現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタのステーションワゴン復活熱望!! 5ナンバーサイズの[ビスタ・アルデオ]今こそ人気爆発の存在!?

ここから本文です

トヨタのステーションワゴン復活熱望!! 5ナンバーサイズの[ビスタ・アルデオ]今こそ人気爆発の存在!?

掲載 17
トヨタのステーションワゴン復活熱望!! 5ナンバーサイズの[ビスタ・アルデオ]今こそ人気爆発の存在!?

 かつては、様々なステーションワゴンがあったトヨタ。中でも利便性と快適性を併せ持ったのが、ビスタ・アルデオだった。アルデオでは、快適すぎて宇宙人も骨抜きになり地球制服ができないというCMが思い出される。アルデオが現代に復活したら、トヨタのステーションワゴンは、もっと熱くなるはずだ。

文:佐々木 亘/写真:TOYOTA、ベストカー編集部 ほか

トヨタのステーションワゴン復活熱望!! 5ナンバーサイズの[ビスタ・アルデオ]今こそ人気爆発の存在!?

■ワゴンって気持ちいい! それだけでいいじゃないか

1998年登場のトヨタ ビスタ・アルデオ。印象的なCMも懐かしい

 1998年にビスタの派生車として登場したのがビスタ・アルデオだ。

 ボディ全長は4,640mm、全幅は1,695mmと5ナンバーサイズを維持しながら、全高は1,515mmと一般的なセダンやステーションワゴンに比べて少し高い。ホイールベースも2,700mmと長めに確保し、前後座席のゆとりは十分にある。

 スポーティや上質なステーションワゴンが主流だった当時、アルデオは思いっきりユーティリティに振った。

 遊び道具を積み込んで走り出す、同乗者はリビングのようにくつろげる。運転している人も乗っている人も、いつまでも気持ちいいのがアルデオのモットーであり、とにかく気持ちいいことに全力を注いで作られたクルマである。

 ただし、日常的な取り回しのしやすさや駐車スペースのこともしっかりと考えた。車格は5ナンバーサイズに収め、最小回転半径は5.3mだ。全高もこのカテゴリーとしては高めだが、立体駐車場に十分収まる範囲内になっている。

 乗って・使って・降りても気持ちいい。今の日本に必要なクルマって、こういうパッケージングのクルマではないだろうか。

■スペースユーティリティが秀逸すぎるぞ

コラム式のシフトレバーを採用し、フロントシートもサイドウォークスルーが可能。ミニバンのような使い勝手の良さがウリだった

 前後席ともに、比較的たっぷりしたシートが奢られ、シフトレバーがステアリングコラム式になっているので、フロントシートでもサイドウォークスルーが可能だ。リアシートは5:5分割になり、170mmのスライドとリクライニング機構がついている。

 また、リアシートの座面はフロントシートよりも35mm高くなり、後席からの前方視界も良好。シートスライドや座面の高いリアシートなど、ミニバンのような使い勝手の良さが、各所に散りばめられている。

 さらにセダンベースのワゴンにしては、運転席の座面も高めだ。ヒップポイントは地上から590mmに設定され、高めの全高がドア開口部の高さも790mmと大きく与えている。そのため、大きく屈んだり、体を小さくしたりして窮屈に乗り込むことは無い。運転姿勢はアーバンスタイルSUVのようである。

 ミニバンの使いやすさとSUVの乗りやすさが融合され、まさにクロスオーバーだ。こうした装備に加え、リアドアにはガラスハッチも加わるという念の入れようでもある。ユーティリティを重視したワゴンは、アルデオのようにあるべきだと思う。

■補助席をつけて6人乗りもOK!

アウトドアレジャーにも活躍できそうな機能を多数盛り込んでいた。真面目そうな見た目とは裏腹な遊び心あるモデルだったのだ

 登場から1年後の1999年7月には、運転席と助手席の間を埋めたマルチパーパスベンチシートを選択可能にしている。フロントシートもベンチシートにすることにより、最大6名までが乗車可能となる仕様だ。

 フロント中央部の座席は、あくまでも緊急用であるが、こうした選択肢を加えてくることが実に面白い。日本で3×3の乗り方はあまり広まらなかったが、応急用でも6人乗れることで、助かるシーンは数多くあったはず。

 また前席座席間の溝が埋まることにより、フルフラットにした際の室内ほぼ全面が平らになるのも良いところだ。車中泊もしやすく、アウトドアレジャーでも大活躍できるだろう。

 ビスタの名前や、真面目そうな見た目とは裏腹に、アルデオは結構思い切ったことをやっていたクルマなのである。ステーションワゴンで真面目にスポーツするのも良いが、アルデオのようなワゴンが残っていたら、トヨタのステーションワゴンは、もっと多彩な成長を遂げたのではないだろうか。

 ビスタの名前復活と共に、アルデオを当時のパッケージングそのままで出してほしい。ステーションワゴンの行く末に困ったら、アルデオがあるで!

