この記事をまとめると
■マツダ・ロードスターが4代目としてはもっとも大きな商品改良を実施した
MTはむしろローパワー車でこそ活きる! 使いこなせれば「楽しすぎる」世界が待っているMT車を探してみた
■先進安全技術やコネクティッド技術の搭載でより多くの人に選んでもらえるよう改良された
■エクステリアにも変更が加えられモダンな印象の意匠を手に入れた
マツダの象徴・ロードスターがマイナーチェンジ
ロータリーエンジンの復活で注目を浴びているマツダ。マツダにとってロータリーエンジンはアイデンティティのひとつではあるが、マツダにはもうひとつブランドを象徴するものがある。それがロードスターだ。
1989年に初代がデビューしたロードスターは、これまでに3度のフルモデルチェンジを経て、現在販売されているモデルは4代目。すでにこれまでに全世界で120万台以上を販売してきたライトウェイトオープンスポーツカーのベストセラーモデルだ。
そんな4代目ロードスターに大幅商品改良が実施されることとなった。今回の改良では、現代に求められる新たな安全法規に対応しながら、ロードスターらしさを追求した進化により、走りの楽しさがより高められたという。
まずは「現代に求められる新たな安全法規への対応」だが、これはマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)とスマート・ブレーキ・サポート(後退時検知機能SBS-RC)の新採用と、マツダコネクトの進化などが主な内容となる。
なかでも注目はMRCCの新採用であり、これは、最新のミリ波レーダーがボディセンターへの設置でなくても正常に作動することができるようになったために装備が可能になったもので、ついに前走車との車間距離を一定に保っての走行ができるようになった。まさにロードスター乗りにとっては待望の採用といえるだろう。ロードスターの「Sレザーパッケージ」「SレザーパッケージVセレクション」「RS」と、ロードスターRFの「S」「VS」「RS」に標準装備され、ロードスターの「Sスペシャルパッケージ」にはオプション設定される。
「ロードスターとしての走りの楽しさの向上」に関しては、加速・減速時のデファレンシャルギヤの作動制限力を変化させる新開発の「アシンメトリックLSD」を採用した(ロードスター「S」を除くMT車のみ)のがポイントだ。ロードスターのエンジンやサスペンション、タイヤ特性に最適化したイニシャルトルクと作動制限特性のチューニングにより、街なかではさらに軽やかに、ワインディングでは旋回時の安定性が格段に向上しているという。
また、MT車にはサーキット走行に最適化したダイナミック・スタビリティ・コントロールの新制御モード「DSC -TRACK」が追加されているのもうれしい進化だ。
新たにSレザーパッケージVセレクションを追加
安全性能とダイナミクスの進化以外にも、エクステリアデザインにも変更が加えられた。デイタイムランニングライトの形状が変更され、目元にスポーティで軽快な印象を付与。テールランプも立体的な造形となり、よりモダンな雰囲気となった。
インテリアには8.8インチのセンターディスプレイを新たに採用。さらに、往年のライトウェイトスポーツカーを彷彿とさせるスポーツタン内装とベージュのホロのカラーコーディネーションも新たに設定された(「SレザーパッケージVセレクション」)。
今回の大幅商品改良を機にグレード体系も見直されている。ロードスターでは「Sレザーパッケージ・ホワイトセレクション」と特別仕様車の「990S」と「ブラウントップ」が廃止され、新たに「SレザーパッケージVセレクション」を追加。ロードスターRFでは「VSホワイトセレクション」と「VSテラコッタセレクション」が廃止となった。
価格は、ロードスターが289万8500~367万9500円、ロードスターRFが379万6100~430万8700円となる。
最新の先進安全技術やコネクティッド技術を搭載し、ダイナミクス性能にも磨きのかかったロードスターは、これまで以上に多くの人が選びやすくなり、そして安心して走りを楽しめるようになった。次世代モデルでは電動化されると噂されているロードスターだけに、4代目ロードスターを購入するならいまがそのときかもしれない。
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