もくじ
ー i8の後継がMのトップモデルに
ー 新しいPHEVスポーツ シャシーはi8がベース
ー 価格もパワーも大きく上昇 ライバルはマクラーレン
ー 地域の要望に合わせたパワートレイン
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i8の後継がMのトップモデルに
BMWは新しいスーパースポーツをラインナップに加えるのに積極的だ。マクラーレン570Sに対抗し、電動化と軽量化、新素材の採用を進めている。
i8は現在、BMWでもっとも重要な電動スポーツカーだが、今では新型8シリーズがより伝統的なフラッグシップのGTとなっている。
AUTOCARはi8の直接の後継車となることはないと考えているが、BMWはまだ公式に発表していない。
新しいスーパースポーツカーはi8からインスピレーションを受け、実質の後継モデルとなる。しかし、価格やパワーは上昇し、Mモデルのトップに君臨するモデルとなる。
新しいPHEVスポーツ シャシーはi8がベース
BMWの製品開発を取り仕切るクラウス・フレーリヒは、現在このモデルを開発中だという。
「エンジニアの経験があれば、スーパースポーツカーを作ってみたいと思うでしょう。EVの要素を取り入れればこれが可能になると考えています」
「われわれが非常に小型でパワフルな電動ユニットとi8のようなカーボンファイバーのボディ、そしてハイパワーなエンジンを持っています。うまく組み合わせることができれば、パフォーマンスに優れたモデルを作ることができるでしょう」
「マクラーレンやフェラーリなども2020年以降には、部分的に電動化が行われているでしょう。われわれが企画しているプラグインハイブリッドカーには、100ps、25.4kg-mを超える電動モーターが採用される予定です」
価格もパワーも大きく上昇 ライバルはマクラーレン
スーパースポーツモデルは2023年までには登場する予定だ。
ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせ、シャシーにはi8の軽量なカーボンアーキテクチャを用いる。
しかし、組み合わされるエンジンはi8の3気筒エンジンよりもかなり大型になるようで、おそらくは6気筒エンジンが用いられると思われる。最大出力は700psほどとなり、371psのi8の2倍近くで、来年発売され629psほどと噂されるM8をも超える。
加えてフレーリヒは、数年以内にBMW製のPHEV用eモーターは200ps、52.3kg-mを超えると語った。
「eモーターは数ミリ秒で反応し、このパワーを発揮します。スポーティに感じられますし、Mブランドとの相性も良いでしょう」
BMWの新しいスーパースポーツは11万4000ポンド(1573万円)のi8を優に超える価格帯で、ホンダNSXなどのハイブリッドモデルだけでなく、マクラーレン570Sなどの15万ポンド(2071万円)を超えるガソリンモデルをターゲットにしているようだ。
生産台数を抑えることで希少性を高め、高い残価を狙うのだろう。
地域の要望に合わせたパワートレイン
BMWのMブランドは将来的に電動化を進める方針だ。しかし、BMWの製品開発を取り仕切るクラウス・フレーリヒによれば、モデルの多くはハイブリッドにとどまるという。
「Mも電動化を進めていきますが、重点を置いているのはハイブリッドです。EVでは航続距離を伸ばそうとするとどうしても重量がかさんでしまい、コーナーやサーキットでのパフォーマンスが下がります。直線での速さだけにこだわるわけにはいきません」
BMWが持つふたつのプラットフォームはどちらも、内燃エンジン、プラグインハイブリッド、電動パワートレインのすべてに対応しており、2021年以降すべてのBMWを電動化することも可能だ。
「Mモデルならこれ、iモデルならあれ、といった具合に、世界中の要望に応じて柔軟にアーキテクチャを使用することが鍵になると考えています」
「例えば現在、7シリーズで電動プラットフォームと内燃機関のプラットフォームのふたつを用意するだけの余裕は、われわれにはありません。ですから、中国向けならばEV、米国向けならPHEVやMパフォーマンスのように電動化しつつ作り分けていくことになるかもしれません」
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