最高峰のV12グランドツアラー
イタリアの自動車メーカーであるフェラーリは、まもなく導入する新型車の開発の最終段階にある。812スーパーファストの後継車として、最高出力800ps超のV12エンジンとともに2024年にデビューを飾る見込みだ。
【画像】頂点のV12グランドツアラー、まもなく新世代へ【フェラーリ812スーパーファストを写真でじっくり見る】 全34枚
この新型車は、イタリアで何度もテスト走行しているところを目撃されている。当初はカモフラージュとしてローマに似せた格好だったが、現在は市販仕様と思われるボディを身にまとっている。
また、電動車のプロトタイプに必要な高電圧警告ステッカーや充電ポートがないことから、現行型812と同様、大幅に電動化することはなさそうだ。
フェラーリは、296やSF90、そして2025年に導入予定の完全EVなどで電動化を進める一方で、デイトナSP3とプロサングエなど、フラッグシップモデルには12気筒エンジンを存続させることを以前から公言してきた。
フェラーリのデザイン責任者であるフラビオ・マンツォーニ氏は以前、本誌の取材でこう語っている。
「個人的には、このエンジンのために戦わなければならないと考えています。技術的な観点からは、最も効率的というではありません。V8ターボにすれば、パフォーマンス面ではもっと向上するでしょう。しかし、エモーショナルな観点からは、このエンジンがベストなんです」
フェラーリは新型車のプロトタイプを公式には認めていないが、同社の関係者は最近、2024年に発売予定であることをほのめかした。「これまでのクルマのライフスタイルを見れば、いつ新型を送り出すかを推測するいいヒントになるだろう」
フロントエンジンのV12グランドツアラーの系譜として、フェラーリが812を発表したのは2017年で、F12はその5年前、599はさらにその6年前であることから、新型車の登場は間近に迫っていると考えていいだろう。
フェラーリのV12はどうなる?
2022年、フェラーリは2026年までに販売台数の40%を純エンジン車とし、2030年までには20%まで減少させるという計画を発表した。
しかし今年初め、同社のベネデット・ヴィーニャCEOは、EU(欧州連合)が2035年以降もeフューエル(合成燃料)使用車の販売を認めれば、フェラーリのエンジン車はそれ以降も数年間販売され続ける可能性があると示唆した。
ヴィーニャCEOはeフューエルの認可について、「我々にとって、そして世界にとって、非常に良いことです。(エンジンは)効率の面でも、排出ガスの面でも、できることはたくさんあります」としたが、その排出ガス削減策がどのようなものなのか、詳しくは語らなかった。
フェラーリはV12エンジンの電動化計画を示しておらず、296 GTBはV6を、SF90はV8を使用している。
一部の報道では、V12がターボ化される可能性を指摘しているが(理論的にはパワーが向上し、排出ガスが削減される)、フェラーリがそのような計画を口にしたことはない。エンジンのパフォーマンスについても詳しいことは定かではない。
サーキット走行に特化した812コンペティツィオーネは最高出力830psを発生し、SP3デイトナはさらに840psにパワーアップして、フェラーリで最もパワフルな純エンジン車となっている。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダN-BOXは首位変わらずも、2位スズキ・スペーシアが前年比150%と好調。トヨタ・ルーミーが登録車首位、全体3位に!(24年10月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
【比較試乗】街乗りからオフロード走行まで可能な本格オフローダーを比較検証。タフな相棒の戦闘力は?「ランドローバー・ディフェンダー vs トヨタ・ランドクルーザー vs メルセデス・ベンツ Gクラス vs ジープ・ラングラー」
ポルシェ『911 GT3 RS』に新「マンタイキット」…285km/hで1000kg以上のダウンフォース
日産『リーフ』次期型はAWDクロスオーバーに進化! 初のデュアルモーター搭載も
ついにトヨタ「新型セリカ」開発へ 副社長が復活宣言 MR2にも期待膨らむ
「車線減少の手前で抜かされそうになり、負けじと加速したら鳴らされました。私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「どっちもどっち」「いちいち喧嘩売るなよ」の声も…実際法律では誰が悪いのか
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
ハンドル近くにあればなんでもOKってマジか! ウインカーはレバーでもボタンでも右でも左でも問題なしと結構アバウトな規定だった
【早くも1万台超え】安価でも豪華装備、業界もザワつく大穴SUV「フロンクス」の “強みと弱点”
高すぎる「クルマの税金」が大変化? 「二重課税」や「ガソリン税」解消なるか! もはや“旧すぎる”「複雑な自動車税制」現状の課題は? 電動化の今こそ「変わるチャンス」か
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
理屈がよくわからんが…。