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三菱「トライトン」復活で一躍注目の的!? 食わず嫌いはもったいない!! 憧れの「トラック野郎」を気取るならこの5台!

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三菱「トライトン」復活で一躍注目の的!? 食わず嫌いはもったいない!! 憧れの「トラック野郎」を気取るならこの5台!

 トライトンの登場でにわかに注目を集めているピックアップトラック。乗ってしまえばデカさはそれほど気にならないし、普段使いもできる快適さもグッド。だったら、流行りに乗ってトラック野郎を気取ってみない?

文/FK、写真/スズキ、トヨタ、日産、三菱

三菱「トライトン」復活で一躍注目の的!? 食わず嫌いはもったいない!! 憧れの「トラック野郎」を気取るならこの5台!

■三菱トライトンは何から何までいちいち琴線に触れるディテールに刮目せよ

写真のGSRは先行注文で全体の約9割がオーダーしているというトライトンの上級グレード。ワイドで厚みのあるプロポーションも所有欲を高めてくれる

 1978年にフォルテを発売して以来、45年間で約560万台を生産して世界約150カ国で販売されてきた三菱自動車のピックアップトラック。

 ここで紹介するトライトンはフォルテをルーツとする1トンピックアップトラックで、初代モデルは2005年8月にタイでデビューを果たした。日本では2006年9月に発売され、2011年8月に販売が終了となったが、2024年2月に再び国内での販売を開始し、大きな話題を呼んでいる。

 新型トライトンは“Power for Adventure”の商品コンセプトのもと、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンまで三菱自動車独自で新たに開発。

 2ステージターボシステムを採用した高い環境性能と実用域で扱いやすい動力性能を実現した新開発の2.4Lクリーンディーゼルエンジンをはじめ、パジェロ譲りのSS4-IIシステム、ブレーキ制御式のアクティブヨーコントロール、アクティブLSDなどを組み合わせることでドライバーの意のままに操れる質の高い走りを提供。

 また、各4WDモードで選択可能な7つのドライブモードによって、あらゆる路面状況で高い走破性能を発揮するなど、そのスペックを見れば走行性能の高さは想像に難くない。

 ほかにも、従来型から大幅に剛性を高めるとともに重量増を最小限に抑えたラダーフレーム、衝突時のエネルギー吸収とキャビンの変形抑制を実現した衝突安全強化ボディ、頼もしくもあって存在感も抜群のプロポーション、機能的で操作性に優れる上質なインテリアなど、アウトドアアクティビティの可能性を広げるだけでなく、普段使いにも充分対応するだけのスペックが与えられている。

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■トヨタハイラックスの“世界中で鍛え抜いたタフさ”に冒険野郎もゾッコン!

 トヨタが企画して日野自動車が開発と生産を担当し、1968年3月に登場した初代ハイラックス。

 その後、54年間で7度のフルモデルチェンジが行われたが、現行の8代目は2015年5月にタイでデビュー。その約2年後となる2017年9月に行われたランドクルーザープラドのマイナーチェンジとFJクルーザー特別仕様車の発売と同時に、ハイラックスは国内市場に導入された。

 従来のピックアップにはないエモーショナルさを表現したエクステリアはもとより、サイドレールの断面を拡大して頑丈さや安全性を向上したフレーム、衝撃吸収性と振動減衰性を高めて走破性としなやかな乗り心地を両立した足回り、全回転域での力強い走りを実現したディーゼルエンジン、多段化とギア比の最適化で力強い走りと低燃費の両立した6速トランスミッションなど、クルマの根幹となるパートを新たに開発。

 “タフの再定義”を開発コンセプトに、あらゆる観点からタフさの徹底追求が行われた。

 2020年8月のマイナーチェンジではタフさや力強さを強調したデザインへと進化。あわせてエンジンの改良やアイドリングストップ機能追加による燃費向上、サスペンションの変更やVFC機能追加による操縦安定性、乗り心地の向上、クリアランスソナーの追加による安全機能の充実など、各性能の強化が図られた。

 そんなハイラックスなだけにスタンダードモデルでも充分な魅力を放ってやまないが、2018年12月に誕生50周年を記念した特別仕様車の Z“Black Rally Edition”、2021年10月にスポーティモデルのZ“GR SPORT”、そして2023年12月には特別仕様車 Z“Revo ROCCO Edition”を発表。クルマ好きの心を揺さぶる派生モデルもまた大きな魅力を放ってやまない。

■欲しいけど高くておいそれと手が出せないランクル70のピックアップ 

 今の日本において新車で購入可能な国産ピックアップトラックはトライトンとハイラックスの2台のみ。しかし、どうせピックアップトラックを買うのならほかとは違うモデルが欲しいというこだわり派もいるはず。そんな人は中古車を狙ってみてはどうだろうか? 

