現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 懐かしの「カンガルーバー」はメチャ進化していた! 今、後付け「ガード系」アイテムのブームがキテる

ここから本文です

懐かしの「カンガルーバー」はメチャ進化していた! 今、後付け「ガード系」アイテムのブームがキテる

掲載 更新 81
懐かしの「カンガルーバー」はメチャ進化していた! 今、後付け「ガード系」アイテムのブームがキテる

機能性はもちろんSUVとしての存在感も高まる!

 SUVや4WDをよりワイルドなルックスに仕上げるために有効なのが、ガード系アイテムの追加だ。各アフターパーツメーカーからは、オフロード走行時における愛車へのダメージを低減するプロテクト効果の高いものから、街乗りでの実用性やフィッティングを優先したルックス重視のものまで、さまざまなアイテムがラインアップされている。今回はパート別にどんなアイテムがあるのか紹介しよう。

記録より記憶に残る「いすゞのヨンク」! バブルの申し子「ミュー」がトレンディ過ぎた

フロント系

 かつてのRVブームで大ヒットしたグリルガード(ブルバー、カンガルーバーとも呼ばれる)は、フロントまわりを保護するアイテム。スチール製やステンレス製のパイプ形状のガードが一般的。走行中にカンガルーや鹿などの動物が飛び出して接触した場合に、クルマに大きなダメージがおよばないように設計・製造されている。

 また、クロカン系ユーザーに支持されるウインチバンパー(スチール製のバンパー交換式が一般的)は、電動ウインチの装着が可能だ。ウインチバンパーはグリルガードのようにフロントフェイスを保護するガード付きのモデルが多いが、センター部分だけにガードがついたモノやバンパーだけのモノなども多く存在する。とくにARBバンパーは、絶大な人気を誇り、世界中にファンが多い。対応車種も多くラインアップも豊富だ。

 フロントのガード系のインストールは、それだけで四駆らしさがグンとアップするので視覚的にも効果的な手法だ。しかしスタイリッシュなSUVが流行し、無骨なガードが似合うクルマがなくなってきたことや、クルマの構造上取り付けができないなどの問題があることも事実。しかし、「やっぱり付けたい!」と思う四駆オーナーもいるだろう。でもご安心を! 最近は低い位置だけをガードするものや軽量な樹脂製のアイテムが登場している。

 ステンレス性のチューブバーとプレートで構成される「JAOSフロントスキッドバー」は強靭さとスタイリッシュなルックスを兼ね揃えているので、街乗り主体のクルマにもバランスよくフィット。手軽にワイルドなフロントビューを手にいれることができる。

 なんと、フロントガード付きウインチ対応バンパーの樹脂版(PE製)も存在する。ARBのスマートバー・シリーズは金属製と比較して、軽量性、柔軟性や弾力性に優れており、プロテクト性能もしっかりと担保されている。まさに新世代型の本格派フロントガードといえるだろう。

 また、ARBからはよりスマートさに磨きをかけたウインチ対応バンパーもリリースされている。ヘッドライト&フロントグリルのガードがないタイプだが、ワイルド&タフネスを実現した硬派なバンパーだ。

 日本のアフターパーツメーカーからも樹脂製(FRP製)のワイルドなプロテクションアイテムがリリースされている。ロードハウスの「KADDIS ファイバープロテクション」は80φの極太のパイプまでFRP製という拘りの逸品。好みのカラーに塗装して、塗り分けなどで個性を演出できるという利点もカスタマイズ派にはうれしい。

リヤ系

 リヤバンパーは、激しい凹凸を走行した際に地面や岩に引っ掛けてしまうことが多々ある。そのため、プロテクトするというよりもデパーチャーアングルを確保できる、ボリュームがないスチール製バンパーに交換するオフローダーが多い。また、背面タイヤ、ジェリ缶などを搭載可能な機能性とガード性能を両立させたリヤバンパーも存在する。

 フロントでも紹介したJAOSのスキッドバー・シリーズは、リヤ用もラインアップしている。「JAOS リヤスキッドバー」は、後退時にヒットしやすい純正バンパーを保護できるアイテム。ワイルド感の演出にも効果的で、フロントとセットでインストールすればこれだけでかなり印象が変わるはずだ。

サイド系

 ロックセクションや凹凸の激しいモーグルではサイドをヒットしやすい。サイドシルガードはその名の通り、サイドシル(左右のドアの真下、ボディ両サイドを構成するフレーム)を保護するためのアイテム。サイドシル部を金属製のプレートで覆って保護するものが一般的で、ロックスライダーと呼ばれるより強靭なガードも存在する。サイドシルを保護するという目的は一緒だが、激しくロックセクションを攻めるオフローダー向け。サイドステップのような形状だが、岩(ロック)でサイドシルが引っかかって動けなくなるのを防ぐために、スキッド性に優れた形状となっている。見た目もかなりスパルタンだ。

