GWはバイクの博物館に行ってみるのもいいかも!
自然のなかの景色を楽しんだり、バイクで走ったりするだけでもツーリングを満喫できますが、目的地を決めておくとさらに充実した旅になります。なかなか行き先が決まらないという人は、国内4大メーカーが運営する「バイクの博物館」に足を運んでみるのもよいかもしれません。
バイクの博物館には貴重なマシンがずらりと展示されており、特に国内4大メーカーの博物館は、バイク好きなら一度は訪れたい場所と言えます。
二輪車メーカー4社のバイクの博物館では、それぞれの企業を代表する歴代の名車を間近で見ることができます。さらに展示されているバイクのほとんどがピカピカの状態で保存されていて、今ではなかなかお目にかかれないレアなバイクもじっくり鑑賞できるのが魅力です。
またバイクのほかにも企業を支えてきた乗り物の展示や、創業からの歴史などを知ることができます。現地でしか手に入らない限定グッズが買えるおみやげ売場があったり、ちょっとしたカフェスペースがあったりするので、家族で出かけたりデートにもおすすめの場所と言えます。
では、バイクの博物館にはどのような施設があるのでしょうか。
◆栃木県「ホンダコレクションホール」
まず、栃木県のモビリティリゾートもてぎ内にある「ホンダコレクションホール」は、ホンダが手掛けるミュージアムです。バイクはもちろんクルマもたくさん展示されており、ホンダ歴代のレアな名車やWGPレーシングマシン、伝説のF1マシンなどを目の前でじっくり見ることができます。
ホンダの歴史が一堂に詰まったマシンが、3フロアに約300台並べられていて見応え抜群。過去の市販車も多く展示されているので、昔乗っていたなつかしい愛車に出会えるかもしれません。
なお、施設は12月から2月にかけての火曜日と水曜日、臨時休業のとき以外は基本的に無休です。ミュージアムへの入館は無料ですが、モビリティリゾートもてぎへの入場料1,900円とバイクの駐車料金500円が必要になります。
ちなみにバイクでのアクセスは、常磐自動車道「水戸北スマートIC」から約40分、北関東自動車道「真岡IC」から約50分ほどです。
◆静岡県「ヤマハコミュニケーションプラザ」
静岡県磐田市のヤマハ本社に併設されている企業博物館が、「ヤマハコミュニケーションプラザ」です。
バイクをはじめ、ヤマハ発祥のピアノからバギーやマリン関連のほか、あまり知られていない4輪の開発についても紹介されています。ヤマハが手掛けてきた製品がすべて展示されているので、そのスケールの大きさにびっくりするかもしれません。
また体験型のシュミレーターがあるので、乗り物に興味があるなら年齢に関係なく子どもでも楽しめるので、ファミリーにもおすすめの施設です。しかも入場は無料で、3階には一息つけるカフェスペースがあるのもポイント。
稼働日は平日と、主に毎月第2・第4土曜日とその翌日の日曜日。大型連休や年末年始などは休館になるので、詳しい日程は企業サイトで確認してください。なおバイクでのアクセスは、東名高速道路「浜松IC」より約10km、「岩田IC」より約5km、「袋井IC」より約6.5km、または磐田バイパス「岩井IC」より約2kmです。
◆静岡県「スズキ歴史館」
スズキの歴代のバイクやクルマなどを思う存分見ることができるのが「スズキ歴史館」です。
製品が出来上がるまでの工程などを、展示や体験を通して知ることができます。またかつて販売されていたバイクがたくさん展示されているので、とくに旧車好きのスズキファンにはたまらない施設です。おみやげ売場もあり、ここでしか買えないオリジナル限定グッズも充実しています。
静岡県浜松市にあるスズキ本社の隣にあり、休館日は月曜日と年末年始や夏季休暇時のみ。入館は無料ですが、あらかじめ電話かインターネットで予約が必要なので注意してください。バイクでのアクセスは、東名高速道路「浜松IC」または「浜松西IC」から約30分です。
◆兵庫県「カワサキワールド」
神戸で生まれ100年以上の歴史をもつ、川崎重工グループの企業ミュージアムが「カワサキワールド」です。
カワサキ歴代のバイクはもちろん、船や新幹線、飛行機などマニアなら心惹かれる、数々のカワサキが手掛けた製品に触れることができます。子どもでも楽しめる乗り物体験コーナーが充実していて、実際の大分県のサーキットを走行している気分を味わえるバイクのシミュレーターゲームが人気です。
カワサキワールドは兵庫県の神戸海洋博物館内にあり、入館料は900円で月曜日と年末年始が休館日となっています。バイクでのアクセスは、阪神高速道路「京橋ランプ」から約5分、またはハーバーハイウェイ「新港ランプ」から約5分です。
◆静岡県「本田宗一郎ものづくり伝承館」
そしてホンダの創業者・本田宗一郎の生まれ育った地に建つのが「本田宗一郎ものづくり伝承館」です。
国の有形文化財に登録されている旧二俣町役場を改装した館内には、ホンダ初期のカブなど懐かしいオートバイをたくさん展示。ワークショップや図書閲覧スペースを備え、年譜や写真、映像などを通じて、本田宗一郎の子どもの頃のエピソードや軌跡、ものづくりの精神に触れることができます。
静岡県の浜松市天竜区(旧磐田郡光明村)にあり、休館日は月曜日と火曜日および年末年始で、観覧は無料です。バイクでのアクセスは、新東名高速道路「浜松浜北IC」から約10分です。
※ ※ ※
国内4大メーカーが手掛ける「バイクの博物館」は、いまでは珍しいバイクや、むかし憧れていたなつかしい旧車を間近で見れるため、バイク好きにはたまらない場所です。仲間と一緒はもちろん、ひとりで訪れても十分楽しめるので、ツーリングのついでにバイクの博物館を巡ってみるのもよいかもしれません。
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みんなのコメント
基本は歴代自社モデルの展示ですが、ホンダは他車の名車と呼ばれるモデルも展示してあり、懐の深さを感じます。