 その一番手として紹介するのが、2014年8月にランドクルーザー70シリーズの誕生30周年を記念して期間限定で発売されたピックアップだ。 

 2023年11月の再販で大きな話題となったランクル70シリーズは、悪路走行に適したヘビーデューティ仕様として1984年に日本国内での販売を開始し、その後30年に渡って世界各国で愛用され続けてきた名車。

 日本では2004年に販売を終了したが、70シリーズの復活を望むファンの強い要望に応えるべく、誕生30周年を記念して期間限定で発売されたのがこちらのピックアップとなる。

 ラダーフレーム構造による高い堅牢性や耐久性、V6の4Lガソリンエンジンとパートタイム4WDを組み合わせて実現した高い走破性などこれまで培ってきたランドクルーザーの特長はそのままに、内外装や安全装備などを時代のニーズに即した仕様に変更。

 加えて、再販に合わせて国内では初めてのダブルキャブピックアップトラックが追加された。それだけに希少な存在でもある70シリーズのピックアップ。中古車市場における現況をお伝えすると、その平均価格は限定販売モデルという付加価値もあって600万円は下らない。

 10年落ちのクルマでありながらトライトンやハイラックスの車両本体価格よりも高いとなると……その購入においては奥さまや家族からの理解が得られるかなど、ハードルはなかなか高いのが実情だ。

■軽自動車の新車を買うよりも安い!? 中古のダットサントラックこそ庶民の味方!

たくましくて張りのある面構成とすることにより、野性的な魅力を高めたエクステリアが目を惹くダットサントラック。ボディサイドのグラフィックもダイナミックで力強い走りを連想させた

 1934年に初代モデルが発売されたダットサントラックの“最後の国内導入モデル”となったのが1997年に発売され、2001年に生産終了したD22型。その開発にあたっては、RVとしての力強さと快適性を兼ね備えたスタイリッシュなパーソナルピックアップをコンセプトに、ピックアップとしての新たな魅力が徹底的に追求された。

 具体的には、力強さと存在感を表現したエクステリアデザイン、快適性を重視したインテリアデザインに加え、実用域での扱いやすさとスポーティな走りを両立したふたつのエンジン(QD32ディーゼルとKA24E ガソリン)を新たに設定するなど、RVならではの魅力をさらに高めるスペックが与えられていた。

 また、ゾーンボディコンセプトに基づくボディ構造の採用に加え、運転席SRSエアバッグシステムとABSをパーソナル系全車に標準装備、ワークユース系全車にオプション設定とするなど高い安全性も確保。

 加えて、乗用車から乗り替えても違和感のない高い快適性も特筆点であり、ピラーやフレームの補強などによるボディ剛性の強化や遮音材・吸音材の効果的配置などによって静粛性向上を実現。パーソナルユースを前提としたサスペンションチューニングも乗り心地重視のセッティングが施されていた。

 ここまでに紹介しトライトン、ハイラックス、ランクル70ピックアップがいずれも400万円超えなのに対して、D22型は年式が古いとはいえ現在の中古車市場では平均価格は150万円前後で推移。購入にあたっては現実的なラインであり、かつ個性的となれば選択肢のひとつとして検討するに値する1台といえるのではないだろうか。

■ブラックで統一した装飾がクールすぎるスズキスーパーキャリイの特別仕様車

働くクルマのイメージが強い軽トラックの新たな提案ともいえる、カスタム色を強く打ち出したスーパーキャリイ 特別仕様車Xリミテッド

 最後の1台は、世界に誇るニッポンの軽トラ。「軽トラはピックアップトラックじゃない!」と思われるかもしれないが、そこはご勘弁を。

 ここで紹介するのは1971年から2009年までの39年間にわたって登録車を含めたトラックの車名別年間販売台数ナンバーワンを獲得し、60年以上の歴史を誇るキャリイの特別仕様車として2023年12月に登場したスーパーキャリイ 特別仕様車Xリミテッドだ。

 スーパーキャリイ X LEDヘッドランプ装着車をベースに、専用のデカールを追加したほか、メッキ部分のフロントガーニッシュやフォグランプベゼルをブラックに変更し、スタンダードモデルとは明らかに一線を画すビジュアルが与えられたスーパーキャリイ 特別仕様車Xリミテッド。

 ホイール、ドアハンドル、ドアミラーもブラックにして、トラックのタフで精悍な印象をいっそう高めるドレスアップもなされており、個性が爆発! 

 ボディカラーもイメージカラーとなるモスグレーメタリックをはじめ、シルキーシルバーメタリック、クールカーキパールメタリック、ブルーイッシュブラックパールの4色で、いずれもアウトドアシーンに映えるラインナップとなっている。

 また、スズキは2024年の東京オートサロンにおいてもスーパーキャリイをベースにしたコンセプトカー(スーパーキャリイ マウンテントレイル)を出展。アクティブな大人が山をストイックに楽しむためのクルマとして、ビジネスだけではなく遊びにも活躍する商用車の新たな世界観を表現した1台は来場者から大きな注目を集めた。

 これが商品化されれば大ヒット間違いなしだと思うのだが……スズキさん、検討していただけないでしょうか?

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みんなのコメント

15件
  • ぱぱおくん
    ハイラックスしか選択肢が無かったからな〜売れて欲しい〜。

    海外じゃいすゞのピックアップやホンダのピックアップまで有るしね〜いすゞのD-MAXは日本でも売れると思うんだけどな〜。
    お次はダットサンの復活を望みます!
  • shi********
    この記事タイトル付けてる人は本当にトラック野郎を見たことがあるのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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