■新型「ランドクルーザーROX」初公開!
トヨタの米国法人は2024年10月30日、新型「ランドクルーザーROXコンセプト」を動画で初公開しました。
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同車は、2024年11月5日から8日まで、米国ラスベガスで4日間行われる世界的なカスタムカーショー「SEMA SHOW 2024」で出展するクルマのようです。
ランドクルーザーは、1951年に登場した通称「トヨタ・ジープ(BJ型)」をルーツとする本格四輪駆動車。
約170の国と地域で販売されており、現在は大きく分けてフラッグシップの「ランドクルーザー300」、実用重視のヘビーデューティー系の「ランドクルーザー70」、本流となるライトデューティーの「ランドクルーザー250」の3種が展開されています。
一方、米国ではランドクルーザーの名称で、日本でいうランドクルーザー250のみが販売されます。
ランドクルーザー250のプラットフォームには、ランドクルーザー300と同じ「GA-Fプラットフォーム」を採用し、オフローダーとしての基本性能を大幅に向上。
ボディサイズは、全長4925 mm×全幅1980 mm×全高1870 mmで、ホイールベースは2850 mmと、かなり大柄です。
日本仕様に搭載されるパワートレインは、最高出力204馬力を発揮する2.8リッターディーゼルターボエンジン+8速ATの組み合わせと、最高出力163馬力を発揮する2.7リッターガソリンエンジン+6速ATの組み合わせ。
いっぽうの米国では、日本にはラインナップされない最高出力330馬力・最大トルク630Nmを発揮する2.4リッターターボエンジン+モーターのハイブリッドシステムに、8速ATを組み合わせた“最上級版”のパワートレインが用意されています。
そんなランドクルーザー250をベースとし、トヨタの北米デザイン部門の「キャルティデザイン スタジオ」とトヨタR&Dが、「限界を押し広げ、頑丈なユーティリティとオープンエアの自由を融合させ、ゲームチェンジャーとなるアドベンチャービークル」として作成したのが、今回公開された新型ランドクルーザーROXコンセプトです。
新型ランドクルーザーROXコンセプトでは、ランドクルーザー250のルーフを切断。後部荷室部分はサイドパネルも一部排除し、全体的なスタイリングはピックアップトラックのように変化しています。
これは過去のランドクルーザー(40系)にトップレス仕様があったことを参考にして行ったことだといい、実際ボディカラーも40系に用いられていたような淡いグリーンが採用されています。
また、失った屋根部分を補強するように張り巡らされたロールケージや、ルーフライト、新たにデザインされたバンパー、背面タイヤも用いられ、斬新ながらも伝統を感じられるデザインとなっています。
さらに、オーバーフェンダーも拡張しワイドボディとしているほか、オフロードタイヤも装備、走破性も高められていそうです。
※ ※ ※
公開された動画では、実際の製作工程が映し出されており、ランドクルーザー250を分解・改造する様子が見られます。実車の公開は2024年11月5日、SEMA SHOW 2024で初披露される予定です。
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