CLEにV8搭載? ファンを掴めていない4気筒PHEV
ドイツの自動車メーカーであるメルセデス・ベンツは、高性能ブランドのAMGから4.0L V8ツインターボエンジンを搭載する新型2ドアモデル「CLE 63」を間もなく導入予定だ。幹部らへの取材で明らかになった。
【画像】3.0L直6ツインターボで449ps【メルセデスAMG CLE 53を写真で見る】 全20枚
48Vのマイルドハイブリッドを採用し、最高出力は585psに達すると言われている。同車にはこれまでプラグインハイブリッド(PHEV)を採用するとされていたが、計画は覆されたようだ。
最新のAMG C 63やAMG GLC 63は、2.0L 4気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせるPHEVであるが、トップクラスの性能を誇る一方でユーザーからの反響はあまり肯定的なものではなかった。現在、グローバル市場全体において、両車の販売台数は先代のV8モデルを大きく下回っている。
メルセデス・ベンツからの正式発表はないが、取材で得た情報から、新型CLE 63ではマイルドハイブリッド化したV8エンジン「M177」を搭載することになると考えられる。シリーズで最もパワフルなモデルとなるはずだ。
昨年末に発表されたCLE 53クーペ/カブリオレは、最高出力449psの3.0L直6ツインターボを搭載している。これはライバルのBMW M4に対抗するためのもので、M4は最高出力550psの3.0L直6ツインターボを使用している。
メルセデス・ベンツの関係者によると、CLEにV8エンジンを搭載するという決定は、PHEVのC 63とGLC 63に対する反応がいまひとつだったことに加え、世界各地のディーラーからのフィードバックも関係しているという。ディーラーからは、6気筒のCLE 53の上位に4気筒のCLE 63を位置づけることは、顧客の混乱を招くとの指摘があったようだ。
メルセデス・ベンツの研究開発部門の責任者であるマルクス・シェーファー氏は、北京モーターショー以前の取材で、同社がC 63とGLC 63の売れ行きを注意深く見守っていることを示唆した。パワートレインについては「お客様からのフィードバックに耳を傾け、そこを起点とする」と述べていた。
シェーファー氏によると、4気筒PHEVはF1で使用されているダウンサイジング・ハイブリッドにインスパイアされたもので、「高性能な内燃エンジンと強力な電気的側面」を組み合わせているという。
「驚くべき、圧倒的なパフォーマンス」を発揮するとのことだが、それでもなおAMGは新型SL、GT、S 63など、V8エンジンを搭載したモデルの販売を続けている。
「Cクラスでは、4気筒と強力な電気的側面を採用することにしました。GTとSクラスは8気筒で、同じように電気的側面を持たせています。最終的にお客様がどう判断するか、見守る必要があります」
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