悩める中古SUV探しに光を！ 初代マツダCX-5 4代目スバルフォレスター&2代目XV 初代三菱アウトランダーPHEVが売れた理由

　ヒット車にはもちろん「売れているだけの理由」があるはず。当企画では、ヒットを飛ばしているモデルをとりあげ、そのクルマの魅力の部分も含め、なぜ売れているのかを検証していくバイヤーズガイド！ そのクルマの“魅力のツボ”がわかってくる！（本稿は「ベストカー」2013年7月10日号に掲載した記事の再録版となります）

文：渡辺陽一郎、竹平素信

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■今や売れ筋のメインはオンロード重視の街乗りSUV

スバル 2代目XV

　今の日本車で、趣味性が高い筆頭格がSUV。セダンは価値観が古く、クーペでは窮屈。その点、SUVは車内に開放感があり、荷物も積みやすく、外観も個性的で注目度を高めた。

　ただしオフロード志向の販売は低調。オンロードでは過剰な性能で、取り回し性、乗降性、燃費性能も悪いからだ。

　人気は舗装路向けで、CX-5はエンジンからプラットフォームまで設計が新しい。クリーンディーゼルは動力性能、燃費性能も優れ、売れゆきも堅調に推移している。

　XVはインプレッサスポーツがベース。最低地上高を200mmに拡大して走破力を向上させ、なおかつ立体駐車場を利用できる貴重な存在だ。日本の使用環境に最適なSUVに位置付け、ハイブリッドも登場する。

　アウトランダーPHEVは充電機能を備え、リチウムイオン電池の総電力量はプリウスPHVの3倍近い12kWh。充電による航続可能距離も長く、補助金を差し引くとe-アシスト付きが336.4万円。個性派が揃うこともSUV人気の要因。（TEXT/渡辺陽一郎）

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■マツダ 初代CX-5（205万～319万円）

マツダ 初代CX-5……全長4540×全幅1840×全高1705mm／エンジン：2.2L 直4ディーゼルターボ（175ps/42.8kgm）／JC08モード燃費：18.0km/L（XD 4WD）

　メーカーも評論家もビックリするほど売れているCX-5だが決定打はやっぱりクリーンディーゼル。なんと販売台数の8割近くがディーゼルなのだ。

　このディーゼル、すばらしくパワフルながら吹き上がりも軽く、NVもディーゼルとは思えない少なさ。それでいて2Lガソリンモデルより圧倒的に低燃費（もちろん動力性能も大差）。

　軽油とガソリン価格の差もあり、ディーゼルのアドバンテージは高い。また、斬新で躍動的なスタイルもいい。マツダならではのスポーティで上質な走りもたっぷり味わえる。CX-5、ぜひ試乗してほしいモデルだ。（TEXT/竹平素信）

●オーナーズVoice（青森・Mさん）
・ディーゼルエンジンの静粛性のレベルはすごい！
・スポーティさが伝わるデザイン

●人気グレード
・1位…XD（47.4％）
・2位…XD Lパッケージ（28.1％）
・3位…20S（19％）

●人気オプション
・1位…ディスチャージ・パッケージ（8万円）
・2位…セーフティクルーズ・パッケージ（7万8750円）
・3位…225/55R 19 99Vタイヤ&19インチアルミホイール（5万2500円）

●販売台数（1～4月）…1万2769台

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■スバル 4代目フォレスター（208万9500～293万6850円）

スバル 4代目フォレスター……全長×全幅×全高：4595×1795×1695mm／エンジン：2L 水平対向4（148ps/20.0kgm）／JC08モード燃費：15.2km/L（2.0i-Lアイサイト）

　一番の魅力はSUV No.1の走り。シンメトリカルな4WDをベースに、ボディ、サスをグンと進化させただけに、スポーティで上質な走りは格別。

　パワー派にはライバルを圧倒するパワーとスムーズさを身につけた強力な直噴ターボがあり、おなじみのSIドライブも魅力。さらに、悪路走破を自在にこなす「X-MODE」も備わり、これが実に優れモノだ。

