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新型ヒョンデIONIQ 5日本上陸! 479万円からの韓流最新EVとは?

掲載 更新 137
新型ヒョンデIONIQ 5日本上陸! 479万円からの韓流最新EVとは?

2月8日、Hyundai Mobility Japanは、乗用車の日本市場再参入を発表した。導入される2台のうち、BEV(バッテリー式電気自動車)の「IONIQ 5(アイオニック・ファイブ)」に注目した。

“パラメトリックピクセル”とは?

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“ヒュンダイ”あらため“ヒョンデ”の乗用車が日本に再上陸する。今回、日本に投入されるのはBEV(バッテリー式電気自動車)の「IONIQ 5(アイオニック・ファイブ)」と、FCEV(燃料電池自動車)の「NEXO(ネッソ)」の2モデル。まずはBEVのアイオニック5から紹介しよ

端正なエクステリア・デザインは、巨匠ジョルジェット・ジウジアーロが手がけた1974年発表の「ポニー・クーペ」のオマージュだという。

エクステリアの各所には「パラメトリックピクセル」と呼ぶデザインをヘッドランプやテールランプなどに盛り込んでいる。コンピューター画像の最小単位であるピクセルからインスピレーションを受けたもので、IT時代の精度を表現していると思われる。

ドアノブは流行の格納式で、乗降時に自動でポップアップする。もちろん、空力にも寄与しているはずだ。

足まわりには、EV専用タイヤのミシュラン「パイロット・スポーツEV」が選ばれている。スポーツタイヤでありながら、転がり抵抗性能「AA」という高い環境性能を併せ持つ。ホイールはタービン型の“エアロホイール”と呼ぶデザインを採用。これは未来志向のイメージだけではなく、空力にも貢献しているという。

快適すぎるインテリア

インテリアでは、ヒョンデのEV専用プラットフォーム「Electric-Global Modular Platform(E-GMP)」の採用によってフラットなフロアを実現している。インパネには12.3インチのナビゲーションおよび12.3インチのフル液晶デジタルメーターを設置。センターコンソールは、後席乗員にも使いやすいように140mm後方に下げられる。

ドライバーズ・シートは、全グレードに「リラクゼーションコンフォートシート」を採用している。スライド、リクライニング、高さ調整にくわえ、レッグレストやランバーサポートまで電動で調整できる。上級グレードの「ラウンジ」では、リアシートも電動化し、シートメモリーを前後席に搭載している。

環境に優しい、“エコフレンドリー素材”を室内に多用していることも特徴だ。ステアリング・ホイールやスイッチ、ドアノブなどに菜の花やトウモロコシから抽出した成分を活用したバイオ塗料を使う。ヘッドライニングやフロアカーペットなどにはサトウキビから抽出された糸を使った環境に優しい繊維を、シートとドアトリムには、回収したペットボトルを再利用して作った糸を使用している。

ユニークな装備のひとつが、「ビルトイン・ドラレコ(補助バッテリー付き)」だ。車両の前後に高画質カメラを装着し、撮影した映像をインフォテインメント・システムと連動して、保存・再生出来る。

意外とパワフル

搭載するバッテリーは、58.0kWhと72.6kWhの2種類。モーターは、標準仕様ではリアのみに搭載され、AWDではフロント、リアのツイン・モーターになる。

72.6kWhのバッテリーと、ツイン・モーターを組み合わせた最上級仕様は、最高出力225kWh、最大トルク605Nmを発揮する。海外仕様のメーカー公表値は0~100km/h5.2 秒というから速い。

満充電時の航続可能距離(WLTCモード)は、58.0kWhのバッテリー搭載車が2WDで498km、72.6kWhだと、2WDで618km、4WDで577kmである。どれを選んでも、東京から名古屋まで無充電で走れそうな長い足を持つ。

充電システムは、日本の急速充電システムのCHAdeMOに対応している。90kW級の急速充電器なら、32分でバッテリー残量は10%から80%まで回復する。搭載するナビゲーション・システムを使えば、最寄りの充電ステーションの位置を簡単に検索でき、充電状況は室内にいながらにしてスピーカーからの案内音で確認できる。充電中は、リラクゼージョンコンフォートシートでのんびり休めるのも嬉しい。

給電口は、ボディ右側の後端にある。給電口リッドは電動式で、そばにあるスイッチを押す。スマートキー、またはスマートフォンのアプリを介して開閉することも出来る。

「V2L(Vehicle to Load)」という給電システムにも注目しておきたい。リアシート下部に100Vコンセントを設置し、車載バッテリーから最大1.6kWの電力を供給出来る。これにより、車内でヘアドライヤーやトースター、パソコンなどが使える。キャンプや停電時、もしものときに助けになる。

先進安全装備も充実しており、衝突被害軽減ブレーキやレーン・キーピング・アシスト、ブラインド・スポット・モニター、360°カメラ、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を搭載する。

価格は、ベースモデル(バッテリー容量58.0kWh)が479万円。72.6kWhのバッテリーを搭載する「ボヤージュ」が519万円、快適装備をフル満載した「ラウンジ」が549万円(FWD)/589万円(4WD)。

文・稲垣邦康(GQ)

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みんなのコメント

137件
  • これが勝手に燃えるやつだっけ?災害時に暖を取るにはちょうどいいけど、それだとちょっと高いな
  • おぉーーーっ!

    マジかーーーーっ!!





    いらない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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