マツダが新世代商品第2弾、SUVの「CX-30」を発表。予約受注を開始

2019年9月20日、マツダは新世代商品第2弾となるクロスオーバーSUV「CX-30（シーエックス サーティー）」の予約受注を開始する。※タイトル写真：佐賀尚人 主査（左）と柳澤 亮 チーフデザイナー（右）。

開発コンセプトは「人生の幅が広がる・世界が広がる」
CX-30は、CX-3とCX-5の中間に位置するクロスオーバーSUVだ。だが、CX-4は中国専用モデルとして既に存在することと、マツダ 3に続くマツダ新世代商品の第2弾であることから、車名を新たに2ケタのCX-30にしたようだ。

エクステリアは、マツダのデザインフィロソフィである「魂動デザイン」のもと、ボディはスリムで伸びやかな上部と、黒いガーニッシュでSUVらしく力強い下部を同時に表現している。フロントフェンダーからリアタイヤへ弧を描いたショルダー部は、書道のひと筆書きのよう。ボディ下面は、クルマが動くと周囲の景色がS字型に揺らめきながら映り込む。

全長4395×全幅1795×全高1540mmというサイズは、市街地や縦列駐車などで取り回しが良く、また立体駐車場も利用可能な高さだ。クロスオーバーSUVだから最低地上高は175mmと少し高めだが、自然な乗降性は確保している。

インテリアは、ドライバーを中心にメーターやスイッチ類を左右対称にレイアウトし、それをドライバーに正対させ、クルマとの一体感を強めながら、心地良い包まれ感も表現している。メーターフードから助手席側のドアトリムまでウイング上のフードを採用し、助手席には居心地の良さと安心感を提供する。

フロントシートの間隔はCX-5並みに広く、リアシートはフロントシートとの距離を取って、しかも十分なヘッドスペースも確保している。ラゲッジスペースはフル乗車時でもVDAで430L（サブトランク含む）の容量があり、開口幅も1020mmと広い。ほとんどのグレードにパワーリアゲートを標準装備している。

パワートレーンは、2.0Lの直4ガソリン「SKYACTIV-G 2.0」、1.8L直4ディーゼルターボ「SKYACTIVｰD 1.8」、および2.0L新世代ガソリン「SKYACTIVｰX 2.0」の3種。組み合わされるトランスミッションは、ガソリンエンジンは6速ATと6速MT、ディーゼルは6速ATとなる。駆動方式は、いずれも2WD（FF）と4WDが設定される。

新世代車両構造技術の「SKYACTIV ビークル アーキテクチャー」や、進化した4WDシステム「i-ACTIV AWD」、新開発の「オフロード・トラクション・アシスト」などを搭載し、安心感と自在感のある運転フィールを実現している。先進の予防安全技術「i-ACTIV センス」や心地良いオーディオシステム「マツダ・ハーモニック・アコースティックス」、そしてコネクティッドサービスも充実し、安心かつ快適な移動時間を楽しむことができる。

車両価格（10％税込）は、SKYACTIV-G 2.0搭載車が20S（FF／AT・MTとも）の239万2500円～20S Lパッケージ（4WD／AT・MTとも）の303万500円。SKYACTIVｰD 1.8搭載車がXDプロアクティブ（FF／AT）の288万7500円～XD Lパッケージ（4WD／AT）の330万5500円。そしてSKYACTIVｰX 2.0搭載車がXプロアクティブ（FF／AT・MTとも）の329万4500円～X Lパッケージ（4WD／AT・MTとも）371万3600円。

販売開始は、SKYACTIV-G 2.0およびSKYACTIVｰD 1.8搭載車は2019年10月24日より、SKYACTIVｰX 2.0搭載車は2020年1月以降の予定だ。

マツダ CX-30 20S Lパッケージ 主要諸元
●全長×全幅×全高：4395×1795×1540mm
●ホイールベース：2655mm
●重量：1480kg
●エンジン型式・種類：PE-VPS型・直4 DOHC
●排気量：1997cc
●最高出力：115kW<115ps>／6000rpm
●最大トルク：199Nm<20.3kgm>／4000rpm
●トランスミッション：6速AT
●タイヤサイズ：215／55R18
●価格：303万500円

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