―― もっとも生産台数の多いカローラ。写真は現行型カローラシリーズ
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トヨタ自動車株式会社は、2023年9月の生産をもって、グローバルでの生産累計台数3億台を達成したことを2023年11月6日に発表した。
●文:月刊自家用車編集部
もっとも生産台数の多い車種は、カローラで、カローラシリーズでのグローバルでの生産累計台数は、約5,339.9万台。
グローバルでの生産累計台数3億台を達成は、1935年8月にトヨタの前身である(株)豊田自動織機製作所(現 : (株)豊田自動織機)自動車部において1号車となるG1型トラックを生産して以来、88年2ヶ月で達成したもの。国内・海外の内訳は、国内生産累計1億8,052万台、海外生産累計1億1,960万台(2023年9月末時点)となっている。
―― 初代 カローラ 1966 2代目 カローラ 1970 3代目 カローラ 1974 4代目 カローラ 1979 5代目 カローラ 1983 6代目 カローラ 1987 7代目 カローラ 1991 8代目 カローラ 1995 9代目 カローラ 2000 10代目 カローラ 2006 11代目 カローラ 2012 12代目 カローラ 2019
もっとも生産台数の多い車種は、カローラで、カローラシリーズでのグローバルでの生産累計台数は、約5,339.9万台(2023年9月末時点)という。
今回の達成にあたり、会長兼マスタードライバーの豊田 章男氏、社長の佐藤 恒治氏が次のようにコメントしている。
■会長(マスタードライバー) 豊田 章男氏のコメント
「『自動車づくりはみんなでやるもの』。これは創業者 豊田 喜一郎の言葉です。トヨタの仲間、仕入先や販売店の方々、ステークホルダーの皆さまはじめ、数多くの先人たちが日々、積み重ねてきた仕事の証が『3億台』という数字の意味だと思います。そして、この歴史は1号車をつくった時に始まった訳ではありません。失敗と挑戦、いわば何台もの0号車をつくり続けた創業メンバーの苦労の上に、今のトヨタがあります。今日まで、トヨタには何度も危機がありました。その時、いつも最後に私たちを助けて頂いたのは、トヨタのクルマを好きでいてくださるお客様の存在でした。クルマの数だけ、お客様の物語があると思います。その物語の相棒として、トヨタのクルマを選んでくださったお客様のおかげで、私たちは今日もまたクルマをつくり続けることが出来ます。心から感謝申し上げます。私もクルマが大好きです。これからもクルマを愛する仲間とともに、一台一台、大切につくってまいります」
■社長 佐藤 恒治氏のコメント
「トヨタのクルマを選んでくださったお客様、そして、その一台一台に想いを込めてクルマをつくり、お客様にお届けくださってきた仕入先・販売店の皆さま、ステークホルダーの皆さまに、心より感謝申し上げます。3億台は、クルマや部品の企画・設計から生産、輸送、販売・サービス、それらを支えるすべての仕事まで、会社を越えた多くの仲間のご尽力があってこその結果だと思います。仲間の皆さまと数多くの困難も乗り越えてきました。近年だけでも、東日本大震災をはじめとする自然災害、火災などの不測の事態、コロナ禍、半導体不足など、思うようにクルマをつくれない危機に直面するたびに、みんなで助け合い、生産復旧や生産変動への対応に取り組んできました。私たちはこれからも、クルマづくりを支えてくださっているすべての皆さまへの感謝の思いを忘れずに、お客様が笑顔になるもっといいクルマづくりに全力で取り組んでまいります」
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