現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ「ヴィッツ」vsホンダ「フィット」 永遠のライバルをいま、買うならどっち?

ここから本文です

トヨタ「ヴィッツ」vsホンダ「フィット」 永遠のライバルをいま、買うならどっち?

掲載 更新
トヨタ「ヴィッツ」vsホンダ「フィット」 永遠のライバルをいま、買うならどっち?

 トヨタ「ヴィッツ」とホンダ「フィット」は、2000年前後に初代が登場したコンパクトカーです。ともに日本のコンパクトカー市場をけん引するクルマですが、いま選ぶべきモデルはどちらなのでしょうか。

トヨタ・ヴィッツ トヨタ・ヴィッツは、「スターレット」の事実上の後継車として1999年に登場。コンパクトカーながら室内空間の広さや衝突安全性能、環境性能など、従来のコンパクトカーにはない高い水準の完成度でライバルを圧倒、「コンパクトカー=安いクルマ」の既成概念を打ち砕いた大ヒットモデルです。

ホンダが小型車復権へ本気! 新型「フィット」2019年10月発表を社長が公表! その狙いとは

 現在は3代目となりますが、初代からのコンセプトを維持し、安定した人気を獲得しています。

 ホンダ・フィットは、「ロゴ」の後継車として2001年に登場。フィットもまたコンパクトカーらしからぬ上質さや広い室内空間、使い勝手の高い荷室、そして優れた環境性能、加えてリーズナブルな車体価格でデビュー。

 2002年には、登録車の販売台数で長年トップだったトヨタ「カローラ」を抜いてナンバーワンに躍り出るほどのヒットを記録。こちらも現行モデルで3代目となっています。

 ボディサイズを比較してみましょう。ヴィッツは全長3945mm×全幅1695mm×全高1500mm(4WD車は全高1530mm)、フィットは全長3990mm×全幅1695mm×全高1525mm(一部グレードは全長4045mm、全高1500mm)で、フィットの方がヴィッツよりもボディサイズが若干上回っていますが、ヴィッツよりも全長が長い分、スポーティな印象を受けます。

 室内寸法は、ヴィッツが室内長1920mm×室内幅1390mm×室内高1250mm(ハイブリッドは室内高1240mm)、フィットが室内長1935mm×室内幅1450mm×室内高1280mm。フィットの方がボディ全長が長いぶん室内長も長いのですが、室内高もヴィッツよりも最大40mm高いのには驚きです。居住性に関しては、フィットの方がヴィッツをリードしています。

走りか燃費か、はたまた駆動方式か ヴィッツのパワートレインは、1リッター直列3気筒、1.3リッター直列4気筒、1.5リッター直列4気筒ハイブリッドの3種類が用意されます。

 1.0リッターは69馬力、燃費は21.6km/Lから24.0km/Lです。

 1.3リッターは2WD車が99馬力、4WD車は95馬力となり、燃費は18.0km/Lから25.0km/Lです。

 1.5リッターハイブリッドは74馬力/111Nmのエンジンに61馬力/169Nmのモーターを組み合わせ、燃費は34.4km/Lとなります。

 スポーツグレードのGR SPORT “GR”では、109馬力(5速MT)を発生する1.5リッター直列4気筒エンジン搭載で燃費は非公表、GR SPORTの1.5リッターモデルは同じスペックのエンジンを搭載し、燃費は19.6km/L(CVT)、17.2km/L(5速MT)。1.5リッターハイブリッドモデルは標準モデルと同様のエンジンスペックと燃費となります。

 対するフィットです。一般グレードには1.3リッター直列4気筒、1.5リッター直列4気筒、1.5リッター直列4気筒ハイブリッドの3種類になります。

 1.3リッターは100馬力で、燃費は仕様により20.2km/Lから24.6km/Lになります。

 1.5リッターは132馬力で、燃費は19.4km/Lから22.2km/Lです。

 1.5リッターハイブリッドは110馬力のエンジンと、電気モーター29.5馬力のモーターを組み合わせます。燃費は28.0km/Lから37.2km/Lです。

 スポーツグレードのRSは132馬力/155Nmを発生する1.5リッターを搭載、燃費は19.2km/L(6速MT)と21.0km/L(CVT)となります。

 こう見ると、ヴィッツもフィットも幅広いラインナップを揃えています。しかし数値で比べてみると、ヴィッツよりもフィットの方がエンジンパワーや燃費性能で上回っています。またハイブリッドモデルは、ヴィッツはFFのみなのに対し、フィットは4WDも用意。より幅広い地域で多様なニーズに応えられます。

安全機能で選ぶならヴィッツとフィット、どっち?両車の運転支援機能を比べてみましょう。

ホンダ・フィット ヴィッツに装備されるおもな予防安全機能は、被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警告などが装備されています。

 経済産業省が設定している安全運転サポート車の区分では、最高ランクの「サポカーS ワイド」に区分されます(一部グレード)。

 フィットに搭載されるおもな予防安全機能は、被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置のみになります。サポート車区分では中ランクの「サポカーS ベーシック+」に該当します(一部グレード)。

 もちろん上記以外にも、坂道発進時のヒルスタートアシストや、先行車発進警告などさまざまな機能が備わっていますが、安全機能については、ヴィッツの方が多くの機能を搭載しています。

 両車とも排気量やグレード設定などが似ていて、価格もおおよそ140万円から250万円ほどとなっています。

 安全性能を取るならヴィッツ、走行性能と快適性を取るならフィットという印象です。しかし、どちらにも相手に引けを取らない魅力が込められているのもまた事実といえます。

こんな記事も読まれています

GAINER TANAX Zが岡山で待望のシェイクダウン。ドライバーふたりもポテンシャルに手ごたえ
GAINER TANAX Zが岡山で待望のシェイクダウン。ドライバーふたりもポテンシャルに手ごたえ
AUTOSPORT web
もう[ハリアー]超えやん!! 日本の[ヤリス]にも採用してよ!! 欧州仕様のエアコン機能が神すぎる
もう[ハリアー]超えやん!! 日本の[ヤリス]にも採用してよ!! 欧州仕様のエアコン機能が神すぎる
ベストカーWeb
中上貴晶が語るテストチームとのズレ。ホンダRC213Vの現状は「問題が多過ぎる。データ解析しても表れない」
中上貴晶が語るテストチームとのズレ。ホンダRC213Vの現状は「問題が多過ぎる。データ解析しても表れない」
AUTOSPORT web
いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?
いよいよランクル250の販売がスタート!どんなモデルがライバルになる?
グーネット
プリウスオーナーにおすすめ!鋭角のフロントガラスにフィットする内窓専用ワイパー カーメイト
プリウスオーナーにおすすめ!鋭角のフロントガラスにフィットする内窓専用ワイパー カーメイト
グーネット
ジープ 限定車「コマンダー オーバーランド」発売 ブラウン内装がプレミアムな室内空間を演出
ジープ 限定車「コマンダー オーバーランド」発売 ブラウン内装がプレミアムな室内空間を演出
グーネット
レンジローバーイヴォーク 2025年モデル受注開始!PHEV車を中心に価格を見直し
レンジローバーイヴォーク 2025年モデル受注開始!PHEV車を中心に価格を見直し
グーネット
ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!
ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!
ベストカーWeb
昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
ベストカーWeb
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
ベストカーWeb
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
Auto Messe Web
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
motorsport.com 日本版
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
カー・アンド・ドライバー
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
グーネット
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
グーネット
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
グーネット
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
AUTOCAR JAPAN
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

118.2194.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.0338.6万円

中古車を検索
ヴィッツの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

118.2194.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.0338.6万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村