　NAも新しいパワーユニットで、燃費も走りも確実にレベルアップ!　スタイルにも新しさがあり、室内もより広く、使い勝手のよさもある。今、イチオシのSUVなのだ。（TEXT/竹平素信）

●オーナーズVoice（東京・Sさん）
・後部座席が圧倒的に広くて快適
・軽なのに高速でも力不足を全然感じない

●人気グレード
・1位…2.0i-L アイサイト（36％）
・2位…2.0XT アイサイト（32％）
・3位…2.0i-S アイサイト（20％）

●人気オプション
・1位…オートライト＆オートワイパー＋フロントシートヒーター（10万5000円）
・2位…キーレスアクセス＆プッシュスタート＋パワーシート（4万2000円）
※データにより上位2つのみ紹介

●販売台数（1～4月）1万3493台

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■スバル 2代目XV（219万4500～246万7500円）

全長×全幅×全高：4450×1780×1550mm／エンジン：2L水平対向4（150ps/20.0kgm）／JC08モード燃費:15.8km/L（2.0i-Lアイサイト）

　クロスオーバーなステイタス感が魅力で、デザインはそれをアピールする最大のポイントだが、こいつは、とにかく格好いいではないか！ 都会的なセンスあふれるデザインがキラリと光っている。

　それがスバル車とあってさらに魅力アップ。インプレッサベースだから走りは当然スポーティだし、フルタイム4WDの威力も味わえる。走りにうるさいユーザーなら一石二鳥だ。

　ボディが大きすぎないのも手頃感あるし、室内はファミリーが乗っても充分なスペース。新しいパワーユニットで燃費もなかなか。魅力が豊富なモデルだ。（TEXT/竹平素信）

●オーナーズVoice（栃木・Gさん）
・回すと気持ちいいエンジンで運転が楽しい
・ボディががっしりと剛性感があっていい

●人気グレード
・1位…2.0i-L アイサイト（87％）
・2位…2.0i-L（7％）
・3位…2.0i（6％）

●人気オプション
・1位…ルーフレール（4万2000円）
・2位…サイド＋カーテンA/B（6万3000円）
・3位…本革シート（ブラックレザー）（7万8750円）

●販売台数（1～4月）…4050台

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■三菱 初代アウトランダーPHEV（332万～429万7000円）

三菱 初代アウトランダーPHEV……全長×全幅×全高：4655×1800×1680mm／エンジン：2L 直4（118ps）+モーター／JC08モード燃費：18.6km/L（HV）（4Gナビパッケージ）

　どの基準をもってしてもコストパフォーマンスは高い。なんせ電池の搭載量にして10分の1しかないFFのアコードHVより、複雑で凝った内容持つアウトランダーPHEVのほうが安いのだ。

　SUVを考えている人なら、ディーゼルよりも車両価格+エネルギーコストの合計でお得である（自宅で充電できる場合）。そもそも乗って楽しいし、電気自動車モードの時は気持ちいいです。

　私も4WDの必要性を感じる使い方をクルマに求めるなら、ショッピングリストの筆頭候補に挙げるだろう。生産中止が長引いているのはもったいないこと。（TEXT/国沢光宏）

●オーナーズVoice（愛知・Nさん）
・大排気量車から乗り換えても加速感が劣らず、ビックリした
・静粛性の高さ

●人気グレード
・1位…24G ナビパッケージ（60%）
・2位…24G セーフティパッケージ（20%）
・3位…24G プレミアムパッケージ（15%）

●人気オプション
・1位…急速充電機能（7万3500円）
・2位…100V AC電源（8万4000円）
・3位…三菱ﾘﾓｰﾄ･電気温水式ヒーター（12万6000円）

●販売台数（1～4月）4307台

（内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです）

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投稿 悩める中古SUV探しに光を！ 初代マツダCX-5 4代目スバルフォレスター&2代目XV 初代三菱アウトランダーPHEVが売れた理由 は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

Comments

[午前の渋茶]

>（本稿は「ベストカー」2013年7月10日号に掲載した記事の再録版となります）
↑11年以上前の記事ですね、ネタ切れですか？

[＊＊＊]

フォレスターのオーナーズVoiceが軽自動車になっている。
１０年以上放置してまた間違った文面で出してくるところが、さすがベストカー。