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【IAAモビリティ2023】ファミリーバンから電動SUVへ 新型ルノー セニックEテック エレクトリック ミュンヘンのモーターショーで発表!

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【IAAモビリティ2023】ファミリーバンから電動SUVへ 新型ルノー セニックEテック エレクトリック ミュンヘンのモーターショーで発表!

ルノー セニックEテック エレクトリック:ファミリーバンから電動SUVへ。ルノーは、おなじみの名前のニューモデルで電気自動車のポートフォリオを拡大している。しかし、かつてのバンはSUVになる。情報とシートテスト!

1996年に「メガーヌ セニック」として登場した、「エスパス」の弟分である「ルノー セニック」は、コンパクトバンとして30年近い歴史を持つ。そして昨年、ルノーは「セニック コンセプト」で、将来的に進むべき方向性、すなわち電動モビリティの方向性を示したばかりだ。そして今、ミュンヘンで開催されるIAAに合わせて、ルノーは新型セニックEテック エレクトリックを発表した。

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クリオとエスパスから拝借したビジュアル

しかし、新型は、かつての丸みを帯びたファミリーバンとはかけ離れている。外見上は独立した角張ったデザインだが、同時にルノー車であることは明らかで、すでにおなじみのモデルから要素を取り入れている。例えば、ストローマーがリフレッシュされた「クリオ」から拝借したデイタイムランニングライトや、新型「エスパス」をベースとした六角形のエレメントを組み込んだグリルデザインなどである。

ただし、エアロダイナミクスの観点から、電気自動車によく見られるようにグリルは閉じられている。「セニック」のサイドラインも明らかに「エスパス」の方向に向かっており、ファミリーバンのボディスタイルからSUVに向かっている。

リアセクションも同様に角張っているが、L字型リアライトは比較的目立たない。サイドのエアロディテールとディフューザーがルックスを強調する。残念なことに、やや実用的ではない。「セニック」はリアウインドウが非常に狭く、ローディングシルが高すぎるため、日常走行では減点されそうだ。

【サイズ一覧】 • 長さ: 4470mm • 幅: 1864mm • 全高: 1571mm • ホイールベース: 2785mm • ラゲッジコンパートメント容量: 545~1607リットル

Apple CarPlayとAndroid Autoがワイヤレスで使える

充電エッジのために減点され、電気SUVはおそらくインテリアでいくつかのポイントを補う。というのも、他のルノーのモデルと同様、「OpenR」インフォテインメントが採用され、グーグルサービスがサポートされ、Apple CarPlayとAndroid Autoがワイヤレスで使えるからだ。

さらに、誘導充電クレードルやその他多くの収納オプションがあり、実に実用的だ!特に後部座席の広さは目を見張るものがあり、全長4.5メートルのストローマーはレッグルームとヘッドルームで得点を獲得している。ラゲッジルームは最大545リットルまで収納可能。さらに、インテリアの採光性を高め、リサイクルガラスを使用した巨大なパノラミックルーフを注文することもできる。

インテリアにリサイクル素材を多用

ダッシュボードの約80%、ステアリングホイールの51%がリサイクル素材でできている。ルノーはリアルレザーを一切使用していない。駆動システムも、少なくとも地域的には持続可能である。

背の高い人でも十分なスペースがあり、ゆったりと座ることができる。

搭載される電動モーターは、市場導入時に2種類用意される。125kW(170馬力)、最大トルク280Nmと、162kW(220馬力)、最大トルク300Nmで、どちらも前輪駆動。ゼロから100km/hまでの加速は8.4秒、最高速度は170km/h(小型エンジンは150km/h)。

基本価格は45,000ユーロ(約720万円)以上となる見込み

60kWhと87kWhの2つのバッテリーパックにより、航続距離は420kmから620kmを超える。充電は150kWまで可能だ。自宅のウォールボックスでは少なくとも22kWの充電が可能だ。

詳細は、新型「セニック」がディーラーに到着する2024年2月頃に明らかになるだろう。ルノーは、新型「セニック」の価格をまだ明らかにしたがらない。「メガーヌEテック エレクトリック」よりも大きいため、ベース価格は高くなる可能性は高い。電気自動車の「メガーヌ」は42,000ユーロ(約670万円)からディーラーで購入できるため、「セニック」は45,000ユーロ(約720万円)前後になる可能性が高い。

結論: 新型「セニック」は、丸いファミリーバンからエッジの効いた電動SUVへと進化し、最新技術を搭載し、航続距離で得点を稼ぎたいが、小さな問題点もある。しかし、全体としては良い第一印象だ。

Text: Sebastian Friemel Photo: Renault Deutschland AG

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