使い勝手がいいクルマをピックアップ
アウトドアで活躍できそうなクルマと言えば、本格SUVやクロスオーバーモデルが定番だ。が、ドロ感ゼロなのに、実はアウトドアライフを楽しむのにぴったりな、仮眠や大きな荷物の積載にも対応するクルマがある。例えば、それが渋いセダンだったり、都会派の高級ミニバンだったり、はたまたファミリーユースに向く軽自動車だったり、万人向けのコンパクトカーだとしたら・・・・・・。ここでは意外性あるアウトドア向けの中古車5台を紹介したい。
「アゲ」と「タイヤ変更」でクルマ激変! いま大人気コンパクトSUVの「野生化」の波がきてる
1)トヨタ・プレミオ/アリオン
アウトドア感ゼロにして、実は、アウトドアを始めオールマイティに使える・・・・・・な、なんとセダンがトヨタ・プレミオ/アリオン。とくに人気があるわけでもない地味な車種だけに、たった4年落ちの2016年式で100万円以下の中古車もあるから買いやすい1台だろう。
ではなぜ、プレミオ/アリオンがアウトドアで活躍できるのか。その答えはまず、セダンにして例外的に後席リクライニング機構を備え、室内長2055mmの広さを生かし、前席とつなげて、車内をカウチソファ化できること。
そしてなんといっても、5ナンバーサイズにして荷室容量が491L(VDA)もあり、なおかつセダンとしてはめずらしく、後席が6:4分割可倒式で、トランクスルー化できるのだ。つまり、長尺物の積載もOK。それこそトランク内に足を伸ばすことができるベッド化も可能。
まぁ、アウトドアシーンに似合うか? と言われれば、まったく似合いません・・・と答えるしかないんですけどね。
2)ホンダ・オデッセイ
ホンダ・オデッセイと言えば、都会派ミニバン、スポーティミニバンのイメージが強いが、実は、3列目席を床下に低く格納することで、大容量ワゴンに変身。具体的には、現行モデルの5代目の場合、3列目席格納時の荷室は幅1220mm、奥行最小815mm、最大1550mm(2列目席のスライド位置による)、高さ1120mmにもなる。全高が高い分、大型ステーションワゴンより大きな荷物を積載できるというわけだ。
しかも、Lクラスミニバンだけに、室内そのものも広大。多彩なシートアレンジによって、仮眠も快適に行えるのだから万能だ。お薦めの2列目キャプテンシート=プレミアムクレードルシート仕様(7人乗り)なら、旅客機のビジネスクラス並みの快適度、170度リクライニングによる就寝のしやすさが手に入る。
現行型は2013年の登場で、当時は大人気だったことから、中古車もそこそこ豊富。2014年~2015年式で100万円~150万円前後と、軽自動車のターボモデルの新車と変わらない値段で手に入る。HVは2016年2月の発売で180万円前後からとなるが、中古車の流通は、ミニバンユーザーは比較的長く乗り続ける傾向があるため、少なめだ。
3)トヨタ・カローラルミオン
今では中古車でしか買えない、意外なるアウトドア向けの1台が、以前、北米トヨタが若者向けに展開していた「サイオン」ブランドの2代目xBをベースに、2007年から2015年まで国内向けのトールワゴン/コンパクトカーとして仕立てたのがカローラルミオンだ。
アメリカンなテイスト、メーター周りのカッコ良さは今でも新鮮で、1-2列目席をカウチソファ的にアレンジできて、大人2名の仮眠もOK。しかも、3ナンバーサイズを生かした荷室は幅980~1495mm、奥行690mm、後席格納時の奥行は1645mmに達し、アウトドア用品の積載も余裕の余裕。
さらに、2WD車なら後席下いっぱいに大容量の、レジャーシート、傘やサンダルなどを収納できる濡れ物OKの隠し収納=リヤシートアンダーボックス(15Xを除く)もあるから便利。車内全体のポケッテリアも充実しルーフサイドネットなどアイデアに満ちている。
言い方を変えれば、車内のどこでくつろいでいても、例えばペットボトルを置く場所に困らないということ。中古車は最後期型の2015年モデルでも、タマ数は少ないものの、80万円ぐらいから手に入りそうだ。
4)ホンダN-BOX
先代(初代)モデルの熟成された最後期モデルが60~70万円前後から手に入る、一見アウトドアとは無縁のように見えて、実はアウトドアにも適した、日本で一番売れているクルマが軽自動車のホンダN-BOX。現行型中古車は新車の人気で高値安定だが、先代中古車になるとお手頃価格で買えるというわけだ。オススメは2015年2月に行われたマイナーチェンジ以降のクルマ。
燃費の改善とともに、開発陣悲願の後席190mmスライド機構をOP設定。モデル末期の巻き返しを図るため、装備、機能を充実させているからだ。そんなN-BOXがアウトドア向きなのは、まずは軽自動車最大級どころじゃない室内空間の広さ。
シートアレンジによって仮眠も可能で(室内長2180mm、室内高1400mm)、荷室も後席をごく低く格納すれば、幅1120mm、奥行最大1480mm、最低天井高1200mmという、アウトドア用品を満載できる容量になる。
しかも、いざとなれば後席足元フロアを、後席を最後端位置にスライドさせることで、簡単にお座敷に変身させることも可能。その際のフロア寸法は最大625mm×1230mmだ。さらにN BOXがアウトドアにうってつけなのは、重いアウトドア用品でも積み下ろしが楽々という点。何しろ荷室開口部地上高は480mm~545mm(スライドリヤシート付/いずれもFF車)とごく低いからである。
5)トヨタ・ルーミー/ダイハツ・トール
100万円以下で、年式が新しく、先進安全装備(スマアシ)にもぬかりのない、真新しく、街乗りにもアウトドアにもうってつけの中古車を狙うなら、トヨタ・ルーミー、タンク、ダイハツ・トールを挙げないわけにはいかない。街乗り御用達的コンパクトカーでも全高が1735mmとミニバン並みにあり、なおかつ両側スライドドアで乗り降り、大きな荷物の車内への出し入れは楽々。
しかも、後席をリクライニングし、前席とフラットにつなげることで、室内いっぱいに仮眠に最適な、最大長2m+αのベッドスペースが出現。荷室は開口部地上高527mmと低く、重い荷物の積載もスムーズ。後席使用時でも着ない持ち込みサイズのキャリーケースを縦に積むことができるほどの奥行があり、後席を格納すれば奥行は150cmぐらいまで拡大。
高さ方向にも余裕があるため、アウトドアの大きな荷物も、2名乗車なら楽々積みこむことができるのだ。中古車価格はわずか2年落ちの2018年式で、100万円を大きく下回るクルマも見つけられそうだ。
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みんなのコメント
大きい車で荷物満載で行こうが、小さい車でミニマムアウトドアで楽しもうが、それこそでっかいアメリカンキャンピングトレーラー持ち込もうが、ルールとモラルに反しなければ自由じゃない。
この記事はファミリーカーとして選ばれやすい5タイプ示して、実はアウトドアでも使えますよって、全くの初心者向けに書いてるだけだと思う。
あまりにも記事が適当すぎじゃないか。