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自分でエンジンオイルを交換する方法 必要な道具や手順をわかりやすく解説

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自分でエンジンオイルを交換する方法 必要な道具や手順をわかりやすく解説

オイル交換 [2024.04.08 UP]


自分でエンジンオイルを交換する方法 必要な道具や手順をわかりやすく解説
エンジンオイルは専門的な知識や技術、交換に必要な道具を持っている人であれば自分で交換できます。ただし、エンジンオイルの交換は、エンジンの性能に直結する重要な作業になるため、自信を持って作業できない人は業者に依頼するのがよいでしょう。

オイル交換しないと車の不調につながる 適切な交換タイミングは?

この記事では、エンジンオイルを交換する際に必要な道具や方法を解説しています。愛車のメンテナンスを自分で行いたいと検討している人はぜひご覧ください。


1. 自分でエンジンオイルを交換する方法
エンジンオイルの交換は、車のエンジン性能を維持し、長持ちさせるために必要なメンテナンス作業です。エンジンオイルは使い続けると劣化し、期待する効果を得られなくなるため、定期的に交換する必要があります。

エンジンオイルの交換目安・普通自動車:走行距離「5,000kmから10,000km」または、走行時間「6カ月から1年」
・軽自動車:走行距離「5,000km」または、走行時間「6カ月」
※車種や走行状況によって交換頻度は異なるなお、エンジンオイルを交換するには専門的な知識や技術、複数の道具が必要です。作業に自信があれば自分でエンジンオイルを交換しても問題ありませんが、自信がなければ安全面からも業者に依頼することをおすすめします。

エンジンオイルを自分で交換する際に必要な道具と交換方法を解説します。


(1)エンジンオイル交換に必要な道具

エンジンオイルを補充している様子(イメージ)
エンジンオイルの交換方法は「上抜き」と「下抜き」の2つあり、それぞれ使用する道具が異なります。

「上抜き」は、オイルレベルゲージを差し込む穴に吸引装置を入れてエンジンオイルを吸い上げる方法です。「下抜き」は、車をジャッキアップし、エンジンの下部にあるオイルパンのドレンボルトを外して抜き取る方法です。


上抜きの特徴
・ジャッキアップする必要がない
・ドレンガスケット(エンジンオイルの漏れを防ぐ部品)を交換する必要がない
・吸引装置が必要になる
・対応していない車種やエンジンがある


下抜きの特徴
・自然落下により抜き取る
・オイルパンに溜まったゴミや不純物を一緒に取り除ける
・ジャッキアップが必要な車種もある
・上抜きより必要な道具が多い

以下、それぞれに必要な道具をご紹介します。

道具上抜きで使用下抜きで使用説明オイルジョッキ◯◯新しいエンジンオイルを入れるのに使用廃油処理箱◯◯古いエンジンオイルを廃棄するための容器フィルターレンチ◯◯オイルフィルターを交換する際に使用パーツクリーナー◯◯エンジンオイルが付着した部品や道具などの洗浄に使用オイルチェンジャー◯エンジンオイルを抜き取る吸引装置フロアジャッキ
(ジャッキアップ)◯交換する際に車を持ち上げるのに使用ジャッキスタンド◯持ち上げた車を安全に支える道具スパナやメガネレンチ◯ドレンボルトを外す際に使用ドレンワッシャー◯エンジンオイルの漏れを防ぐ道具オイル交換に必要な道具は、以下の記事でも詳しく紹介していますので参考にしてください。

https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/oilchange/211879/
(2)自分でエンジンオイルを交換する手順
自分でエンジンオイルを交換する手順をご紹介します。

繰り返しになりますが、エンジンオイルを交換するには専門的な知識や技術が必要になります。

手順を間違えたり、作業を急いだりすると、オイル漏れや火傷など、思わぬトラブルを引き起こす可能性があるため、自分で交換する際には細心の注意が必要です。


(1)エンジンオイルを交換する手順【上抜き方法】

上抜きでエンジンオイルを抜いている様子(イメージ)
上抜き方法でエンジンオイルを交換する手順を概説します。

1.エンジンオイルの粘度を下げる
2.古いエンジンオイルを吸い上げる
3.新しいエンジンオイルを補充する
4.エンジンオイルの量を確認する
5.古いエンジンオイルを処理する

