ポルシェ史上、最大級の製品アップグレード──新型カイエンがデビュー｜Porsche

ポルシェジャパンは4月18日、開催中の上海モーターショーでワールドプレミアした新型「カイエン」、「カイエンS」、「カイエンＥ-ハイブリッド」の予約受注を同日から開始すると発表した。

Porsche Cayenne｜ポルシェ カイエン

ポルシェが新型カイエンの予約受注を開始

ポルシェジャパンは4月18日、開催中の上海モーターショーでワールドプレミアした新型「カイエン」、「カイエンS」、「カイエンＥ-ハイブリッド」の予約受注を同日から開始すると発表した。

Text by HARA Akira

カイエンSは4リッターV8ツインターボエンジンに

「ポルシェ史上、最大級の広範な製品アップグレードです」と、カイエン生産ライン担当副社長のミヒャエル・シェッツレ氏が言う新型カイエンには、あらゆる走行状況にふさわしく夜道を照射できる「高解像度HDマトリクスLEDヘッドライト」や、車内の空気から汚染物質をろ過するエアクオリティシステムを装備。

また、カイエンでは初めて、運転席と助手席に個別のインフォテイメントディスプレイが備わり、走行中のビデオのストリーミングが可能になっている。

標準装備内容も大幅に拡充され、マトリクスLEDヘッドライト、ポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム（PASM）、20インチホイール、フロント＆リアパークアシストなどが装備される。

ポルシェ史上、最大級の製品アップグレードがなされた新型カイエンがデビュー｜Porscheカイエン

パワートレーンでは、カイエンSには従来のV6エンジンに代わり、ポルシェが開発した4リッターV8ツインターボエンジンを徹底的にリファインして搭載。最高出力は先代比25kW（34ps）増の349kW（474ps）、最大トルクは先代比50Nm増の600Nmとなり、SUVとSUVクーペともに0-100km/h加速が4.7秒、最高速度は273km/hに達する。

またベースモデルには、最適化された3リッターV6ターボエンジンを搭載。最高出力は先代比10kW（13ps）増の260kW（353ps）、最大トルクは50Nm増の500Nmを発生する。

また、この6気筒エンジンは、カイエンE-ハイブリッドのパワートレインのベースにもなっており、30kW増の130kW（176ps）となった新しい電気モーターと組み合わされることで、合計出力は346kW（470ps）にアップ。高電圧バッテリーの容量を17.9kWhから25.9kWhに増大したことで、電気のみによる航続距離は最長90km（WLTP）となった（装備レベルによって異なる）。

ポルシェ史上、最大級の製品アップグレードがなされた新型カイエンがデビュー｜PorscheカイエンE-ハイブリッドクーペvia Web Magazine OPENERS

足回りでは、工場出荷時にポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム（PASM）を含むスチールスプリングサスペンションを装備したことで、低速走行時の快適性、ダイナミックなコーナリング時のハンドリング、およびピッチとロールのサポートが顕著に向上。

また新しいアダプティブエアサスペンションを装備すると、オンロードとオフロードでのハンドリングが容易になるとともに、ノーマル、スポーツ、スポーツプラスの走行モードがいっそうシャープに差別化されるという。

全て右ハンドルで、価格はカイエンが1,198万円、カイエンE-ハイブリッドが1,395万円、カイエンSが1,561万円、カイエンクーペが1,273万円、カイエンE-ハイブリッドクーペが1,440万円、カイエンSクーペが1,644万円となっている。

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このカイエンは売れそう！