10月18日に発表されたばかりの最新の図柄入りナンバープレートも展示される
まもなく開幕する東京モーターショー2019、当初は海外ブランドの出展が減ったというネガ要素が報じられることも多かったのですが、会場が複数に分散したことを逆に利用してお台場エリアを一大カーアミューズメント空間としてしまおう、という試みが過去にないモーターショーとして注目を集めています。そして、モーターショーに出展しているのは自動車メーカーだけではありません。サプライヤー(部品メーカー)も参加していますし、各種団体もブースを出す予定となっています。
その中で、是非とも見ておきたいのが、一般社団法人全国自動車標板協議会のブースでしょう。そこでは「ナンバープレート展」と銘打ち、すべての図柄入りナンバープレートが一堂に会するというのです。
地方版図柄入りナンバープレートは、国土交通省が進める、“走る広告塔”としてナンバープレートを利用しようというアイデア。2018年10月より地域の風景や観光資源を図柄にしたナンバープレートが登場しています。10月18日には新たに17地域の地方版図柄入りナンバープレートが発表されています(交付は2020年5月頃)。
すでに41地域の図柄入りナンバープレートがありますから、今回の追加により全58種類に増えるというわけです。そして、東京モーターショー2019での「ナンバープレート展」では、そのすべてを見ることができるのです。追加された図柄入りナンバープレートの交付はまだ先ですから、すべての「地方版図柄入りナンバープレート」を見ることができるのは、東京モーターショーでの「ナンバープレート展」だけというわけです。
日本のナンバープレートは無機質でつまらない、と思っているユーザーも少なくないかもしれませんが、なんと58種類もの図柄入りナンバープレートが用意されているのです。ナンバープレートから、それぞれの地方の特色を知るのも一興といえそうです。
また、話題の「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」や、来年に迫った、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」も展示。そのほか、ナンバープレートに関するトピックスも紹介されるということです。
「ナンバープレート展」が開催される場所は、東京ビッグサイト西3ホール(小間番号W3501)になります。西ホールに行った際には、1階のメーカーブースだけでなく、エスカレーターで4階に上がって、ナンバープレート展にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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