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ル・マン24時間レースの100周年を記念したアルピーヌA110Rの特別限定モデルが日本で発売

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ル・マン24時間レースの100周年を記念したアルピーヌA110Rの特別限定モデルが日本で発売

 アルピーヌ・ジャポンは2023年7月20日、A110に特別仕様車の「A110Rル・マン(A110 R Le Mans)」をラインアップし、7月20日から8月6日までアルピーヌ正規販売店にて購入申込を受け付けると発表した。販売台数は全世界100台限定のうちの6台で、車両価格は2000万円に設定。申込台数が限定台数を上回った場合は抽選、申込が販売台数に達しない場合は通常での販売を予定する。

 今回の特別仕様車は、ル・マン24時間レースの100周年を記念したアニバーサリーモデルに位置する。ル・マンとアルピーヌの関係は非常に深く、アルピーヌの創立者であるジャン・レデレ(Jean Rédélé)氏が1952年と1953年のル・マン24時間レースにルノー4CVで出場。1952年にはテール・エンダーの17位で完走する。そして、1955年にはレデレ氏がエンジンやクルマのチューンアップショップであるソシエテ・デ・オートモビルス・アルピーヌ(Societe des Automobiles Alpine=アルピーヌ自動車製造会社)を生まれ故郷のフランス南部のディエップに設立し、経営が軌道に乗った1960年代からはスポーツカーレースに出場するための本格的なレーシングカーの企画を推し進める。1963年には最初のレーシングカーのM63を、1964年には改良モデルのM64を、1965年にはさらなる進化版のM65を、そして1966年には新バージョンのA210を製造し、ル・マン24時間レースに挑み続けた。その間、同レースにおいて4度のクラス優勝と3度の熱効率指数賞を獲得する。さらに、1978年大会ではA442Bが総合優勝を成し遂げた。

1973年開催のサンレモ・ラリーで優勝したアルピーヌA110をオマージュした現行A110の特別仕様車が日本での受注を開始

 A110Rル・マンは、F1を始めとするモータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、同時に車体をさらに軽量化したうえで専用シャシーを導入した、A110シリーズのなかで最もラディカル(過激)なモデルであるA110Rをベースに、ル・マンのシンボルカラーをオマージュしたホワイト(ブラングラシエ)とブルーのエクステリアカラーを採用。また、外装にはカーボンファイバー材のフロントボンネット/ルーフ/リアフード、さらに最新レーシングマシンのA480を彷彿させるリアフードのシャークフィンを装着し、ここにブルーeと称する細いダブルラインのストライプをフロントボンネットからルーフ、リアフード、リアスポイラーにかけて配して、特別感を強調する。また、サイドにブルーのアクセントを施したスワンネックマウントのリアスポイラーを装備。足もとには専用DUQUEINE(デュケーヌ)18インチカーボンホイールAEROCARBONを組み込んだ。さらに、フロントスポイラーやサイドシルに24H LE MANSロゴを、Cピラー部にカーボン/ブルーエンブレムを配し、合わせてALPINEロゴやA110Rエンブレム、ホイールリム周囲、ブレーキキャリパーなどをブルーで彩った。

 インテリアについては、24H LE MANSロゴを刻んだカーボンファイバー骨格のSabelt製軽量モノコックバケットシートや、ル・マン24 時間レースコース図付きのマイクロファイバーサンバイザー、カーボン/ブルーエンブレム付ドアトリム、専用フロアマットなどを特別装備。センター部には“ALPINE A110R”および24H LE MANSロゴと限定台数の証となる“000/100”のシリアルナンバーを刻印した専用プレートを配備する。ハンドル位置は右と左を設定した。

 パワーユニットはベース車と基本的に共通で、最高出力300ps/6300rpm、最大トルク340Nm/2400rpmを発生する1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジンをミッドシップ搭載。排気系には二重構造デュアルエキゾーストを装備する。トランスミッションには7速DCTを組み合わせ、軽量化(車重1090kg)やエアロダイナミクス性能の向上を果たした結果、最高速度はA110 シリーズでトップクラスの285km/h、0→100km/h加速は3.9秒を実現した。また、シャシーには専用「ユノディエール」チューニングダンパーを配備。20段階減衰力調整機能付ダンパーは、アルピーヌが特許を持つRoad(標準の車高)とTrack(標準-10mmの車高・スプリング剛性5%向上)の2段階の車高調整機構(シム)を備え、高速での安定性を優先するセットアップ「ユノディエール」を施している。

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