現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スズキ「ジムニー」販売終了!? 900台限定「ホライゾン」が最後の仕様に? 衝撃発表がドイツで、今後はどうなる?

ここから本文です

スズキ「ジムニー」販売終了!? 900台限定「ホライゾン」が最後の仕様に? 衝撃発表がドイツで、今後はどうなる?

掲載 9
スズキ「ジムニー」販売終了!? 900台限定「ホライゾン」が最後の仕様に? 衝撃発表がドイツで、今後はどうなる?

■ジムニー販売終了ってマジ?

 世界で着々とシェアを伸ばしているスズキ「ジムニー(日本名ジムニーシエラ)」。

【画像】「えっ…!」これが最後の「ジムニー」 画像を見る!(34枚)

 主要輸出国のオーストラリアではピックアップトラック販売の可能性も高まっており、ますます目が離せない状況になっています。

 そんな中、ドイツから衝撃的なニュースが入って来ました。

 900台限定の「ホライゾン」という特別仕様車を出すというのですが、なんとこれを最後に欧州向けのジムニーの生産を終了するというのです。

 ドイツは現行モデルJB74型開発時から市場が重要視されており、ボディカラーのキネティックイエローは、彼の地の林業従事者からの要望によって設定された色だと言われています。

 欧州市場では順調な販売実績を上げていましたが、厳しい排気ガス規制が影響。

 ドイツ、イギリス両国では途中から規制の緩い2シーターの商用車に変更され、今日まで販売が継続されていました。

 今回、欧州市場向けの生産が終了する理由はつまびらかにされていませんが、やはり排ガス規制やCAFE規制が影響しているのでは考えられます。

 ジムニーに関しては、以前よりCAFE規制によっては生産台数が抑えられているのではないか、という見方をする向きがありました。

 スズキは2023年1月に、「2030年度に向けたEV戦略」という発表の中で、シルエットではありましたが、ジムニーらしきEVを欧州市場に投入する可能性を示唆していました。

 今回の欧州市場向けジムニーの生産終了は、その前段階であることが十分に考えられます。

 さらに、2024年7月17日に行われた「10年先を見据えた技術戦略」と題した技術発表会の中でも、「ジムニーEV投入の可能性を検討している」と語っています。

 EVの販売が好調な欧州市場でジムニーEVを発売し、その後徐々に世界に販路を広げていくという思惑が見えてきますが、一方で欧州ではすでにEVの売れ行きが鈍ってきたという見方もあります。

 EV至上主義と言われてきた欧州ですが、2024年3月のデータではドイツ、ノルウェイ、スウェーデンで前年同月比の11%も販売台数が減少。その要因は、EV購入助成金の段階的な廃止だと言われています。

 一方で、HVは相変わらず好調な売れ行きを見せており、EVやディーゼル車の新車台数が減少している中でも、まだ増加傾向になっています。

 EVの販売低下の要因は、ユーザーが2~3年中に登場する可能性がある安価なモデルを待っていると見る経済アナリストも。

 果たしてジムニーEVがどんな性能で、どんな値付けなのかはまったくベールの中です。

 トヨタ「ランドクルーザー」も同様ですが、既存のクロカン4WDオーナーの多くが、果たしてEV化によって従来と同じ性能を維持できるか疑問視している向きは少なくありません。

 欧州のジムニーユーザーは、日本以上に苛酷な状況の中で使うケースが多いため、果たしてEV化をどのように受け止めるかは、その悪路走破性能にかかっていると言えます。

 いずれにせよ、欧州はスズキにとっても重要な市場。ジムニーの販売を長期間にわたって中断するのは厳しいと思われますので、1~2年のうちに新しいバージョンのジムニーが登場するのではないでしょうか。

