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〈試乗インプレ〉KTM「1290 SUPER DUKE GT」(2019年)/デュークシリーズ最大排気量のスポーツツアラーの実力はいかに?

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〈試乗インプレ〉KTM「1290 SUPER DUKE GT」(2019年)/デュークシリーズ最大排気量のスポーツツアラーの実力はいかに?

KTMのネイキッドスポーツ、デュークシリーズ。豊富なバリエーションが揃う中で、1301ccというシリーズ最大のパワフルな水冷Vツインエンジンによる豪快な動力性能と、独特のスチール製トレリスフレームを中核にスポーティなハンドリングを備えた最高峰モデル・1290スーパーデュークRをベースに、グランドツアラー的なモデルへ仕立て直されたのが1290スーパーデュークGTだ。

ロングトリップもお任せのGTビースト
主戦場がストリートであっても、妥協することがないレーシングスペックともいえる獰猛さを全面に押し出しているキャラクターのKTMスーパーデューク。

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怒涛のパフォーマンスを手の内にできる、ハイレベルでバランスさせたパッケージにより、ホットな走りを求める多くのファンを虜にしている。そして今回紹介する「1290 SUPER DUKE GT」は、そんなスーパーデュークのビースト感を引き継ぎ、グランツーリスモに求められる機能と性能をアップデートしたモデルとなる。

コーナリングライトやターンシグナルをビルドインするミッドカウルは、より鋭利となり独創的なヘッドライトに繋がるラインを構成し、一目でスーパーデュークと判断できる表情を演出している。そして、アドベンチャーモデル並みの大型スクリーンをセットさせることにより、GTとしての凄みを増している。

獰猛さは折り紙付きのVツインエンジンは、GTとしてのマッチングはいかがなものなのか? 即答になってしまうが、走り出してすぐに「アリだな」と。

むしろ「旅のプランを立てたくなる!」といった、旅気分を盛り上げてくれる。それは、きめ細やかでコシのあるショックユニットと、車体のまとまり感の融合により、スポーツモデルを連想させる軽快さの中にドッシリ落ち着き払う重厚感が共存するのだ。

重厚感といっても重々しいという訳ではない。また、電子制御システムを持つショックユニットは、ライダーの好みや乗車人数に荷物、状況に応じて即座にハンドルのボタンにて変更調整が可能となっている。

電子制御システムは、ショック調整に加え、ABSやトラクションコントロール、そして走行モードなど豪勢に配備し、それらを好みに合わせるだけ、自分仕様のスペシャマシンに仕上がってしまう。なので、ゆったり快適性を追求したセッティングや、軽快なステップを踏むスポーツ走行等々、一台で様々な性格に変貌を遂げられる。





ホイールベース:1482mm
最低地上高:141mm
車両重量:216kg(半乾燥)
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
総排気量:1301cc
ボア×ストローク:108×71mm
圧縮比:13.6
最高出力:174HP/9750rpm
最大トルク:14.4kg-m/7000rpm
燃料供給方式:EFI
燃料タンク容量:約23L
キャスター角/トレール:65.1度/NA
変速機形式:6速リターン
ブレーキ形式 前・後:φ320mmディスク・φ240mmディスク
タイヤサイズ 前・後:120/70ZR17・190/55ZR17
メーカー希望小売価格(税込):229万700円

KTM 1290 SUPER DUKE GT 各部紹介
ディテール解説:小松信夫/写真:松川忍

KTM 1290 SUPER DUKE GT
[ アルバム : KTM 1290 SUPER DUKE GT 写真をまとめて見る! はオリジナルサイトでご覧ください ]

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