6月1日、WRC世界ラリー選手権第6戦『ラリー・イタリア・サルディニア』のデイ1が行われた。ラリーの拠点となるオルビアの郊外で、現地18時過ぎから実施されたオープニングステージのスーパーSSでは、シェイクダウンに続きヒョンデ・シェル・モビスWRTのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヒョンデi20 Nラリー1)が最速タイムをマーク。日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)はコンマ9秒差の4番手につけた。
道幅の狭いステージを高速で駆け抜けていく、難易度の高いグラベル(未舗装路)ラリーとして知られるラリー・イタリア・サルディニアが開幕。競技初日となった1日(木)は午前中にシェイクダウンが行われた後、夕方からはこの日唯一のステージとなるSS1がオルビアの街で実施された。
【順位結果】2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア SS1後
グラベルとターマック(舗装路)の“ミックスサーフェス”ステージとなった全長3.20kmのSS1では、ラッピ駆るヒョンデi20 Nラリー1が2分24秒9で全体最速に。2022年大会ウイナーであるオット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1)のタイムをコンマ2秒上回り初日首位につけている。
第4戦クロアチアと第5戦ポルトガルで表彰台を獲得し、このサルディニアでは3戦連続のポディウム・フィニッシュを狙うラッピは好スタートを切った後、初日のスーパーSSについて「楽しかった」と笑顔で振り返った。
「ここは充分なスペースがあるし、クルマで遊ぶことができる」
「グラベルの上では完全に横向きになって、滑りやすい路面でアクセルから足を離さずに踏み続けるんだ」
午前中のシェイクダウンで僚友のラッピに次ぐ2番手となったティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)は、タナクを間に挟みトップと0.5秒差の3番手でSS1をフィニッシュ。そこからコンマ4秒遅れて勝田が続き、前戦ポルトガルで今季初勝利を挙げたカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が5番手に。トップとは1.2秒差だ。
サルディニアで過去4度優勝を飾っているセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)は“現王者”とコンマ1秒差の6番手。以下、ダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)、エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)、ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)が僅差で続き、トップ10リザルトの最後にはWRC2クラスで初日のラリーリーダーとなったオリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)がつけた。
本格的なグラベルラリーが始まる2日(金)のデイ2は、サービスパークが置かれるオルビアを中心に3本のステージを各2回走行する。そのうちミッドデイサービスの直前に行われるSS4と、一日の最後に予定される再走ステージのSS7“モンテ・レルノ~サ・コンチェッダ”は今季最長49.90kmにもおよぶ超ロングステージとなっている。SS2~7の合計距離は138.04kmでこちらも今大会最長。リエゾン(移動区間)を含めた一日の総走行距離は347.38kmに上る。
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