(2)エンジンオイルを交換する手順【下抜き方法】


下抜きでエンジンオイルを抜いている様子(イメージ)
下抜き方法でエンジンオイルを交換する手順を概説します。

1.エンジンオイルの粘度を下げる
2.車体をジャッキアップする
3.廃油処理箱を設置する
4.古いエンジンオイルを流す
5.オイルフィルターを交換する
6.車体を下げる
7.新しいエンジンオイルを補充する
8.エンジンオイルの量を確認する

上抜きと下抜きでエンジンオイルを交換する手順は、こちらの記事でくわしく解説していますのでぜひご覧ください。

https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/oilchange/211879/
(3)エンジンオイルの量を確認する方法
エンジンオイルの量を確認するには、オイルレベルゲージを使います。

リング状の反対側(差し込まれているほうの先端)には、「L(LOW)」と「H(HIGH)」のマークがあります。


オイルレベルゲージを引き抜く様子(イメージ)
エンジンオイルの量を確認するため、オイルレベルゲージを一度拭き取り、再度奥まで差し込みましょう。再度引き抜き、オイルレベルゲージに付着しているエンジンオイルの位置で適切な量か確認します。

付着している位置が、HIGHのあたりであれば適量です。


2. 自分でエンジンオイルを交換するメリット・デメリット
自分でエンジンオイルを交換するメリットはいくつかありますが、もちろんデメリットもあります。メリットとデメリットのどちらを重視するかによって、自分で交換するか、業者に依頼するかを決めてもよいでしょう。ただし、何度もお伝えしているとおり、自分で交換してもよい人は自信を持ってオイル交換できる人のみです。

自分でエンジンオイルを交換するメリットとデメリットをご紹介します。


(1)自分でエンジンオイルを交換するメリット
自分でエンジンオイルを交換するメリットは、主に以下の2つです。


(1)作業費用を浮かせられる
自分でエンジンオイルを交換することで、業者に依頼する際の作業費用を浮かせられます。

エンジンオイルは定期的に交換する必要があり、業者に依頼する場合は都度作業費用が発生します。一方、自分で交換するのに必要なのものは、エンジンオイルと交換に使う道具だけです。

交換に必要な道具をそろえる初期費用が必要となりますが、長期的に見れば、自分で交換したほうが費用を抑えられるでしょう。


(2)自分で選んだエンジンオイルを使える
自分が選んだエンジンオイルを使用できることもメリットです。

エンジンオイルは多くの種類があり、それぞれ特性が異なるため、使いたいエンジンオイルがある人もいるでしょう。しかし、オイル交換を業者に依頼した場合、基本的には業者が用意しているエンジンオイルから選ぶ必要があります。

自分で交換する場合は、愛車やニーズに合わせて自由にエンジンオイルを選べます。自分でエンジンオイルを交換することで、愛車への愛着も一層深まるでしょう。


(2)自分でエンジンオイルを交換するデメリット
自分でエンジンオイルを交換するデメリットは、主に以下の4つです。


(1)作業ミスをする可能性がある
専門知識や技術が不足している人は、作業ミスをする可能性があります。エンジンオイルを自分で交換した際に、よく発生するミスを2つご紹介します。


オイルパンのねじ山を破損してしまう
オイルパンのドレンボルトを強く締め付け過ぎると、ねじ山が破損します。ねじ山が破損した場合、オイルパンの交換が必要です


誤ってトランスミッションのオイルを抜いてしまう
エンジンの横には、トランスミッション(変速機)があります。専門知識がない人はエンジンオイルではなく、トランスミッションのオイルを抜く恐れがあります。トランスミッションオイルを抜いたことに気づかずにエンジンオイルを補充し、エンジンオイルが通常の倍量、トランスミッションのオイルが空になっていることがあります


(2)車に適したエンジンオイルを選ぶ必要がある
愛車のエンジン性能を100%発揮させるには、適したエンジンオイルを選ぶ必要があります。エンジンオイルの選択を誤った場合、エンジンに悪影響を与え、性能が低下する恐れがあります。

たとえば、潤滑不足による摩擦増加によって、エンジン部品の過熱などが起こるかもしれません。

なお、エンジンオイルを選ぶ基準は、主に「粘度」「ベースオイルの種類」「オイルのグレード」の3つです。自分でエンジンオイルを交換する場合は、これらの基準をもとに、車種や走行状況にあわせて選ぶ必要があります。

下記の記事では、エンジンオイルの選び方をくわしく解説しています。自分でエンジンオイルを交換する際はぜひご覧ください。


(3)古いエンジンオイルを処理する必要がある
エンジンオイルの交換を業者に依頼した場合、業者が適切に処理します。しかし、自分で交換した場合は、自分で適切に処理しなければいけません。

