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レクサスが新しい四輪駆動力システム「DIRECT4」を搭載した初のBEV専用モデル「RZ」を公開

掲載 更新 30
レクサスが新しい四輪駆動力システム「DIRECT4」を搭載した初のBEV専用モデル「RZ」を公開

レクサスは4月20日、バッテリーEV(以下、BEV)専用モデルとなる新型「RZ」の詳細を世界初公開した。

2030年までに全カテゴリーでBEVのフルラインアップを実現

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2005年のRX400h発売以降、ラグジュアリー市場における電動化の先駆者として、常に優れた走行性能と環境性能の両立を追求してきたレクサス。2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき電動化技術を用いた基本性能の大幅な進化を実現し、HEVやPHEVなどのプラクティカルな電動化車両の提供を通じ、多様なニーズに寄り添い、いつの時代もクルマの楽しさを探求し続けている。

そして、2030年までにすべてのカテゴリーでBEVのフルラインアップを実現し、2035年にはグローバルでBEV100%の販売を目指し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していくという。これらの挑戦に向けて、レクサスの新しい事業拠点Toyota Technical Center Shimoyama(以下、TTCS)において、クルマを「走らせては直す」ことを幾度となく繰り返し、クルマを鍛え、クルマをつくる人も鍛えている。

レクサス初のBEV専用モデルとしてブランド変革の起点となる新型RZ

新型RZは、レクサス初のBEV専用モデルとして、電動化技術がもたらすレクサスらしいクルマをデザイン、走行性能で体現し、BEVを軸とするブランドへの変革の起点となるモデル。BEV専用プラットフォーム(e-TNGA)採用に加え、バッテリーやモーターの最適配置による理想的な慣性諸元や、軽量かつ高剛性なボディの実現により、車両の基本性能を大幅に進化させている。

また、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」や、ドライバーの意図に忠実な車両コントロールを可能にしたステアリング制御とステアバイワイヤシステム採用などで、より人とクルマが一体となった気持ちの良いドライビングフィールをもたらす。

更に、ドライバーへクルマの状態変化を自然に伝える音作りも追求。これらの作り込みをレクサスの新たな開発拠点となるTTCSで行い、レクサスならではの走りの味「Lexus Driving Signature」を進化させている。

そのエクステリアデザインでは、BEVならではのシームレスな加速感とトルクフルな躍動感を表現。スピンドルグリルも、内燃機関の冷却などの必要がないBEVの機能的な進化や更なる空力性能向上を目指して、「スピンドルボディ」という塊感のあるボディと一体となった造形とした。レクサスの独自性を表現することに挑戦することで、新たなデザインの方向性とBEVらしさを両立している。

またインテリアデザインでは、SDGsやサステナブルなモビリティを中心に考え、素材や装飾によるラグジュアリーな演出に頼らない、感性に響く空間づくりにこだわり、機能的本質を追求したシンプルな設えの中にも、モノづくりの細やかさや上質さを感じられる空間を実現している。その他にも、開放的な空間づくりに寄与するパノラマルーフや、レクサス初採用の輻射熱ヒーターを含めた空調の協調制御による高効率な暖房システムが、快適な室内空間を提供する。



新型RZの主な特徴

■電動化技術を活用した人の感性に寄り添ったレクサスならではの乗り味の進化

・ドライバーの意図に忠実な走りを支える新四輪駆動力システム「DIRECT4」
・ステアバイワイヤシステムがもたらす新しいドライビング体験
・BEV専用プラットフォームの採用と素性の進化による高い運動性能の実現
・レクサスのDNAである静粛性の高い空間と音作りの両立
・走りに貢献する空力性能とBEVならではの先進的なデザイン
・長年HEVで培った技術を活用したBEVシステム

■機能的本質やパフォーマンスに根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン

・レクサスBEVの独自性を強調するプロポーションと新表現「スピンドルボディ」
・電動化技術がもたらす走りの躍動感を表現したサイド、リヤデザイン
・BEVらしさを引き立てるエクステリアカラー
・クリーンで開放的なおもてなし空間
・走りの楽しさを最大化させるコックピット
・居心地の良い室内を彩るアンビエントイルミネーションとインテリアカラー

■移動体験をより豊かにする先進安全技術とおもてなし機能

・先進の予防安全技術Lexus Safety System +
・快適な移動を支えるLexus Teammate
・心地よい空間を支えるおもてなし機能
・先進技術による新たな機能価値

■Lexus International チーフエンジニア 渡辺剛氏のコメント

「カーボンニュートラル社会の実現に向けて、「クルマ屋レクサス」が取り組むべきことは、自然や地球環境を大事にしながらも、楽しいクルマを追求し続けることだと考えています。RZでは、乗って安心感があり、触れて心地よく、操って楽しい、そんなレクサスらしいBEVの実現を目指したいという想いで開発を進めてまいりました。

Lexus Electrifiedのコアテクノロジーである四輪駆動力システム「DIRECT4」が、ドライバーの操作に対し、素早くリニアなクルマの応答を実現。デザインでは、BEV化に伴い、スピンドルグリルから、新たなレクサスのアーキテクチャーである「スピンドルボディ」への進化やドライバーの操作性にこだわった「Tazuna Concept」を織り込んだコックピット空間など、機能的本質や独自性を追求しています。今後も、お客様にレクサスならではのBEVの走りや新しい体験のご提供を目指して、挑戦を続けてまいります」

【主要諸元】(日本仕様・プロトタイプ)

全長:4,805mm
全幅:1,895mm
全高:1,635mm
ホイールベース:2,850mm
タイヤサイズ:18/20インチ
航続距離:約450km(J-WLTCモード・開発目標値)
電池容量:71.4kWh
出力:フロント150kW リヤ80kW

関連情報:https://lexus.jp/models/rz/worldpremiere/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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