現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「今、乗っていると目立つ名車たち」2ndホンダ・プレリュードのノーズはフェラーリ308より低かったという事実、知っていましたか!?

ここから本文です

「今、乗っていると目立つ名車たち」2ndホンダ・プレリュードのノーズはフェラーリ308より低かったという事実、知っていましたか!?

掲載 更新 70
「今、乗っていると目立つ名車たち」2ndホンダ・プレリュードのノーズはフェラーリ308より低かったという事実、知っていましたか!?

 プレリュードの人気は、一過性ではない。ガッチリと大地に根をおろし、ゆるぎない支持を得ている。人気の秘密は、「低く安定したプロポーション」と、「BMWのような高質感」にあると思っている。端的に表現すれば「高級なブランドもの」、そんな雰囲気を全身で発散しているのだ。

 そのプレリュードに強力なモデルが追加された。2リッターツインカム16Vを積み込んだ2.0Siである。これまでプレリュードには、1.8リッターのSOHCしかなかった。トップ人気のスペシャルティカーとして、より上級のエンジンを求められていたことは確かだ。それは強力な走りがほしいというよりも、もっと贅沢で豊かなモデルに憧れる……というニュアンスが強かった。

「名車購入ミニガイド付き」圧倒的な速さと品質。NSXは世界のスーパースポーツに衝撃を与えた!

さすがホンダ! 絶品のエンジン。足回りは洗練、大人感覚

 新搭載の2リッターツインカム16Vは、160ps/6300rpm、19.0kgm/5000rpmのパワーとトルクを発揮する。
 タコメーターのレッドゾーンは6500rpm、そこまで文字どおり、何のストレスもなく回り切る。レッドゾーンを無視して引っ張っても7000rpmでカット装置が作動するまで、すんなり回り続ける。しかもトップエンドまで強力なパワーが持続する。
 95mmという長いストロークを持ちながら、ここまで気分よく、パワフルに回る。さすがホンダというべきか。この高速性能のうえに、低速性能にもとても優れたエンジンなのだ。文句なしである。

 ハンドリングは、従来のプレリュードとはかなり違う。新しいSiは、従来の「水すまし」のようなキビキビ感が適度に抑えられ、「しっとりした軽快さ」に変わった。いわば大人のハンドリングになったのである。
 高速道路での直進安定性は、明らかによくなっている。凹凸のある不整路面に出会うと、微妙にふらつくような感じはすっかりなくなった。リラックスして、クルマまかせで走っていられるようになった。
 コーナリング能力もOKサインが出せる。タイトコーナーを攻め込んだときは、もうひと息、フロントのグリップ能力が高ければ……と思うこともある。しかし160psハイパワーを、無難に支えている、といっていい。急発進にもトライしたが、挙動は安定していた。

 乗り心地は、良路では非常にいい。小さな突起や、なめらかな凹凸は、4輪がしなやかに追従して、ボディをほぼフラットに保つ。いい感じの乗り心地/乗り味は、とても洗練され、上質だ。
 ただし、強めの段差や突起、あるいはヒビ割れた舗装路などの、悪条件の路面になると、乗り心地はあまりよくない。強めのショックを伝えてくる。
 プレリュード2.0Siは、魅力的なクルマだ。スペシャルティ度とブランド性が、確実に跳ね上がった。(カー・アンド・ドライバー:1985年8月26日号掲載)

2ndプレリュード購入ガイド

 2ndプレリュード(E-AB/BA1型)は1982年11月デビュー。当初は、ツインキャブレター仕様の1.8リッターシングルカム(125ps)のみだったが、85年2月に2リッターツインカム(160ps)を積むSiを追加。魅惑的なスタイリング、サンルーフ標準の充実装備、そしてシャープなハンドリングで高い人気を誇った。欠品パーツが多い影響か市場に出回っている台数は少なめ。とくにSiは少数派。1.8リッターモデルが最近150~200万円で取り引きされていた。