基本的に廃油処理箱を利用した場合は燃えるゴミ、エンジンオイルが染み込んだ土や砂は産業廃棄物で処理することになります。

地域によっても対応は異なるため、くわしくは各自治体の処理方法を確認しましょう。


(4)作業時間がかかる
業者に依頼するコストを抑えられる一方、自分で交換する場合は業者が交換するより時間がかかります。

業者が交換する場合、基本的には20~30分程度(大きなトラックなどは1時間程度)で作業が完了します。しかし、自分で交換する場合は、道具の準備や後片付けを含めて、1~2時間程度必要になるでしょう。

とくに初めて交換する場合は、取り扱いに不慣れな点や、不意のトラブルが起こる可能性もあるため、より時間がかかるかもしれません。エンジンオイルの種類選びや購入時間なども含めると、さらに多くの時間が必要になるでしょう。


3. エンジンオイルの交換を専門業者に依頼した場合
エンジンオイルの交換を業者に依頼する場合、自分で交換するより費用がかかる可能性があります。しかし、自分で交換する場合は準備や処理といった時間が必要になります。加えて、専門的な知識や経験が求められます。

そのため、作業に自信がない場合や、作業時間を確保できない場合は業者に依頼するのがよいでしょう。

そこで、業者に依頼するメリットと費用相場をご紹介します。


(1) エンジンオイルの交換を依頼するメリット
経験豊富なスタッフが専門的な知識をもとに適切なエンジンオイルを選び、正しい手順で交換してくれるため、エンジンの性能を最大限引き出せるのが大きなメリットです。

また、自分で交換するDIYよりエンジンに悪影響を与える可能性を抑えられ、もし交換後にトラブルが起きた場合でも業者に依頼していれば保証対象になる場合があります。

さらに、自分で交換するよりもスピーディに作業が完了し、古いエンジンオイルの処理も業者が対応するため、時間や手間を節約できます。


(2) エンジンオイルの交換の費用相場
一般的には、2,500~7,500円+工賃が交換費用の目安になります。ただし、交換するエンジンオイルの種類や量、依頼する業者によって費用は変動します。

業者ごとの費用相場は、以下の表をご覧ください。

交換場所費用相場カーディーラー4,000~10,000円程度ガソリンスタンド4,000~6,000円程度整備工場2,000~4,000円程度カー用品店1,000~2,500円程度また、オイルフィルターの交換も同時に行うと、追加で費用がかかります。


(3) 依頼する業者を選ぶときのポイント
依頼する業者は、価格の安さだけを重視せずに「知識や技術力」「信頼性」を考慮して選びましょう。価格だけで選んでしまった場合、品質やサービスに問題がある場合があります。


1.知識や技術力
エンジンオイルの交換作業は一見簡単そうに見えますが、車の性能に直結するため、専門的な知識や技術力が求められます。

知識や技術力を見極めるポイントは、保有する資格や経験年数を確認することです。これらの情報は、業者のホームページに記載されていることが多いので、そちらをチェックします。

また、質問を投げかけた際に、専門的な内容を噛み砕いて、わかりやすく回答してくれるかを基準としてもよいでしょう


2.信頼性
ほかの顧客からの口コミや評価を確認することで、その業者の技術力やサービス水準をある程度把握でき、信頼して依頼できるかを判断します。

口コミや評価は、ネット上のレビューサイトなどで確認できます


4.  エンジンオイルの交換はグーネットピットにお任せください
エンジンオイルの交換は、専門的な知識や技術、経験が必要になる作業です。また、複数の道具を準備し、使い方を理解する必要があります。

自信を持って作業できる人は、作業費用を抑えられるといったメリットもあるため、自分で交換しても問題ないでしょう。しかし、初めてオイル交換する人など作業に自信がない人は、問題が起きた場合のリスクを考慮すると業者に依頼するのをおすすめします。

グーネットピットには、専門的な知識や技術を持った経験豊富なスタッフが在籍しています。適切なエンジンオイルの選択から交換作業、使用済みエンジンオイルの処分など、一連の作業を丁寧に行いますので、業者に依頼するならグーネットピットにお任せください。

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みんなのコメント

11件
  • 葛葉恭次
    いやいやいやw

    絵を描くのは勝手だが、こんなリフトを自前で持ってるヤツなんてそうそういないわw
  • jun********
    肝心な事が抜けているな。
    オイルを抜く前にフィラーキャップを緩めるってのが。
    抜いたは良いが、オイルが入れられないって事態になる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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