■ほぼ個室!贅を尽くした夜行バス「ドリームルリエ17号」
格安で長距離移動ができるのが魅力的な高速バスですが、最近では高級志向な仕様も登場し、人気が高まってきています。
そのなかでも、JRバス関東と西日本JRバスが運営している「ドリームルリエ17号」もそのひとつですが、いったいどのようなバスなのでしょうか。
【画像】ほぼ個室で「女性1人」でも安心!? 豪華バスの内部はどうなっている? 実際の様子を見る!(19枚)
ドリームルリエ17号は、JRバス関東と西日本JRバスと共同で運行する高速バスとなっており、主に東京から大阪間を走行しています。
このドリームルリエ17号は、フリーWi-Fiや充電用コンセント、暖房付き便座トイレももちろん完備されているほか、アメニティセット(ウェットティッシュ・耳栓・ホットアイマスク)まで用意されているほどの充実ぶりです。
さらに、フットレストやレッグレストまで装備されているため、ワンランク上の移動が可能になっています。
従来の夜行バスとの大きな違いは、座席数を減らして、シートピッチを1m以上確保することにより、くつろげるスペースを拡大したことがあげられます。
快適性の向上に伴って料金は通常の高速バスよりも高めに設定されており、グレードや時期にもよりますが8400円から1万9000円の価格設定となっています。
そんな高めの価格設定にもかかわらず、予約がとりにくい状況が続いているというドリームルリエ17号ですが、予約状況について、JRバス関東の担当者は以下のように話します。
「2列シートの『プレシャスクラス席』は非常に人気の座席となっており、閑散期でも予約が埋まることがほとんどです。
利用者数が多い時期はやはりGWや夏休みなどの長期期間や、9月など秋口や2月から3月の大学生が休みとなる期間。
また11月の紅葉が見れる時期などは早めに予約しないと座席が埋まってしまいます」
ドリームルリエ号には2つのグレードが用意されており、標準グレードの「アドバンスクラス」と上級グレードの「プレシャスクラス」があります。
標準グレードのアドバンスクラスは3列(2+1)シートとなっており、約148度のリクライニング角度や、1m以上確保されているシートピッチなど、左右のパーテーションとカーテンでプライバシーを確保しつつ快適な時間を過ごすことが可能です。
また、上級グレードのプレシャスクラスではさらに贅沢な仕様となっており、リクライニング角度はフルフラットに近い約156度まで拡大され、シート幅も15cmほど広くなり快適さはさらにアップしています。
パーテーションも天井付近まで拡大されているので、カーテンを閉じればほぼ個室状態で目的地まで到着できます。
魅力的なプレシャスクラスですが、アドバンスクラスの14座席に対して、4座席しか用意されていないことから、予約が集中している状態であることが予想できます。
■「ドリームルリエ17号」を利用したユーザーの実際の反響は?
そんなドリームルリエ17号ですが、実際に利用したユーザーからはどのような声が挙げられているのでしょうか。
JRバス関東担当者は、利用者の客層や反響について次のように話します。
「利用者の客層は、男性や女性、年齢といった特定層には偏っていませんが、リピート客が多い印象です。
ユーザーからは、『隣を気にせず快適に過ごすことができる』といった肯定的な意見をいただくことが多いです。
たまに、『お手洗いに行くときに隣の人のところを通るのがきまづい』といった声をいただくことがあるため、今後さらに改善していきたいと考えています」
また、SNSでも「バカデカいシートは半個室の壁に囲まれ、さながら動くネカフェ」「レッグレスト展開してリクライニングしたらもうほぼベッドやこれ」「夜行バスはあまり寝れなく疲れるイメージかありますが、こちらはほぼ個室で完全リクライニングで寝返りを打ちながら熟睡可能」と、ドリームルリエ17号の快適性に肯定的な声が挙げられている様子がうかがえます。
※ ※ ※
プライベート空間をより重視して制作された「ドリームルリエ17号」ですが、「ドリームルリエ(DREAM Relier)」という名称は、2375件にも及ぶ一般公募から決定されたものとなっており、フランス語で「繋ぐ・縁を結ぶ」といった意味を持つ「ルリエ」という言葉が使用されています。
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爆睡専用!
JRバス関東だって
メディアで取材させてもらっておきながら社名を間違えたらあかんって