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「ハミルトンに腹が立って幅寄せした」ストロールと、「故意の衝突ではない」と主張するルクレール。それぞれ戒告処分に

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「ハミルトンに腹が立って幅寄せした」ストロールと、「故意の衝突ではない」と主張するルクレール。それぞれ戒告処分に

 F1スペインGPのFP3で2件の接触事故が起き、ランス・ストロール(アストンマーティン)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、それぞれ戒告を受けた。また、予選では、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)が他車の走行を妨害したと判断され、3グリッド降格のペナルティを受けた。

 スチュワードは、予選Q1において、サージェントがターン10でストロールに対して不必要な妨害を行ったと結論づけた。ウイリアムズは、後方からストロールが近づいていることを、適切なタイミングでサージェントに伝えず、サージェントはストロールをミラーで確認した後、適切な行動をとった。しかしスチュワードは、チームが、後方から近づいてくるマシンについて、ドライバーに通知しないことは、妨害行為の言い訳にはならないとして、サージェントに3グリッド降格のペナルティを科した。

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 しかしサージェントは予選最下位20番手だったため、グリッドの後退はない。

 一方、FP3では、2件のインシデントが審議対象になり、ストロールとルクレールがそれぞれ、他のドライバーに対する行為に関して、戒告(ドライビング)を受けた。

 フライングラップ中のストロールは、ターン5で、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に追いついたが、ハミルトンが避けるのが遅かったため、アタックを中止しなければならなかった。ストロールはターン5出口でハミルトンに対し、コース外まで押し出すように幅寄せし、それによって軽い接触が起きた。この際、ストロールは無線でハミルトンに対する怒りを示していた。ハミルトンは、チームからストロールが後方から近づいてきていることを知らされず、直前まで気付かなかった。

 スチュワードによると、ストロールは、「ターン5でハミルトンから妨害を受けたことに腹を立てた」と述べたという。そのためストロールは、コーナー出口でハミルトンに幅寄せし、不満を示したかったのだと認めた。

 接触について、スチュワードは「偶発的なもの」とし、ストロールの行為は「危険ではないものの、不規則な動きだった」として、戒告処分を決めた。

 ルクレールは、フライングラップ中にターン5でランド・ノリス(マクラーレン)に追いつき、アタックを中止。その後のターン7手前で、ルクレールはノリスとの接触を引き起こした。スチュワードによると、ルクレールは、ノリスに妨害されたことにいら立ったと認め、一方で、ターン7でレーシングラインから外れようとした際に、マシンの位置取りを誤り、ノリスと接触してしまったと説明、故意の衝突を否定している。

 スチュワードは、「意図の有無にかかわらず、ルクレールの行為は、危険ではないものの不規則である」と判断し、戒告(ドライビング)を与えることを決めた。



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みんなのコメント

35件
  • not********
    ストロールの言ったことが本当なら、スーパーライセンス剥奪ではないか。
  • kor********
    故意にやったなら、もうスーパーライセンス剥奪すべきでしょ、煽り運転する奴と同じじゃん。
    死亡事故起きてからじゃ遅いよ、ストロールクビにしろよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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