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「キミはZERO-Rを知っているか?」世界最高性能を目指したHKS製合法コンプリートチューンド!【HKS ZERO-R】

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「キミはZERO-Rを知っているか?」世界最高性能を目指したHKS製合法コンプリートチューンド!【HKS ZERO-R】

270km/h巡航を実現するために海を渡って開発!

チューニングの概念を変えたHKS渾身の作

「キミはZERO-Rを知っているか?」世界最高性能を目指したHKS製合法コンプリートチューンド!【HKS ZERO-R】

圧倒的なポテンシャルと、先進的な技術がもてはやされたBNR32型スカイラインGT-R。そんな最高のベースマシンを使い、当時はまだアンダーグラウンドな世界であった改造車文化を、社会的にも認められるチューニング文化へと導こうと動いたのがHKSだ。

目指したのは、欧州チューナーの世界観。ルーフやケーニッヒといったメーカーと肩を並べる、いやそれ以上のコンプリートカーを作ろうと1989年に計画されたのがこのZERO-Rの開発だ。

ストリートでも堂々と乗れるチューニングカーは今でこそ当たり前となっているが、世間の風当たりが強かった当時としては、非常にハードルが高いものだった。

保安基準にも適合させて車検に通るようにすることはもちろん、コンプリートカーとしての耐久性や信頼性についても、十分な性能を備えていなければならない。そのためZERO-Rでは谷田部での高速走行テストを繰り返した他、アウトバーンやニュルブルクリンクにも車両を持ち込み、徹底的ともいえる走り込みを重ねて信頼性を実証していった。その開発とテストには2年以上の期間を費やしたというからその本気ぶりが分かるだろう。完成は1991年のことだ。

当時早くも空力面まで考え抜かれたフォルム、エアロはZERO-Rの専用設計。300km/h以上での使用まで想定し、フロアのフラットボトム化まで果たされている。

また、燃料タンクはリヤシート下へと移設し重量バランスを改善。この燃料タンクの移動によりリヤのディフューザー化や、マフラーのデュアルレイアウト化が可能となり、排ガスや排気音を抑制している。

2シーター化されているのもZERO-Rの特徴。燃料タンクをリヤシート部分に移設し、重量配分の最適化を図っている。スピードメーターは360km/h、タコメーターは1万rpmまでスケールが刻まれる。ステアリングやスカッフプレートにはZERO-Rのロゴが入る。

ブレーキはブレンボキャリパーを採用。レイズ製の鍛造ホイールに組み合わせるタイヤは、ミシュランパイロットスポーツ。サイズは245/40R18だ。

このようにBNR32のパッケージをイチから見直し、HKSの高い志がこめられた車両がZERO-Rなのである。

ちなみに、ファーストエディションは2.7L化+TO4Eツインのシーケンシャルターボで約450psを発揮していた。この車両はHKSテクニカルファクトリーの手により、アップデートが図られたエディション3と言われる仕様で、可変バルタイ(HKS Vカムシステム)の装備やGT2530ツインターボなどにより約600psまでポテンシャルが向上している。

スペック

エンジン:RB26DETT改2688cc仕様(423ps/39.7kgm) ポート研摩/燃焼室加工/HKSハイリフトカム(272度)、スライドカムプーリー、強化バルブスプリング、鍛造ピストン/強化リング、鍛造H断面コンロッド、フルカウンタークランクシャフト、レースメタル、ステンレスエキマニ、65φステンレスフロントパイプ、デュアルコンバーター触媒、ステンレスマフラー、TO4Eハイフロータービン×2(シーケンシャル制御)、排気バイパスタイプブーストコントロール、レーシングタイプインタークーラー、エアロオイルクーラー、PFC・F-CON、GCG、VPC、550ccインジェクター×6、ボッシュ燃料ポンプ×2、安全タンク(150L)

ドライブトレイン:HKS・TILTON製ツインプレートクラッチ、軽量フライホイール、デフオイルクーラー、4.111ファイナル、トルクスピリットコントローラー

フットワーク:HKSスプリング、ショックアブソーバー、スタビライザー、フルメタルパッド

ホイール:HKSマグホイール(9J-17)

タイヤ:ヨコハマAVS(225/45R17)

エクステリア:HKS ZERO-Rモノコックエアロボディ

※仕様は販売当時のもの

●問い合わせ:グローバルオート 大阪府堺市美原区黒山166 TEL:072-363-6666

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