 加えて、最終バージョンである「ホライゾン」が駆け込み需要でアッという間に完売する可能性は大。

 何かと話題に事欠かないジムニーですが、一向に動きのない日本市場も忘れてほしくないものです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【欧州】トヨタ“2代目”「C-HR」なぜ日本で売らない!? 最新版は“プリウス顔”の超カッコイイ「クーペSUV」に! 初代「大ヒット」でも未導入な理由とは
【欧州】トヨタ“2代目”「C-HR」なぜ日本で売らない!? 最新版は“プリウス顔”の超カッコイイ「クーペSUV」に! 初代「大ヒット」でも未導入な理由とは
くるまのニュース
三菱ケミカルの植物由来プラ、ホンダ『X-ADV』に初採用
三菱ケミカルの植物由来プラ、ホンダ『X-ADV』に初採用
レスポンス
これが新型プレリュードの市販型!?マジカルシフト「Honda S+ Shift」をひっさげて、北米には2025年後半、欧州市場には2026年初頭から投入
これが新型プレリュードの市販型!?マジカルシフト「Honda S+ Shift」をひっさげて、北米には2025年後半、欧州市場には2026年初頭から投入
Webモーターマガジン
日産の軽&コンパクトカー!! [ルークス]と[ノート]買うならどっちだ!?
日産の軽&コンパクトカー!! [ルークス]と[ノート]買うならどっちだ!?
ベストカーWeb
1/22申込締切【Season3】中西孝樹の自動車・モビリティ産業インサイトvol.2「水素社会実現に向けたトヨタの取組み」
1/22申込締切【Season3】中西孝樹の自動車・モビリティ産業インサイトvol.2「水素社会実現に向けたトヨタの取組み」
レスポンス
“ランクル顔”のトヨタ「ルーミー」が完成!? まるで本格四駆な「ランドクルーミー」ESBのカスタム仕様! 東京オートサロン2025で公開へ!
“ランクル顔”のトヨタ「ルーミー」が完成!? まるで本格四駆な「ランドクルーミー」ESBのカスタム仕様! 東京オートサロン2025で公開へ!
くるまのニュース
「ミニバンなんて一生乗るかよ」なライターが一瞬で虜に! 15年落ち16万kmのヴォクシーを買ったらあまりの快適さに感動不可避だった!!
「ミニバンなんて一生乗るかよ」なライターが一瞬で虜に! 15年落ち16万kmのヴォクシーを買ったらあまりの快適さに感動不可避だった!!
WEB CARTOP
ブガッティの新境地! スーパーカーを飾る超ラグジュアリーなガレージ「ブガッティ・エディションFG-01ガレージ」が発売
ブガッティの新境地! スーパーカーを飾る超ラグジュアリーなガレージ「ブガッティ・エディションFG-01ガレージ」が発売
VAGUE
スズキ スイフトスポーツの最終モデルを2025年に発売
スズキ スイフトスポーツの最終モデルを2025年に発売
Auto Prove
「ネオクラシック」バイクの傑作! カワサキ「Z900RS」“フルカスタム”車両登場! 漆黒ブラック×鮮烈イエローボディが”渋い”! ストライカーワークスから発売
「ネオクラシック」バイクの傑作! カワサキ「Z900RS」“フルカスタム”車両登場! 漆黒ブラック×鮮烈イエローボディが”渋い”! ストライカーワークスから発売
くるまのニュース
日本でのMotoGP人気を上げるために「これまでできなかったこと」をやりたい。中上貴晶が考える”開発ライダー”以外の新たな役割
日本でのMotoGP人気を上げるために「これまでできなかったこと」をやりたい。中上貴晶が考える”開発ライダー”以外の新たな役割
motorsport.com 日本版
キャデラックF1は経験あるドライバーとアメリカ人のラインアップを目指す。ファンが期待するリカルドは加入説を否定
キャデラックF1は経験あるドライバーとアメリカ人のラインアップを目指す。ファンが期待するリカルドは加入説を否定
AUTOSPORT web
トヨタ育成のホープ、それぞれのSFテスト。昇格目指し「人生をかけて」臨んだ野中誠太、胃もたれ寸前の“特濃”経験を消化中の小林利徠斗
トヨタ育成のホープ、それぞれのSFテスト。昇格目指し「人生をかけて」臨んだ野中誠太、胃もたれ寸前の“特濃”経験を消化中の小林利徠斗
motorsport.com 日本版
スズキ、「スイフトスポーツ」にファイナルエディション 2025年11月まで期間限定生産
スズキ、「スイフトスポーツ」にファイナルエディション 2025年11月まで期間限定生産
日刊自動車新聞
最新は最良か!? BMWのツーリングウエッポン 新型「R 1300 GSアドベンチャー」をスペインで試す!
最新は最良か!? BMWのツーリングウエッポン 新型「R 1300 GSアドベンチャー」をスペインで試す!
バイクのニュース
「水平対向エンジン搭載」スバルの個性派SUV「レヴォーグ レイバック」が着実進化! 全身“黒コーデ”の精悍な特別仕様車に注目です
「水平対向エンジン搭載」スバルの個性派SUV「レヴォーグ レイバック」が着実進化! 全身“黒コーデ”の精悍な特別仕様車に注目です
VAGUE
「このルックスの良さは反則でしょ!」BMWの新型レトロスポーツ『R 12 S』に、SNSでは絶賛の声
「このルックスの良さは反則でしょ!」BMWの新型レトロスポーツ『R 12 S』に、SNSでは絶賛の声
レスポンス
「ハチロク顔4ドアセダン」がスゴかった! 前から見たら初代86も…横からはセダン!? 学生手掛けた「謎のハチロクカスタム」とはなんだった?
「ハチロク顔4ドアセダン」がスゴかった! 前から見たら初代86も…横からはセダン!? 学生手掛けた「謎のハチロクカスタム」とはなんだった?
くるまのニュース

みんなのコメント

9件
  • int********
    何か欧州は相変わらず頓珍漢なことしてるなぁ…。
    今後、日本車の純ガソリン車が中古市場で今以上に軒並み値上がりするんだろうけど利権だけでEVを国民に強制してきたツケは後々かなり酷いことになりそう。
  • 通SUN
    大量のバッテリーが廃棄されるんだろうね
    どっちがエコなのかわからんな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0650.0万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0650.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村