フィアット初のSUV「フィアット 500X」が日本デビュー

FCAジャパンが、フィアットブランドとして初のスモールSUVである新型「フィアット 500X」を、2015年10月24日（土）より、全国のフィアット正規ディーラーにて販売開始する。

「フィアット 500X」は、「ポップスター」「ポップスタープラス」「クロスプラス」の3グレードを用意。「ポップスター」「ポップスタープラス」のFFと6速ATの組み合わせに対して、「クロスプラス」では四輪駆動と9速ATを搭載する。9速ATには専用マッピングを搭載するほか、マニュアルシーケンシャルモードへの切り替えも可能。また、レスポンスを強化したことで加速性能が向上し、ギアシフトもより円滑になった。また、四輪駆動にはリアアクスル分離機能を採用。これにより、四輪駆動が不要の走行状況ではエネルギーロスが低減され、燃費向上に貢献する。

エクステリアには、新たなアレンジが加えられ躍動的に。また、インテリアのスイッチ類は、使い勝手を考えてすべて運転席に向けてグループ別に配置している。ステアリングホイールにはチルト・テレスコピック機構、地上からの高さを669mmに抑えたヒップポイント（クロスプラスは697mm）、ラップアラウンドシートなどを備える。さらに、走行状況や路面のコンディションに応じて３つの走行モードから選択できる「ドライブムードセレクター」を標準搭載する。

エンジンは1.4Lマルチエアーターボエンジン。「ポップスター」と「ポップスタープラス」では最高出力103kW（140ps）/5000rpm、最大トルク230Nm（23.5kgm）/1750rpmを発揮する。また「クロスプラス」は最高出力125kW（170ps）/5500rpm、最大トルク250Nm（25.5kgm）/2500rpmというさらに高いパフォーマンスを発揮する。

新型フィアット 500XはFCAとして最新のアクティブセーフティおよびパッシブセーフティシステムを装備。全グレードとも、７個のエアバッグとESC、コーナリングフロントフォグランプが標準装備される。さらにグレードに応じて、前面衝突警報やレーンデパーチャーウォーニングなどが搭載される。

価格は「ポップスター」が286万2000円、「ポップスタープラス」が307万8000円、「クロスプラス」が334万8000円。