では少々ギクシャクしてしまう感覚は否めないし、発進の際に時々エンストしてしまうことなんかもあったほどで、乗りこなすにはレベルが高く、乗り手を選ぶなーと思ったのが正直なところ。

 結論、初心者の方や町中でのんびり走りたい方には250 DUKEを、サーキットのスポーツ走行やエンジンをぶん回して乗りたい方には390 DUKEがピッタリだなと、個人的には思います!

 どちらの車種も特徴が色濃く、大人気のDUKEシリーズを存分に体感できた貴重な機会になりました!

 ということで、390 DUKEの気になる価格(消費税込)は78万9000円。

 今回の試乗を経てとても390CUPに興味が湧いてきたので、いつか参戦してみたいなと思います。それではまた次回!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【スーパーカー新時代】フェラーリSF90XXは「公道走行可能な純レーシングカー」、驚愕パワーをフィオラーノで解き放った!
【スーパーカー新時代】フェラーリSF90XXは「公道走行可能な純レーシングカー」、驚愕パワーをフィオラーノで解き放った!
カー・アンド・ドライバー
ホントに“国道”!? めちゃハードで「走行困難」な道も? “過酷”すぎる「日本三大“酷道”」とは
ホントに“国道”!? めちゃハードで「走行困難」な道も? “過酷”すぎる「日本三大“酷道”」とは
くるまのニュース
トヨタ「クラウン“セダン”」どう思う? ビッグなボディ&斬新「サメ顔」&横一文字テールに反響多数! 全長5m超えの「王道セダン」が話題に
トヨタ「クラウン“セダン”」どう思う? ビッグなボディ&斬新「サメ顔」&横一文字テールに反響多数! 全長5m超えの「王道セダン」が話題に
くるまのニュース
ホンダ「X-ADV」【1分で読める 国内メーカーの現行バイク】
ホンダ「X-ADV」【1分で読める 国内メーカーの現行バイク】
webオートバイ
えぇ!? [約10万円]も得するかも?? スズキの売れっ子[スペーシア]のおすすめグレード!!
えぇ!? [約10万円]も得するかも?? スズキの売れっ子[スペーシア]のおすすめグレード!!
ベストカーWeb
「100% BEVに」と宣言したメーカーと現在の戦略…「君子豹変す」は褒め言葉ですよ!!
「100% BEVに」と宣言したメーカーと現在の戦略…「君子豹変す」は褒め言葉ですよ!!
ベストカーWeb
ハイラックス買うなら必見!人気の年式やおすすめグレードまで【人気のクルマ中古購入ガイド】
ハイラックス買うなら必見!人気の年式やおすすめグレードまで【人気のクルマ中古購入ガイド】
グーネット
GRヤリスの3気筒ターボで300馬力超えって凄くない!? クルマの技術・装備はどのくらい進化した?
GRヤリスの3気筒ターボで300馬力超えって凄くない!? クルマの技術・装備はどのくらい進化した?
ベストカーWeb
彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
Auto Messe Web
『サーキットの狼』の中でもランボルギーニ「ミウラ」は別格だった! 憧れの地「ミウラ牧場」を訪ねる夢を実現しました【極私的スーパーカーブーム】
『サーキットの狼』の中でもランボルギーニ「ミウラ」は別格だった! 憧れの地「ミウラ牧場」を訪ねる夢を実現しました【極私的スーパーカーブーム】
Auto Messe Web
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
AUTOCAR JAPAN
1210万円からトヨタ「ハイラックス」が超カッコいいキャンピングカーに! 2025年もっとも注目の「アストラーレGX4」を紹介します
1210万円からトヨタ「ハイラックス」が超カッコいいキャンピングカーに! 2025年もっとも注目の「アストラーレGX4」を紹介します
Auto Messe Web
アリババで「フェラーリのボディ」が“丸ごと”買える! だからクラッシュしても安心!? ランボやベントレーのパーツも充実した「ワケあり業者の正体」とは
アリババで「フェラーリのボディ」が“丸ごと”買える! だからクラッシュしても安心!? ランボやベントレーのパーツも充実した「ワケあり業者の正体」とは
VAGUE
三菱「デリカD:5」にポップアップルーフ装備車があった!? 西尾張三菱自動車販売から購入した「D:POP」で日本全国を走って楽しんでます
三菱「デリカD:5」にポップアップルーフ装備車があった!? 西尾張三菱自動車販売から購入した「D:POP」で日本全国を走って楽しんでます
Auto Messe Web
出口まだ…? 世界最長の道路トンネル 10選 巨大な地下建設プロジェクト
出口まだ…? 世界最長の道路トンネル 10選 巨大な地下建設プロジェクト
AUTOCAR JAPAN
最新ミニの安全性は? ユーロNCAPで新型「ミニ・カントリーマン」をテスト!
最新ミニの安全性は? ユーロNCAPで新型「ミニ・カントリーマン」をテスト!
VAGUE
【第4回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:ディスプレイオーディオのススメ
【第4回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:ディスプレイオーディオのススメ
AUTOCAR JAPAN
綺麗なオイルを入れたのに秒で真っ黒! 乗用車と違いトラックのエンジンオイルがすぐに汚れるワケ
綺麗なオイルを入れたのに秒で真っ黒! 乗用車と違いトラックのエンジンオイルがすぐに汚れるワケ
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村