「エンツォ フェラーリ」は、「348」+「F355」+「360モデナ」だった!?【エンツォ物語：01】

■本気過ぎた「F50」から一転、ロードカーを目指した「エンツォ フェラーリ」

　フェラーリ「エンツォ フェラーリ（以下エンツォ）」は、究極のスーパースポーツたるプレミアムモデルの正常進化と同時に、「F50」に対する市場でのネガティブな意見を新型車に反映させることが求められた。

　F50は、ロードカートしてはストイックすぎたのだ。その理由は、基本構造体にCFRP製のモノコックタブを採用し、V型12気筒エンジンをそれに剛結＝リジッドマウント、パワーユニットそのものにも構造体としての役割を担わせるという手法をとったからだ。

Comments

試作車と聞いてツギハギだらけの車かと思いましたが、結構仕上がりも良く、社内のテストコースだけではなく、一般道もこれで走ったんでしょうね。ホイールベースを250ミリも延長してあるので、キャビンとのバランスは相当悪いですが、リアフェンダーなんかは相当カッコ良いと思います。

フェラーリ　エンツォは、嫌いなフェラーリの一つです。
これは、スペチアーレだから偉いと思われているだけでしょ。ガンダム的なこけおどしデザインで、子どもじみていて実に浅い。