【画像ギャラリー】宇宙人も夢中のトヨタ ビスタ アルデオと現行ワゴンのトヨタ カローラツーリング&カローラフィールダー(14枚)

投稿 トヨタのステーションワゴン復活熱望!! 5ナンバーサイズの[ビスタ・アルデオ]今こそ人気爆発の存在!? は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

阪口晴南セットベースで「糸口が見えてきた」大湯都史樹。2台データ共有で戦力アップを狙うCERUMO・INGING
阪口晴南セットベースで「糸口が見えてきた」大湯都史樹。2台データ共有で戦力アップを狙うCERUMO・INGING
AUTOSPORT web
マセラティ、GEN4導入予定の2026/27年までフォーミュラE参戦継続へ。スパルコとの提携も発表
マセラティ、GEN4導入予定の2026/27年までフォーミュラE参戦継続へ。スパルコとの提携も発表
AUTOSPORT web
「改造車にガラの悪い人」「暴走族のサーキット場」 苦情殺到の道の駅 市などが対策へ
「改造車にガラの悪い人」「暴走族のサーキット場」 苦情殺到の道の駅 市などが対策へ
乗りものニュース
70万ダウンロード突破のパイオニアナビアプリ「COCCHi」 最新アップデートでスケジュール管理に役立つ「仕事オプション」追加
70万ダウンロード突破のパイオニアナビアプリ「COCCHi」 最新アップデートでスケジュール管理に役立つ「仕事オプション」追加
くるまのニュース
ダッシュボードはラジカセ風! モビライズ・デュオへ試乗 航続160km クラス最有力の選択肢に?
ダッシュボードはラジカセ風! モビライズ・デュオへ試乗 航続160km クラス最有力の選択肢に?
AUTOCAR JAPAN
どうりで“いい道”だ! 実は「もと有料道路」関東甲信の神ルート5選 無料化で地域の動脈に/知る人ぞ知る抜け道に!?
どうりで“いい道”だ! 実は「もと有料道路」関東甲信の神ルート5選 無料化で地域の動脈に/知る人ぞ知る抜け道に!?
乗りものニュース
「鉄道・鉄道・道路」トンネル開通で3層化 なぜ踏切は残されてきた? 川崎市
「鉄道・鉄道・道路」トンネル開通で3層化 なぜ踏切は残されてきた? 川崎市
乗りものニュース
「夢洲‐阪神高速」ルートが快適に 夢舞&此花大橋間のボトルネックに高架橋が開通
「夢洲‐阪神高速」ルートが快適に 夢舞&此花大橋間のボトルネックに高架橋が開通
乗りものニュース
「ドッキドキ」の新体制でニュル24時間に挑むスバル/STI。2025年型は空力向上でコーナリングに好感
「ドッキドキ」の新体制でニュル24時間に挑むスバル/STI。2025年型は空力向上でコーナリングに好感
AUTOSPORT web
ベントレーから世界的タトゥーアーティストとタッグを組んだ“走るアート”が登場
ベントレーから世界的タトゥーアーティストとタッグを組んだ“走るアート”が登場
OPENERS
フェルスタッペンが語る自身の将来。現行契約は満了へ「今に満足している。あまり深くは考えていないけどね!」
フェルスタッペンが語る自身の将来。現行契約は満了へ「今に満足している。あまり深くは考えていないけどね!」
motorsport.com 日本版
【F1第24戦無線レビュー(2)】チームに26年ぶりのタイトルをもたらしたノリス「来年は僕の年だ」とリベンジを宣言
【F1第24戦無線レビュー(2)】チームに26年ぶりのタイトルをもたらしたノリス「来年は僕の年だ」とリベンジを宣言
AUTOSPORT web
ルーキー最速のフラガが早くも見据える“実戦”「出しきれれば、レギュラー陣と遜色なく戦える」
ルーキー最速のフラガが早くも見据える“実戦”「出しきれれば、レギュラー陣と遜色なく戦える」
AUTOSPORT web
フィアット、人気MPVの『ドブロ』を刷新。新世代フェイスと新ロゴを採用し、導入記念限定車も
フィアット、人気MPVの『ドブロ』を刷新。新世代フェイスと新ロゴを採用し、導入記念限定車も
AUTOSPORT web
全長5.3m超え! ビッグな“新型高級ミニバン”「Vクラス」がスゴイ! 唯一無二の“輸入プレミアムモデル“はトヨタ「アルファード」と比べてどう?
全長5.3m超え! ビッグな“新型高級ミニバン”「Vクラス」がスゴイ! 唯一無二の“輸入プレミアムモデル“はトヨタ「アルファード」と比べてどう?
くるまのニュース
【F1第24戦無線レビュー(1)】ピアストリがフェルスタッペンとの接触で後退「あれが世界チャンピオンの走りだ」
【F1第24戦無線レビュー(1)】ピアストリがフェルスタッペンとの接触で後退「あれが世界チャンピオンの走りだ」
AUTOSPORT web
飛行機は大好きだけど、クルマの方がいい 英国記者の視点 3本立て
飛行機は大好きだけど、クルマの方がいい 英国記者の視点 3本立て
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニが悲願のチャンピオンに! SUPER GT最終戦は残り10周で決着…「VENTENY Lamborghini GT3」のリアタイヤ交換が勝利の鍵に
ランボルギーニが悲願のチャンピオンに! SUPER GT最終戦は残り10周で決着…「VENTENY Lamborghini GT3」のリアタイヤ交換が勝利の鍵に
Auto Messe Web

みんなのコメント

17件
  • mn5********
    「売れ行きイマイチだったけどキラリ光るところがあったあのクルマ 今なら売れるかも!」って回顧記事よく出るけどさその多くはやっぱり売れないと思うよ

    ビスタとそのワゴンのアルデオはそのずんぐりした外観から室内に入り込んでしまえばとても広く快適なクルマだったのは確かなんですけどね…
  • takumagumo
    今どきこの頭でっかちのカッコ悪さで売れるかな?
    相変わらずの無責任ベストカーよ…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0260.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.0135.0万円

中古車を検索
ビスタの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0260.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.0135.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村