現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > どうする日産!? 相次ぐ新型高級ミニバンの登場! “元祖”「エルグランド」にモデルチェンジはあるのか?

ここから本文です

どうする日産!? 相次ぐ新型高級ミニバンの登場! “元祖”「エルグランド」にモデルチェンジはあるのか?

掲載 14
どうする日産!? 相次ぐ新型高級ミニバンの登場! “元祖”「エルグランド」にモデルチェンジはあるのか?

■各社が新型高級ミニバンを導入するなか「どうする日産」!

 日産「エルグランド」は、国内におけるフラッグシップモデルに位置するLクラスミニバンで、1997年に登場した初代は「高級ミニバン」というカテゴリーを創造したパイオニア的存在です。
 
 現行型は2010年に登場し13年目に突入。たび重なる改良を重ねながら生産を続けていますが、ライバル車が刷新を行うなか、今後エルグランドはどうなっていくのでしょうか。

【画像】いまも第一線級! 「ゴージャス」な日産「エルグランド」を写真で見る(59枚)

 エルグランドが開拓した高級ミニバンの市場ですが、トヨタが2002年に「アルファード」が、2008年には「ヴェルファイア」をそれぞれ新規導入し、市場規模も拡大させました。

 2013年には、ホンダが5代目「オデッセイ」を上級化し市場に参入を果たしたことで、3メーカー間の戦いもさらに激化することに。

 オデッセイは2021年、生産工場閉鎖の都合により販売を終了してしまいましたが、生産拠点を中国に移して2023年冬に約2年ぶりの復活を遂げることを明らかにしています。

 さらに高級ブランドのレクサスが2023年4月、中国・上海モーターショーで世界初公開した高級ミニバン「LM」を、2023年秋頃に国内でも導入することを発表し、話題を呼びました。

 このように高級ミニバンカテゴリーが大いに盛り上がりをみせる2023年、トヨタは6月21日にアルファードとヴェルファイアを約8年ぶりにフルモデルチェンジさせました。

 質感を高めた内外装とともに、新プラットフォームをベースに走行性能や燃費をアップさせるなど、全方位で刷新を図っています。

 こうなると気になるのが“元祖”日産の去就でしょう。

 日産では2022年11月、エルグランドの弟分となるMクラスカテゴリーのミニバン「セレナ」を6年ぶりにフルモデルチェンジしています。

 歴代モデルが継承してきた広い室内や使い勝手の良さはそのままに、最新技術を投入したADAS(先進運転支援機能)を充実させているのが、今回のフルモデルチェンジ最大の見どころです。

 特に、先代セレナから採用が始まった「プロパイロット」を標準装備化し、さらにアップグレード版の「プロパイロット2.0」を新搭載した点は、ライバルに対する大きなアドバンテージとなりました。

 手放し運転の「ハンズオフドライブ」と「車線変更追い越し支援」が備わるプロパイロット2.0は、日産のなかでも新型セレナと、電気自動車のクロスオーバーSUV「アリア」のみが装備する最先端の技術なのです。

 加えて新型セレナは、環境性能に優れたハイブリッドシステム「e-POWER」も搭載しますが、エルグランドにはこうした電動化モデルの設定もありません。

 このように様々な面で、フラッグシップのエルグランドがセレナに見劣ってしまう状況は好ましいものではなく、早急な刷新が待ったなしの状況といえます。

 しかし残念ながら現時点で、日産はエルグランドのモデル改良や刷新に関する発表は行っていません。

 折しも2023年秋、これまで2年に1度、秋に開催されてきた恒例のクルマイベント「東京モーターショー」に代わり、「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー) 2023」として、装いも新たに開催されます。

 次世代のモビリティが各社から出展されるなか、メーカーを代表するフラッグシップの刷新は大きな話題を呼ぶでしょう。

 日産の英断を大いに期待したいところです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
くるまのニュース
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
バイクのニュース
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
AUTOCAR JAPAN
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
Auto Messe Web
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
日刊自動車新聞
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
レスポンス
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
くるまのニュース
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
日刊自動車新聞
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
くるまのニュース
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
バイクのニュース
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
レスポンス
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
日刊自動車新聞
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース

みんなのコメント

14件
  • 背高なデザインに原点回帰して、内装の高級感を上げ、日産得意の先端技術を搭載すればアルヴェルに負けない車を作れると思うけど。
    中東、アジア向けにも売れるしね。
    日産が対抗してくれないと、ユーザーは選択肢が狭まるばかり。
  • ヨソはヨソ ウチはウチ
    気にするな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.2837.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0529.9万円

中古車を検索
エルグランドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.2837.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0529.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村