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イベントに行ってもなぜか雑誌やWEBに掲載されない! 「こうすれば取材される」をイベント取材の達人が伝授

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イベントに行ってもなぜか雑誌やWEBに掲載されない! 「こうすれば取材される」をイベント取材の達人が伝授

 この記事をまとめると

■日本中でオーナーズミーティングなどが開催されており、メディアが来ていることも多い

今年も377台が「ふるさとの湘南」へ帰省! GTドライバーも登場した2023年「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング」

■メディア側が振り向くような仕様であったり配慮がされていると取材されやすい

■取材後、そのまま仲良くなってプライベートでも付き合うようになることも!?

 カスタムカーオーナーの夢!? 「取材を受ける」には?

 クルマ系のイベントを取材するときの必須事項といえばオーナーインタビュー。

 お声掛けする側としては「喜んで!」とおっしゃっていただける方を取材したいのが本音です。

 しかし、半分(というかほとんどの場合)は「イチかバチか」。そもそも、貴重な時間を割いて取材にご協力いただくわけです。取材そのものがNGだったり、クルマだけならOK(顔出しNG)というケースだったり。思うように取材できないことも少なくありません。

 断られるのを覚悟で、イチかバチか思い切ってお声掛けしてみると「じつは取材してほしかったんですが、どうしたらいいかわからなくて……」とおっしゃっるオーナーさんもいらっしゃいます。

 そこで今回は「イベント会場で取材してほしいオーナーさん必読!? 取材される確率をアップさせる方法とは?」と題してまとめてみました。

 取材したい! けれど、オーナーさんがどこにも見当たらない!

「取材を受けやすい人とそうでない人との違いとは?」、これは担当する編集者やライターによって見方や方法が変わってくるので、一概に言い切れるものでもありません。ただ、イベント会場でよくありがちなのが「取材したいけれど、オーナーさんがどこにも見当たらない!」というケース。これは本当に多いです。

 そりゃそうですよね。イベントを楽しむために来ているんですから。会場内を練り歩いていても何ら不思議ではありません。

「そろそろ戻ってくるかもしれないから、とりあえず10分待ってみよう、まだ帰ってこない? じゃ、あと5分だけ……」というケースは筆者の場合はあまりありません。イベント会場内で取材したいクルマとそのオーナーさんを探す、取材交渉して、撮影して、その日のノルマであるインタビュー×4~5人(あくまでも一例)をひとりですべてこなして……となると、結構時間がタイトです。

「取材してほしい! でも、イベントも楽しみたい!」、そんな方はダッシュボードのところに「取材大歓迎!」に加えて「連絡先」や「●●時頃戻ってきます」と大きな文字(これが重要です)で書いたメモを置いていただけると、グッと取材される確率がアップするので参考にしてみてください。

 取材対象になりやすいクルマとは?

 イベント会場ともなれば、何十台、何百台ものクルマが集まります。そのなかから数台のクルマを選んで取材をお願いすることになります。では、取材班はどのようなクルマを探しているのでしょうか。

 2ケタナンバー/新車ワンオーナーカー

 いまや貴重な存在となりつつある2ケタナンバー車をはじめ、旧車およびネオクラシックカーに属するクルマの新車ワンオーナーカーは必ずといっていいほどチェックしています。当時のエピソードや苦労話など、長く所有している方だからこそ語れる、貴重なお話を聞くことができるからです。

 限定車やレア車

 生産台数があらかじめ決められている限定車も、取材対象として欠かせない存在です。イベント会場ともなれば、貴重な限定車が何台も参加していることも少なくありません。そんなときはどうするか? 優しそうなオーナーさんにお声掛けします(「話し掛けないでオーラ」を発している方は自然とわかるようになりました)。

 また、もともと生産台数が少ないモデル、あるいは自然淘汰が進み、生き残っている個体が少ないクルマ、逆輸入車などのレア車も取材対象として外せません。「こ、こんなクルマが存在していたんだ……」と驚くこともしばしばです。思わず仕事であることを忘れそうになる瞬間です。