こんな記事も読まれています

「永遠に有料…?」 とっくに無料化されている“はず”の道路たち なぜまだお金とるの?
「永遠に有料…?」 とっくに無料化されている“はず”の道路たち なぜまだお金とるの?
乗りものニュース
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
くるまのニュース
結局さぁ……日産[GT-R] とヒョンデ[IONIQ5 N]って結局どっちが良いの??
結局さぁ……日産[GT-R] とヒョンデ[IONIQ5 N]って結局どっちが良いの??
ベストカーWeb
直6のMシリーズが欲しいならE34型「M5」が狙い目! BMWのヤングタイマーで最高の1台を600万円で手に入れられる!?
直6のMシリーズが欲しいならE34型「M5」が狙い目! BMWのヤングタイマーで最高の1台を600万円で手に入れられる!?
Auto Messe Web
【このAMGゲレヴァーなんぼ?】V12を搭載したゲレンデヴァーゲン 生産台数わずか5台の「メルセデス G63 AMG V12」の価格は?
【このAMGゲレヴァーなんぼ?】V12を搭載したゲレンデヴァーゲン 生産台数わずか5台の「メルセデス G63 AMG V12」の価格は?
AutoBild Japan
トヨタ、2025年のWRC参戦体制を発表。勝田貴元含む4名のフルタイムドライバーを揃え全タイトル獲得目指す
トヨタ、2025年のWRC参戦体制を発表。勝田貴元含む4名のフルタイムドライバーを揃え全タイトル獲得目指す
motorsport.com 日本版
【屋根開き版が追加】メルセデスAMG CLE 53 4マティック+ カブリオレ 一年中快適に楽しめる装備も充実
【屋根開き版が追加】メルセデスAMG CLE 53 4マティック+ カブリオレ 一年中快適に楽しめる装備も充実
AUTOCAR JAPAN
オイルクーラー用Oリングやブラックメッシュホースなど、HKSからオイルクーラー補修パーツ各種が発売
オイルクーラー用Oリングやブラックメッシュホースなど、HKSからオイルクーラー補修パーツ各種が発売
レスポンス
レクサス「新型“7人乗り”SUV」発表に反響多数! 「イカつカッコイイ」「欲しい」 全長5.1mで3.5リッター「V6」搭載! 後席めちゃ広い「スポーティ3列車」 米で登場
レクサス「新型“7人乗り”SUV」発表に反響多数! 「イカつカッコイイ」「欲しい」 全長5.1mで3.5リッター「V6」搭載! 後席めちゃ広い「スポーティ3列車」 米で登場
くるまのニュース
ローソン予選15番手「とにかくグリップがなくて苦労したが、それは言い訳にはならない」:RB/F1第22戦
ローソン予選15番手「とにかくグリップがなくて苦労したが、それは言い訳にはならない」:RB/F1第22戦
AUTOSPORT web
2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(1)
2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(1)
AUTOSPORT web
2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
2024年F1第22戦ラスベガスGP予選トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
AUTOSPORT web
クルマのヘッドライト「何時に点灯」させればいい? 「オートライト義務化」されるも過信はNG! 「秋冬の早め点灯」大事な理由とは
クルマのヘッドライト「何時に点灯」させればいい? 「オートライト義務化」されるも過信はNG! 「秋冬の早め点灯」大事な理由とは
くるまのニュース
角田裕毅と好バトルの末8位フィニッシュのヒュルケンベルグ「ピットストップのタイミングを少しずらしたのがうまく機能した」
角田裕毅と好バトルの末8位フィニッシュのヒュルケンベルグ「ピットストップのタイミングを少しずらしたのがうまく機能した」
motorsport.com 日本版
中古車バブル崩壊……その時あなたは何を買う!? 絶版国産[スポーツカー]ほしいランキング
中古車バブル崩壊……その時あなたは何を買う!? 絶版国産[スポーツカー]ほしいランキング
ベストカーWeb
BMW初代「M3」に24年! マフラーはE46 325i用をベースに自分で溶接して製作…トヨタ「スターレット」から乗り換えて何が違った?
BMW初代「M3」に24年! マフラーはE46 325i用をベースに自分で溶接して製作…トヨタ「スターレット」から乗り換えて何が違った?
Auto Messe Web
ドラマ連発!エバンス/マーティン組が日本戦でニ連覇、TOYOTAも大逆転でのシリーズ四連覇獲得に「トヨタ(豊田)」が湧いた!!【WRC最終戦ラリージャパン】
ドラマ連発!エバンス/マーティン組が日本戦でニ連覇、TOYOTAも大逆転でのシリーズ四連覇獲得に「トヨタ(豊田)」が湧いた!!【WRC最終戦ラリージャパン】
Webモーターマガジン
BMWが新型「3シリーズ セダン/ツーリング」を発売! PHEVモデルは航続距離がさらに向上。【新車ニュース】
BMWが新型「3シリーズ セダン/ツーリング」を発売! PHEVモデルは航続距離がさらに向上。【新車ニュース】
くるくら

みんなのコメント

70件
  • あの頃のホンダは最高でしたね!あの頃は!!
  • Siはモデル末期に追加されたから少ないだろうね。3代目ならSiも多い。
    でもこの頃はまだキャブレターモデルが残っていたんだよね、時代を感じます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.3249.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.0399.0万円

中古車を検索
プレリュードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.3249.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.0399.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村