ゴルフGTIクラブスポーツの市販モデルが披露

フォルクスワーゲンは9日、ゴルフGTIの誕生40周年を記念し、GTIの性能をさらに高めた「GTIクラブスポーツ」を発表した。GTIクラブスポーツは、5月にオーストリアで開催されたフォルクスワーゲンのファンイベント「ヴェルターゼー ミーティング」でコンセプトカーが披露されたもので、市販モデルは今月15日にドイツで開幕するフランクフルトショーで初披露される。

GTIクラブスポーツのエンジンは、最高出力が35ps引き上げられ、265psを発生する。さらにパワーが約1割増しとなるブースト機能を備え、一時的に290psまで生み出すことが可能だ。

メーカー公称値によると、0-100km/h加速は6MT仕様が6.0秒、6速DSG（デュアルクラッチギアボックス）仕様は5.9秒となっており、最高速度は250km/h（DSG仕様は249km/h）に達するという。

さらにエアロパーツも、パワーアップに見合ったダウンフォースが得られる専用のものへとグレードアップしている。エクステリアで標準GTIと異なるのは、フロントバンパー、サイドシル、リアディフューザー、ルーフスポイラー、アルミホイールなど。またボディカラーに専用色のオキシホワイトが設定され（ほかのボディカラーも選択可）、ルーフはブラック塗装が施され、標準GTIとの差別化が図られている。

なおGTIクラブスポーツは2016年初め頃の発売が予定されている。