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ホンダ「新型コンパクトカー」日本投入へ 「シティ復活」!? “旧車デザイン”の斬新モデル登場叶うか… 26年発売予定の新モデル、どんなクルマに?

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ホンダ「新型コンパクトカー」日本投入へ 「シティ復活」!? “旧車デザイン”の斬新モデル登場叶うか… 26年発売予定の新モデル、どんなクルマに?

■2026年登場の「小型EV」 “シティ復活”の可能性もあるか

 ホンダは、2024年1月に小型バッテリーEV「Honda e(ホンダ e)」を生産終了しました。
 
 唯一の小型EVが終焉を迎えましたが、2026年に小型車カテゴリで2タイプのEVを投入することが発表されています。どのような小型車が登場するのでしょうか。

【画像】超カッコイイ! これが「新型シティ」!? 画像で見る(75枚)

 ホンダは2050年までにカーボンニュートラルを目指すために電動化戦略を加速させており、2040年までにEV・FCEVの販売をグローバルで100%とすることを計画しています。

 2022年4月に発表した「四輪電動ビジネスの取り組みについて」では、EV計画を中長期的に強化していく方針が明かされました。

 そして2023年4月の「2023 ビジネスアップデート」発表会では、投入予定の具体的な新型モデルについて言及し、日本国内では「N-ONE」ベースのEVを2025年に、SUVタイプを含む小型EV2機種を2026年にそれぞれ発売することが明言されました。

 さらに、2024年1月に米国で開催のデジタル技術見本市「CES 2024」では、新時代のグローバルEVシリーズとなるコンセプトカーを披露するなど、EVニューモデルの展開が加速しています。

 そうしたなかで、2020年にホンダ初の量産電気自動車として発売され、唯一展開されていたEVであるホンダ eが生産を終了しました。

 ホンダ eは2017年にドイツで披露されたコンセプトカー「Honda Urban EV Concept(ホンダ アーバン イーブイ コンセプト)」がベースとなっており、デザインはほぼそのままの状態で登場。

 ボディサイズは全長3895mm×全幅1750mm×全高1510mmとコンパクトにまとめられ、乗車定員は4名です。

 モーターなど重量物をリアに搭載したリア駆動レイアウトを採用し、先進運転支援「ホンダ センシング」やコネクテッド機能も搭載するなど、新時代のコンパクトカーらしい最新技術が取り入れられました。

 しかし、価格はコンパクトカーとしては高価な495万円だったことを要因とし、販売面では苦戦し生産終了となりました。

 こうしたことから、まだ見ぬ次期小型EVがどのようなモデルになるか、期待されています。

 一方で、このヒントとなりそうなモデルが実は2023年10月に公開されていました。それが、「ジャパンモビリティショー2023」(以下、JMS)で世界初公開された「SUSTAINA-C Concept(サステナシーコンセプト)」です。

 サステナシーコンセプトは「限りある資源の制約から解放してくれる四輪電動モビリティのコンセプトモデル」と公開当時説明されており、3ドアハッチバックのコンパクトボディに電動パワートレインを搭載。

 コンパクトサイズのEVである点から、ホンダ eの後継として捉えても不自然ではありません。

 車体は回収した使用済みアクリル樹脂を再利用して作られ、アクリル素材由来のレッドの鮮やかなカラーや旧車の面影を感じさせるブラックのバンパーと丸形のヘッドライトを採用し、コンセプトカーとしては現実味を帯びたスタイリングです。

 また、ボディカラーや傾斜の強いボンネット、フロントガーニッシュのグリル風デザインに加え、トランクに収納可能な小型電動バイク「Pocket Concept」を同時に展示するなど、同様の仕組みを取り入れた1981年登場のコンパクトカー「シティ」を想起させると大きく話題になりました。

 シティはもともと普及価格帯のベーシックモデルとして展開されていたこともあり、JMSブース会場で担当者は「ホンダが元々得意としている普及価格帯のEVをラインナップさせるべきだ」と話していることから、手頃なEVを目指しているとわかります。

 日本においてはコンパクトなモデルが支持されており、日産「サクラ」や三菱「eKクロスEV」といった軽EVのシェアも徐々に拡大されています。

 ホンダ eのなき今、サステナシーコンセプトが比較的安価なエントリーEVとして登場すれば、シェアを拡大するチャンスになりうる可能性は大いに考えられます。

 現在のところ、2026年登場の小型EVについての追加情報はありませんが、ホンダの新時代を担うニューモデルに期待したいところです。

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