 劇用車などの完コピ車

 頭文字DのトレノやRX-7、あぶない刑事のレパード、バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアン……などなど。劇用車オーナーさんは熱い方、しかも取材をOKの方が多いので、取材対象としてやっぱり外せません。ノリノリで取材に応じてくださるオーナーさんも多く、つい話が盛りあがって所定の時間をオーバーすることも。

 オーナーのこだわりやセンスがビシビシ伝わってくるクルマ

 イベント会場を取材していると、理屈抜きに「カッコイイ」と思わずにはいられないカスタマイズを施したクルマがいます。そういったクルマのまわりには人だかりができていることも珍しくありません。それだけ、自然とひと目を惹きつけるオーラを放っているのです。しかし、こういうときに限ってなぜかオーナーさんが見当たらない……。

 取材陣へのアピール大歓迎!

 取材を受けやすくするポイントとは?

 自分の愛車は限定車でもなければレア車でもない。では、どうすれば?ちょっとしたひと工夫で取材の声が掛かりやすくするポイントについてご紹介します。

 単独か少人数行動(2~3人)

 グループでイベント会場に足を運んでいる方たちは、愛車の周辺で折りたたみの椅子を広げて談笑していることも多く、なかなか声を掛けづらいのが正直なところ。単独か少人数行動の方がお声掛けしやすいことはたしかです。

 自作のスペックボードが飾られている

 愛車の開発ストーリーやスペック紹介などをまとめた「手作りのボード」を掲げているオーナーさんをイベント会場で見掛けます。思わず足を止めてスペックボードを眺めていると、そのうちオーナーさんが話し掛けてきてくれて話をうかがううちに意気投合! そのまま取材……なんてことも過去にありました。

 ナンバーが隠してある

 イベントリポート記事をまとめる際、地味に大変なのがナンバー処理。そのまま公開しても問題ないという意見もありますが、基本的にはすべて消しています。じつは……、オーナーさんお手製のナンバー隠しプレートが貼り付けてあると大助かりなのです。

 愛情をアピール!

 びっくりするくらい細部まで洗車してある、ダッシュボードにカタログやミニカー、愛車との思い出などのコレクションがずらりと並べられている、リヤシートは新車時のビニールを被せたまま……などなど。「そこまでやりますか!」と驚くほどの愛情度のアピールが取材の決め手になることもあります。

 女性オーナーは有利?

 このジェンダーレスの時代に何ごとだ!と怒られそうですが、クルマ趣味の世界ではまだまだ少数派である女性オーナーのほうが否が応でも目を引きます。正直、女性オーナーの方がアドバンテージがあることは確かです。

 まとめ:熱烈「取材して」アピール、お待ちしております!

 繰り返しになりますが、「取材してください!」と声を掛けていただけるのは本当にありがたいことですし、よほどの理由がない限り、お断りするのも何だか申し訳ないと思っています。

 また、「取材に来ているライターや編集者の見分け方」がわからないという方もいらっしゃるでしょう。では、実際どうなのか? クルマ系のイベントというとある種のお祭りですから、参加者の方の多くが楽しそうな表情をしています。

 そんななか、ゴツい一眼レフカメラとバインダー(質問項目をまとめた紙がはさんであります)、ときには三脚を持ちながら難しい顔をして参加車輌を物色している1~3人くらいの人たちがいたら、それはライターや編集者である確率が高いです。もう少し近寄ってみて「このクルマ、(取材対象として)いいんじゃないですか?」「そうですねぇ」といったやり取りが聞こえてきたら間違いありません。思い切って「取材してください!」と声を掛けてみてください。

 良い結果となるよう、健闘を祈ります!

 ちなみに余談ですが、ほとんどの場合は取材のときにお会いしてそれっきり……になってしまうのですが、そこは同じクルマ好き同士。なかには取材中に意気投合してSNSでつながり、定期的に飲みに行くようになったり、家族ぐるみのお付き合いになったり、結婚式に招待してくださった方もいらっしゃいます。じつはWEB CARTOPの編集担当さんも、ある取材がきっかけで知り合い、お仕事をいただけるようになりました。

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