2019年2月14日、メルセデス・ベンツ日本は「メルセデスAMG GT」の2019年型モデルを発表し、受注を開始した。デリバリーは2019年8月以降を予定している。
AMG GTはメルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカーで、スポーツカーを愛する人のために、モータースポーツを心から愛するAMGのレーシングスピリットと技術を注入したスパルタンなスポーツカーだ。
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モデルは、クーペとして「AMG GT」、「AMG GT S」、「AMG GT C」、「AMG GT R」の4モデル、ロードスターとして「スAMG GT ロードスター」、「AMG GT S ロードスター」、「AMG GT C ロードスター」の3モデルをラインアップしている。
内外装の意匠デザインを刷新
2019年型モデルは、新たに高精細12.3インチのコックピットディスプレイと10.25インチのマルチファンクション・ディスプレイをセンターコンソールに標準装備する。コックピット・ディスプレイは、AMGならではの「クラシック」、「スポーティ」、「スーパースポーツ」の3種類の中から好みのデザインを選択、表示できる。
新採用されたマルチファンクションディス・プレイは、運転支援システム、車両情報などをアニメーションで表示することができ、車両の機能を視覚で直感的に認識することができるようになっている。そしてステアリングホイールのタッチコントロールボタンを介して、ディスプレイの右または左に表示できる。
また新型は最新デザインのスポーティなステアリングホイールが採用され、ステアリングホイールから手を離さずに走行モードを変更することができる「AMGドライブコントロールスイッチ」が装備されている。
スポークの根元に位置するボタンで「コンフォート/スポーツ/スポーツプラス/レース/インディビジュアル/スリッパリー」など、AMG Dダイナミックセレクトの走行モードを選択することができ、エキゾースト、サスペンション、 マニュアルモード、ESPなどの調整を行なうことができる。
エクステリアでは、LEDハイパフォーマンスヘッドライトを採用している。アロー形状のポジショニングライト&ウインカーに3つのリフレクターのハイ&ロービーム全てにLEDを使用している。
リヤデザインも刷新され、専用デザインのブラックディフューザーを備えている。AMG GTのエキゾーストエンドは2つの円形デュアル・ツインエキゾーストを採用。AMG GT SとAMG GT Cはスクエア型のデュアル・ツインエキゾーストエンドを備えている。 AMG GT Rは、センターバーを備えた大型エキゾーストエンドがリヤの中央に配置され、さらにその左右にもブラックのエキゾーストエンドをディフューザー内に2本追加している。
V8直噴ツインターボM178型エンジンを搭載
「AMG GT」には、AMG 4.0L・V8直噴ツインターボエンジン「M178型」が搭載される。砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミ製クランクケースに鍛造アルミ製ピストンを組み合わせることで、軽量で高強度なエンジンを実現。もちろんライナーレス構造で、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングする、ナノスライドと呼ぶ加工を施すことで、低フリクション化している。
2基のターボチャージャーはV型シリンダーバンクの内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトとし、エンジンをコンパクトなパッケージとすると同時に、ターボへの吸排気経路を最短化させ、さらにツインスクロール・ターボとすることで低回転域から 優れたレスポンスを実現。
オイル供給方式はドライサンプ潤滑システムを採用し、ウェットサンプ潤滑方式採用時よりエンジン搭載位置を55mm低下させている。
ドライブモードはAMGダイナミックセレクトで切り替えができ、各モードでエンジン、トランスミッション、サスペンション、エキゾースト、ステアリングの制御が変更できる。他に各モードごとにESP制御も「ベーシック」、「アドバンスト」、「プロ」、「マスター」の4つのモードが自動選択されるようになっている。
オプションとしては、より俊敏な走りを実現するAMGダイナミックプラスパッケージが設定され、ハードなサスペンション、専用セッティングのステアリング、パワートレーンとシャーシを一体化するAMGダイナミックエンジントランスミッション・マウント、レザーダイナミカのAMGパフォーマンスステアリングをセットで装備できる。
また最新の安全運転支援システムも最新のレーダーセーフティパッケージが設定されている。
メルセデス AMG GTクーペ 諸元表
メルセデス AMG GTロードスター諸元表
メルセデス AMG GT R 諸元表
【価格】
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