 とはいえ、サイドステップの機能も捨てがたいという人も多いはず。「ARB サミットサイドレール・プロテクションサイドステップ」はステップ機能を保持しつつ、本体をフレームに固定することでサイドシルをガードすることが可能だ。フロントフェンダーをプロテクトするサイドレール付きや、車種によってはサイドレール無し(プロテクションステップのみ)の設定もある。

下まわり系

 オフローディング時にヒットしやすいのが下まわり。取付位置の関係でドレスアップ効果はやや劣るが、オフローダーにとっては重要なアイテムだ。エンジンのオイルパンを保護するものや、燃料タンク、デフ、トランスミッション、アーム、ショックなど……。各アフターパーツメーカーから目的別・車種別にラインアップされている。アルミニウム合金やジュラルミン製が一般的で、純正交換or追加装着となる。写真の「ARB アンダーヴィークルプロテクション」は3分割式でフロントの下まわりから中央部にかけてガッチリガードする。

ライトガード系

 ヘッドライトやウインカー、テールライトなどを保護するライトガード系のアイテムは四駆らしさを高める目的としてもオススメ。メルセデス・ベンツのGクラスに純正採用されていた格子状の金属製や同じような形状の樹脂製から、スマホのカバーのようなクリア系の樹脂製カバータイプ等などさまざまだ。

まとめ:硬派な四駆カスタムは海外や競技車両からも学べ!

 四駆は過酷な環境で使用される頼もしいクルマであり、海外ではワークホースとして私たち日本人には想像できないほどに酷使されているクルマもある。そのクルマの使用目的から車両や乗員を守るため、たくさんのガード系アイテムが存在する。例えば、立木や横転からAピラーやフロントウインドウを守るアウターロールケージや、フェンダー部分をガードするアイテムなど。

 インターネットで海外の働く四駆や競技車両をリサーチしてみてはいかがだろうか。同じパーツは入手できなくても愛車カスタムのコンセプト作りに役に立つはずだ。

取材協力フレックスドリーム https://www.flexdream.jpフレックスドリーム ARB事業部 https://www.arb4x4.jp/ジャオス https://www.jaos.co.jpロードハウス https://roadhouse.co.jp

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
VAGUE
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
レスポンス
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
motorsport.com 日本版
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
ベストカーWeb
「六本木のカローラ」を乗り継ぎ4台目!…BMW「3シリーズ」が自宅ガレージにあるのが普通という親子の現在の「E30」の経歴が凄かった!!
「六本木のカローラ」を乗り継ぎ4台目!…BMW「3シリーズ」が自宅ガレージにあるのが普通という親子の現在の「E30」の経歴が凄かった!!
Auto Messe Web
【クシタニ】による「クシタニの防寒グッズまとめ」!これで寒さを乗り切れる!
【クシタニ】による「クシタニの防寒グッズまとめ」!これで寒さを乗り切れる!
モーサイ
【写真蔵】「Jeep」ブランド初の100%電気自動車は、レネゲードよりもコンパクトな「アベンジャー」
【写真蔵】「Jeep」ブランド初の100%電気自動車は、レネゲードよりもコンパクトな「アベンジャー」
Webモーターマガジン
今季最悪の路面が今季最高のスペクタクルを生む? F1ラスベガスGP、タイヤの“グレイニング”を抑えることが鍵に
今季最悪の路面が今季最高のスペクタクルを生む? F1ラスベガスGP、タイヤの“グレイニング”を抑えることが鍵に
motorsport.com 日本版
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
THE EV TIMES
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
レスポンス
新しいF1レースディレクター、ドライバーたちは好印象「これまでで最高のドライバーズブリーフィングだった」
新しいF1レースディレクター、ドライバーたちは好印象「これまでで最高のドライバーズブリーフィングだった」
motorsport.com 日本版
ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
AUTOSPORT web
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
バイクのニュース
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
くるまのニュース
初日最速のハミルトン「なぜトップに立てたのか分からない」メルセデス/F1第22戦
初日最速のハミルトン「なぜトップに立てたのか分からない」メルセデス/F1第22戦
AUTOSPORT web
これでヤリクロ&ヴェゼルを撃墜! 日産キックスは豪華になって2025年登場か!?
これでヤリクロ&ヴェゼルを撃墜! 日産キックスは豪華になって2025年登場か!?
ベストカーWeb
三菱「デリカD:5」をファミリーカーとしてギリギリカスタム! 1.5インチのさりげないリフトアップに「オープンカントリーR/T」がベストマッチ
三菱「デリカD:5」をファミリーカーとしてギリギリカスタム! 1.5インチのさりげないリフトアップに「オープンカントリーR/T」がベストマッチ
Auto Messe Web
2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

81件
  • メーカーの歩行者保護の努力が台無しですね。
    それ、今の日本で要る?
  • カンガルーのいない日本では完全なお飾りだろ

    …と思ってたあの頃。日本にはカンガルーはいないけど夜道には鹿がいた
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村